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※銀♀、裏注意








たまにはのんびり、夜空を眺めながら待ち合わせてさ。
リア充らしく触れ合って調子にのっていたい。
だって人肌恋しい季節だもの。




「もう…くすぐったい。」

「少しぐらい良いだろ。」

「だけどさぁ、」

「文句言うなよ、ほら。」

「ひゃ…ッッ」

突然、後ろから高杉の手が首に当てられる。
その冷たさに全身を強張らせた銀時は、後ろを振り返ってムッと頬を膨らませる。




「あったけェ。」

「ああぁああもう寒い冷たいっっ
オメーの手は冷凍手羽先か!!」

「口はうるせぇな。」

そう言って、流れるように唇を塞がれる。
高杉がちゅっと吸えば、負けじと銀時も吸っての繰り返し。
辺りには静かな吸い付きの音が響いた。

こういうのは悪くない。
むしろ好き。
愛撫へ向かうような熱い触り合いから、痺れるような快感が始まるから。




「ん…ン……んっ」

口付けをしながら、銀時は前を向いて、高杉と対面する。
そしてお互いの目線を合わせてから熱を確認した後、貪るような大人の口付けが始まる。
ここが外で、繁華街の真ん中というのを忘れて。
周りなど気にせず、そのまま舌を絡ませた。




「はぁ……ん。」

「…さて、今宵はどう愛してやろうか。」

「ん…っ」

「なァ銀時…。」

そう呟く声に、体の芯から熱くなる。
寒くて仕方なかった体が、早く触られたいと言うように疼き始めた。




「場所は…?」

「用意してある。」

「…寒くないよね。」

「野暮なこと気にすんな。
んなの暖房完備に決まってる。」

「そ…っか、」

「何だ、期待外れだったか。」

「いや違くて、」

確かに暖かいところに行きたいけど。




「早く…あっためて。」

俺はこの体温で温められたいから。
ぎゅっと抱きつくとじんわり感じられる高杉の温度。
冷たい手とは違って、体は温かい。
この人肌に、直に触れたいのだ。

外気の冷たさを避けるように、高杉の胸へ顔を埋める。
熱い夜が始まれば寒さなんて何のその。
今ここで野外プレイをされても良いくらい、体は興奮してきているのだ。




「今日は随分煽ってくるじゃねェか。」

「ん…晋助の硬い。」

「確信犯は良くねぇな、銀時。
このままテメェのやらしいところを広げて歩いてやっても良いんだぜ。」

「なにそれ、どこのAVだよ。」

「公衆の面前で、見事な潮噴きをさせてやろうか。」

「寒いのは嫌なの。」

「すぐに熱くなるだろ。」

「ゃ…っ」

高杉の手が下に回り、強い力で陰部を押される。
そして更にグリグリと指で撫でられたら、感じやすい体はどんどん愛液を漏らしてしまった。




「脚を広げろ、銀時。」

「ぁ……っ…しんすけ…。」

「変な声を出すと、周りの連中にバレちまうぞ。」

そんなことを言われても、道の真ん中で触られる感覚に、ひどく興奮してしまう。
通りすぎる人はチラリとこちらを見ている気がする。
顔見知りがいたらどうしよう。
でも興奮は止まらない。

腰を揺らして、高杉の指に合わせて刺激を求める。
そしてついに腰砕けになりそうな時、高杉に姫抱きにされて、移動し始めた。




(濡れてる…)

擦れた下着がぬるりと滑っていた。
だいぶ興奮したのだと思っていると、再び高杉の指が陰部を刺激し始めた。
銀時の体を姫抱きにしながら、器用に触っていく。




「ぁ……ぁん…。」

「気持ちいいだろ、銀時。」

「ん…ぁ…あっ…もう、」

「あァ、触ってやるから首に抱き付け。」

震える体で、銀時は高杉の首に腕をまわす。
片手で銀時の体を支えながら、もう片方の手で着物の中に手を忍ばせる。

下着の上から触れば、ぐっしょりと濡れた感触。
そこから指を滑らせて本格的な愛撫を行う。
既にとろとろと興奮している孔に、指を入れて無造作に出し入れを繰り返す。




(そこ…そこは、 )

自分の弱いところ。
そこを重点的にしてくる、ということは、本当に道の真ん中で潮噴きさせるということか。
不安と期待、そして緊張で更にどろどろと愛液が止まらない。




「んっ……んン……ふぅ、」

「公共の場で出したいか、銀時。」

「んん〜ッッ」

高杉の着物を噛み締めて、頷く。
そして高杉の指が奥で肉壁を引っ掻いた瞬間、愛液が弾けてしまった。




(やだ……腰が、止まんない)

通りすぎる人がいる中での絶頂。
よっぽど興奮したのか、腰がフルフルと震えて、高杉の指を求めてしまう。
銀時の着物がじんわりと濡れていく。




「っ………は、ぅ…ん。」

「落ち着いたかよ。」

「しんすけ…。」

「んなに欲しがらなくとも、後で悦くしてやる。」

「だめ…今すぐ。」

「銀時。」

「早く。」

「ったく、んなのは俺も同じだ。」

高杉は1度、銀時を下ろして上着を脱ぐ。
それを銀時に着させて、また姫抱きにして夜の街を歩いていった。




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