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※社会人×社会人の現代パロ、裏注意









誰しも怖いもんだ、まだ見ぬ先の手探りは。
言い訳を並べって、守るだけが人生じゃない









「だろ、銀時?」

「あー…何の話?」

膝枕で寝ていた銀時が目を開けて答える。
ずっと髪をいじったり頭を撫でたりしていたおかげか、寝られなくても機嫌は良いらしい。
寝返りを打って、腰に抱きついてきた。




「もっと撫でろよ。」

「んだよ、そんなに気に入ったのか。」

「俺はこういうのが好きって知っててやってんだろ。」

「ま、それもそうだがなァ。」

クスクスと笑いながらも、素直に甘えてくる銀時に高杉も機嫌は良かった。
なので銀時の命令どおり、髪を指で梳いては項にも触れる。




(ここまでやりゃ、)

あともう3発ぐらいはいけるか。
正直、性器近くで顔を埋めてくる銀時に興奮してきている。




「で、何の話だっけ?」

「さて、何だったか。」

「俺が悩んでるって話?」

「きっちり捉えてんじゃねェか。」

「さすがだろ?
意外とわかってっから。」

何年の付き合いだと思ってんだよ、と銀時はボソボソ呟く。
それでいて猫のようにゴロゴロ甘えてくるのだから、これは脈ありと考えて良いだろう。

銀時が軽く羽織っていた浴衣の隙間から、手を忍ばせて肌に触れていく。
それに銀時は気付いたらしい。
ゆっくりと仰向けになって、視線を合わせてきた。
下着を履いていない浴衣の裾から、勃ち上がりつつある亀頭が、ブルンと顔を出す。




(何年、か)

そうだ。
コイツとの付き合いはもう長い。
学生の頃からずっと一緒に馬鹿やって、馬鹿みたいに求めて拗れて、こんな関係になってしまった。

それは『恋人』ではなく『信頼できる人』として。
体を求めても、コイツなら大丈夫。
受け止めてくれる。
その理由のない心地の良さから、ここまでズルズルと関係が続いていた。
現に今も、どちらかが我慢できなくなったら、2人で宿をとって好きなように過ごす。
性交だけでなく、飲み会や温泉、昼寝など、好き放題。
この空間が気持ちいいのだ。




「ん……っ」

「触っただけでもう復活か。」

「うるさい…お前だって俺の頭にすり付けんな。」

「すり寄ってんのはテメェだろ。」

「何発やったら気が済むんだよ。」

「お互いにな。
おら、ちゃんと奉仕しろよ。」

太股を上下に揺らして銀時の頭を揺らせば、怠そうにしながらも寝返りを打つ。
そして股に顔を埋めると、浴衣の帯を外して浴衣の奥へ奥へと進んでいった。




「さっきも舐めたのに…。」

「悪ィな、盛りが自重しねェで。」

銀時は浴衣の隙間から性器を取り出す。
少し照れ臭そうにしながらも、口に咥えて奉仕を始めた。

ここまで口淫を教えたのは、なんていちいち覚えてない。
確か最初は俺がやって、そのうち銀時が真似をし始めて、の繰り返しで今やテクニックは見事なものとなっていた。
銀時に舐められるのは気持ちいい、それは認める。




(そう、その調子だ)

ちゃんと口淫で奉仕をした礼に、腰を揺らして銀時の口淫に動きを合わせる。
まるで中に入れた時のような、生暖かい感触。




「んー…。」

「…もういい、早く入れろ。」

「…うわ、事だけ早く済まそうなんざ最低だな。」

「焦らしで泣かされてェなら話は別だが。」

「適度って言葉を知らねーのかよ。」

「素直に喘がせても足りねェって顔をする馬鹿はどこの誰だかなァ。」

「さぁね。」

銀時はニヤニヤと笑いながら、高杉の体を跨ぐ。
そして自分の孔に入れようと銀時が性器を握ったところで、止まれと言ってみた。




(このまま挿れられんのはな、)

些か腑に落ちない。
何故ならこの空間は俺が支配してる。
口淫は認めるが、主導権はあくまで俺だ。
それをわかれと言わんばかりに口付けると、銀時も目を閉じてゆっくりと応える。




「ン…あんま、がっつくなよ。」

「それは、テメェの顔次第だな。」

浴衣を脱がし、銀時の腰を掴んでゆっくり挿入する。
快感に喜んでいるのか、銀時の性器は天を向いたまま、震えながら先走りを垂らしていた。

銀時が気持ちいいと感じて喘げば、中も締まってお互いが気持ちよくなれる。
いい所に当たる度に体を反らす銀時は、艶かしく美しい。




「ぁっ…あ!
またっ…奥までっ…あっあんっ」

「好きだろ、ここが。」

「んんっあっぁん!」

「もっと狂っちまえよ。」

そう囁くと、銀時は喘ぎながら射精する。
腰を揺らしながら射精するのは、まだまだ足りない証拠。
快感に敏感になっているはずなのに、自分で良いところを当てようとするその姿は、まさに淫乱。
また声を聞かせてやれば、喜んで達してしまうのだろう。
そんな銀時の体を抱き締めながら、更に深く腰を繋げた。




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