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ふと晋助の体を見れば、キラキラと光っている。
あれって、俺の?
ちょっと舐めてみたいかも。

銀時は腰を引き、性器を抜く。
そしてゆっくりと体を起こし、蜜で濡れた高杉の体を舐めた。
筋肉の凹凸に沿って舌を這わせ、たまに吸い付く。
蜜は胸板から性器までかかっており、それだけ大洪水だったのかと恥ずかしくなってくる。

でもそれが実験。
どれだけ噴けるかのお試しなんだから。




「ん……ん…。」

ぴちゃぴちゃ、れろれろと舌を使いこなす。
乳首も口に含み、舌で捏ねたりして刺激を与える。
高杉がもっと興奮するように、ねっとりと。




「は……ふぅ…んっ」

「銀時…もういいぞ。」

「んン……もっと、なめたい。」

「…後でな。
お前の好きなもんは、いくらでも舐めさせてやる。」

「ぁ……。」

「我が儘な口は、こっちか?」

「あん…っ」

「お返しに、俺も舐めてやるよ。」

かろうじて羽織っていた浴衣が脱がされ、銀時は全裸のまま再び布団へ押し倒された。
精液と愛液が混ざった特性の蜜、銀時の足を大きく広げ蜜を垂らす陰部を見つめる。
これは口淫の合図。
壮絶な快感がこれから始まるんだと震えていると、高杉は舌を這わしてきた。
銀時の舌よりも素早く、そして確実に。
陰核や襞も唇で挟み、陰部全体を念入りに愛撫していく。




(しんすけのべろ…きもちい…)

こういう口淫は、ただ舐めるだけじゃないって聞いた。
雌が一番喜ぶところだから。
丁寧に丁寧に、愛されるだけ気持ちよくなるって。
だから、晋助に舐められるのは大好き。




「あッ…ぁっ……あぁんっ
しん…っぁ、だめぇ……っ」

チロチロと舌先で刺激するかと思えば、べろりと強く舐められる。
そして音を立てて蜜を吸い込み、陰部がジンジンと痺れては絶頂へと近づく。
絶頂への階段は一歩、また一歩と。
腰を揺らして高杉の口淫を堪能していたが、次第に我慢できなくなり、思いきり噴いてしまった。




「あぁんっ…あん…あ…っ!!」

「…すっげぇ量だな。」

「っ…また……ふいちゃったぁ…。」

「あぁ、今のは一際大量だ。」

「あん…っあん、」

「だが、もっとイけんだろ銀時。」

「んっ……もっとぉ…、」

「自分でもやって見せろよ。
ほら、お前の好きなヤツで。」

「ぁ……っ」

“好きなヤツ”と聞いてピクリと反応してしまう。
高杉に手渡されたものを、銀時はうっとりと見つめた。




「はぁ……はぁ……。」

「俺に、こいつの使い方を見せてみろよ。」

「ん……。」

高杉に渡されたのは、男性器を模した玩具。
それは銀時が取り寄せ、ディルドとしても使える愛用中のもの。
高杉に負けず劣らず極太のため、自慰でも噴いてしまう優れものである。

それを今、高杉の目の前でやれと指示が出た。
視線に弱い銀時は、体を震わせて玩具を持つ。
そして迷うこと無く口に含んだ。




「んン……んっ」

銀時は玩具の先端を舐め回す。
いつも高杉の性器と妄想しながら吸い付いているため、舐め方は慣れたもの。
寂しい夜はいつもしゃぶっているから。
玩具を舐め回しながら、その間に胸や陰部を手で弄るのが定番。
陰核も指でくりくりと捏ねながら、興奮を煽る。

次に銀時は足を広げ、玩具のスイッチを押す。
ぐいんぐいんとうねる先端を、まずは陰核に押し付けて快感を楽しむ。
敏感な部分を悦ばせるのは、高杉の舌と同じ。
銀時はビクビクと震えながら、陰核を苛めて蜜をポタポタと垂らす。




(晋助が見てるのに… )

やめられない。
次は…そうだ。
アソコに当てて、こう、孔の回りをほぐしてる。
入れそうになるけど、今は我慢。
ちゃんと尻の穴の周りもほぐして、下半身をとろとろにとろけさせないと。




