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※銀♀、裏、淫語、特殊プレイ注意
(玩具、二穴責めあり)







噂に聞く、とっておきを飲んでみた。
これだけで変わるのかわからないけど、王子様相手には大事なことだから。

今日も今日とて、いちゃいちゃしよ?




××







「どうした。」

「ん〜?」

男の声に、銀時は耳を傾ける。
でも今は鎖骨に吸い付きたい気分だから、たっぷり吸って痕を残していった。




(だって、俺の王子様だから…)

それを知らない部外者が寄ってこないよう、いっぱい付けないと。
あ、ついでに乳首も吸って煽ってみよ。
これでノってくるはず…。




「ん…んン…。」

「銀時…。」

銀時の愛撫に、高杉は反応し始める。
晩酌用の御猪口を置き、銀時の頭を撫でて受け入れた。
そのことが、単純に嬉しい。

二人だけの時間が流れる、静かな逢瀬。
熱々な性交を堪能し、風呂上がりから戻ってきたら王子様の胸板タイム。
酒を呑む王子様もとい高杉の邪魔にならないようまずは背中から抱きつき、次に腕、最後に胸板と順番に寄り添う。
これが甘えの作法なのだ。




「ん……んっ」

「お馴染みの、そういう気分か?」

「んん…。」

「なら、」

不意に高杉の手が頬に添えられる。
銀時はその手を受け入れ、顔を上げて唇を重ねた。
ちゅっちゅっと音を立てながら、離れては塞がれてを繰り返す。
そのうち銀時の体に高杉の手が添えられ、浴衣の帯を引き抜かれた。




(あ……)

晋助の手が離してくれない。
てことは、またしてくれるんだ。
嬉しい。




「んン…。」

「……銀時。」

「は……ぅ……。」

高杉の腕の中から、今度は布団の上へ。
浴衣がずらされ、脚や胸が丸出しになっても止められない。
期待していた快感に呑まれ、しまいには高杉の腰に足を絡ませて先を望む。




「…お盛んなこった。」

「ん………晋助、」

「喋るようになった…ってことは、」

「ぁ……っ」

「これがお望みってことか、お姫様。」

「あっ……あん…。」

「なら、もっと鳴いてみろよ。」

「んン…。」

かぷりと喉元を唇で食めば、か弱く震えた声が出る。
これを聞かせたら、王子様の中の獣は目の色を変えて攻めてくるはず。
高杉を煽りつつ、気持ち良くなってきた銀時はため息を溢した。




「ぁ……っ…あぁ、」

唇を弄ってくる舌は、先程まで酒を飲んでいた。
その舌は動けば動くほど焦れったく、乳首には興奮を、陰部には絶頂をもたらす。
そんな舌を間近で見てしまっては、発情するのは当たり前。

高杉の腕の中で、心音や呑む音を聞いては銀時の体は少しずつ疼いていた。
そこにトドメをさしたのが、この舌。
ねっとりと柔らかく、高杉の唇や舌を貪りながら、この上ない快感を望む。




「はぁ…はぁ…。」

「は…、」

銀時と高杉は唇を離し、息を整えながら見つめ合う。
それすら快感となった銀時は高杉の浴衣を崩し、その先をねだった。




(いい……)

晋助は俺を拒まない。
だから、いい。
抱かれるようになってからも、昔からも、ずっと。
どんなに乱れても抱き止めてくれる。
狂った獣でも、脆い人間でも、晋助の全てを見たいし愛されたい。
言わないだけで、俺の方が気持ちは重いんだかんな。




「しんすけぇ…。」

「悦い声だな、銀時。」

「ん……ぁ、」

「これから、お前の好きなところを弄りながら…。」

「ぁ…!」

「お前の好きな声で口説いてやる。」

「っ…あぁん、」

「早く蕩けちまえよ、銀時。」

太い指が、銀時の陰部をなぞる。
陰核から孔までの道をゆっくりと辿り、銀時が濡らすのを待つ。
その間、吐息混じりの口説きは耳元で行われ、銀時は濃厚な蜜を出して応えた。




「もっと腰を揺らせ…そうだ。
そうすりゃ、ここはすぐ濡れる。
それとここは、よく捏ねてやらないとな。
クク…見てみな、お前の蜜はこんなに糸を引くんだぜ。
あとでたっぷり苛めてやるからな。」

言葉は優しく、指は激しく。
高杉の実況に敏感になり、とめどなく蜜が垂れてくる。
くちくちと陰部を弄られては、銀時は腰をくねらせて高杉の指に悦んだ。




「ぁ……っし、すけ…っ」

「ん?」

「も…だめぇ…。」

「イきそうか。」

「っ…体が…あつくて、」

「ん。」

「きもちぃ…。」

きもちよくて、だめ。
もっとほしくなる。
えっちなこと…もっと。
もっと。
もっと。




「ぁ…ぅ、」

「困ったお姫様だなァ…。」

高杉は硬くなった乳首や陰核を弄り、銀時を更に興奮させる。
絶頂までいかない愛撫でも、満たされるのは心。
すぐに絶頂する激しいものも好き。
だが高杉の呼吸を感じながら脳天まで犯される愛撫も好き。
焦らされて喜ぶ感覚が、たまらない。




「ぁ……!」

「すげぇな…銀時。」

「やだぁ…っ」

そろそろ噴きたいと思えば、高杉は銀時の足を大きく広げてきた。
陰部に触れ、男の指先にとろりと蜜が付着する。
それを見せつけるかのように高杉は指を舐めた。




(おれも…ほしい…)

大きくて、太くて、硬い。
激しいかと思えば、優しく動いてくれる。
甘く痺れる腰つきにとろける感覚。
それが、たまらなくほしい。




「ん……はぁ…ぁっ」

「欲しがりの目だな。」

「っ……ほしい…。」

「酒呑んでた時から、欲しかったんだろ?」

「ぁ…っ」

「お前が発情して…俺も煽られた。」

「ぁん……あん…。」

「欲しがりはこの膨らみか?
それとも…この口か?」

「ぁあ……も…いじわる…っ」

「だが、それすら悦いんだろ?」

「ン……。」

唇を塞がれ、舌を絡ませ、銀時の感度は最大となる。
愛情たっぷりの口付けをしながら、高杉は腰を振り、性器を銀時の陰部にすり付ける。
陰核の膨らみに亀頭が当たると体が震え、蜜で溢れる孔を刺激すればため息と喘ぎが鼻から出てしまう。

性交を知り始めの頃は、焦らす高杉に銀時が泣いておねだりをしたもの。
しかし高杉の甘やかしによって、焦らされるのが好きになってきた。
それもこれも、高杉が愛してくれるから。




「入れてもいいか…銀時。」

「んン……きて…晋助。」

待ちきれないとばかりに、息が荒くなる。
高杉は唇を離し、孔に亀頭を当てた。
そしてゆっくり、ゆっくりと腰を進めて挿入していく。




(あぁ…どんどん入ってくる…)

硬くて、熱い、晋助の。
ちゃんと咥えてる?
ちゃんと、きもちよくなってる?
あ、だめ…。
ここでキスしたら…もう…噴いちゃう…。




「ぁ…ふぁ…っ」

銀時はビクビクと震え、高杉との口付けの最中に蜜を放った。
勢いはなく、たらたらと小水するように。
下腹部の甘い痺れから、全身へ。
とろけるような甘美に、銀時はなす統べなく虜になってしまう。




「ン……んンぅ…は…。」

「可愛い銀時…。」

「ぁ…ぁん…。」

「もっと乱してやるからな。」

高杉の律動が始まり、銀時の喘ぎ声も大きくなる。
パンパンと肉と性器がぶつかる音。
途中で噴いても高杉の腰は止まらない。
高杉の体や布団を濡らしながら、銀時は蜜を出し続けた。




「あっあっあぁッッ!」

「っ…うまく乗りこなせよ、」

「あぁんっ
あんっあんっ!!」

「おら、もっとだ。」

「あぁっ!
あっあっ…もっと!
もっとぉっ!!」

激しい律動に合わせ、ガツガツと体液を混ぜ合う。
もっと激しく揺さぶられたい。
孔から溢れるぐらい、いっぱい出されたい。
銀時は孔を締め付け、高杉の性器を一生懸命咥えていった。




(この…かんかく……)

頭が痺れて意識がぼんやり。
でも口は勝手に動いてる。
そうだ。
これがイく前の…。

あぁ、中に熱いのが入ってきた。
俺もいっぱい噴いちゃったかな…。
頭と体が混乱するほど、気持ちいい。




「はぁ…はぁ…ぁっ」

「っく……ぅ、」

「あっ…あっ!」

意識が戻り、中出しされたのをようやく実感する。
それなのに高杉の性器を、精液を、再び欲して発情してしまう。
これだから、王子様との愛され性交はやめられない。
中にいる亀頭を、自分の好きなところに当てようと銀時は腰を前後に動かす。




「し…すけぇ…っ」

「…お前の蜜で、こんなに濡れちまった。」

「んん…ぁ…う。」

「そんなに興奮したかよ。 」

「ん……。」




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