「あぁん…あん……あん…っ」

「クク…まさか、ケツまで弄るとはな。」

「ぁっ…あっ…あっ」

「こいつをまだ持ってるのは、2本入れてるんだろ? 」

「んん……っ」

「淫乱な姿を、よく見せてくれよ。」

次に渡されたのは、比較的小さい男性器の形をした玩具。
これは入れたまま出掛けられる携帯用のもの。
高杉との夏祭りデートの際、初めて玩具を入れたまま歩いた快感が忘れられず、ずっと持ち歩いているものなのだ。
あれから事あるごとに使用しては、このサイズであれば尻に入るまでとなった。
それをいつものように銀時は口に含み、まずは唾液をたっぷりと付ける。




「んっ…は……ぅ……。」

「美味そうにしゃぶりやがって。」

「……ふ…ぅ。
ん……晋助のも、なめたい。」

「あぁ、そのエロい舌でたっぷり舐めてくれよ。」

だがまずは、2本入れてからだ。

高杉に四つん這いになるよう促され、銀時は高杉に尻を向ける。
そして小さい玩具を尻の穴に当て、ゆっくりと押し込んでいった。
普段から使用しているからか、尻穴は唾液によって問題なく玩具を受け入れる。
ゆっくりと呼吸しながら、じわじわと入れていった。




(だめ……だめぇ…っ)

晋助が目の前にいるから。
別の男たちに寝取られた気分で余計興奮する。
今度は太いのをアソコに…。
あぁ、壊れそう!




「っぁ……入ったぁ…。」

「クク…いい景色だな。」

「んん…。」

携帯用を咥えた穴、極太玩具を奥まで咥えこんだ孔。
どちらも咥えているだけなのに、高杉の視線があるだけで蜜を流して悦んでしまっている。
これから高杉をしゃぶりながら、スイッチを入れられて、どっちの穴も乱される。
まるで4Pのようだと、更にどろりと蜜が溢れてしまった。

銀時は震える体を起こし、高杉に近付いて性器に触れる。
先走りがぷつりぷつりと流れる亀頭。
銀時はごくりと唾液を飲んでから、引き寄せられるように高杉の股へ顔を埋める。




「ちゃんと挨拶しろよ。」

「っ…いただきます、」

待ち望んだ性器に、銀時は夢中でしゃぶる。
大きくうねる無機質な玩具も良いが、熱を感じる性器の方が断然良い。
亀頭の先走りを絡めとりつつ、玉袋を揉んでいく。




「っ……銀時、」

「んっんっ…んっ」

高杉の弱点は、むき出しの亀頭と玉。
テクニックは企業秘密だが、玉を揉んだり付け根を舐めたり、裏筋から皮までしっかり舐めるのはお約束。
そして自慢の乳房で挟み、王子様を満足させるパイズリからのフェラも怠らない。

もっともっと、晋助を気持ちよくさせたい。
そう思う一心で舐め続けていると、高杉が手を伸ばして尻の玩具のスイッチを付けた。




「ッッ……ふ、あぁ!」

尻に入った玩具が振動し始める。
一番弱いモードとはいえ、銀時を快感に落とすのは容易。
尻の締め付けが強くなると同時に、孔に入った極太の玩具がぬるりと落ちてしまった。
落ちた玩具には蜜がとろとろと流れてつたう。




「おいおい、そっちは動かす前に咥えられなくなったか。」

「ぁ…っあ!
ふ…あ…っあぁ!!」

「そんなにケツが悦いかよ。」

「んっんンっ」

銀時は高杉の性器を口に含み、亀頭をちゅぷちゅぷと咥えては舐める。
早く欲しいあまり必死に吸い付くが、尻を乱す玩具によって上手くできない。
うねる玩具にガクガクと震え、銀時は高杉の股に顔を埋めながら耐える。
性器の根本、そして玉や陰毛ですら舐め続け、高杉の射精を促す。

しかし押し寄せる快感に痺れすぎた頭は、自分の絶頂のことしか考えられなくなってきた。
そんな時、高杉が髪を撫でてきたものだから。
銀時は尻を突き出してぴゅくっと蜜を放つ。




「ぁ…ッ……あ…ッッ!」

「もっと出るだろ、銀時。」

「んんッッ……あぁああ!!!」

高杉が耳に触れた瞬間、銀時は体を大きく震わせた。
そしてびゅくびゅくっと大量の潮噴きをする。
それにつられたのか、高杉の性器からも精液が溢れた。
銀時の髪や頬、鼻などに垂れては、精液独特のにおいが充満する。




(しんすけの……おれの…せーえき…)

晋助の精液は俺のもの。
上でも下でも、口の中に入れないと気が済まない。
ああ、もうこんなに溢れて…。
俺も、いくのが止められない。
ぁ…尻に入っていたのも落ちちゃった。
また入れたいけど、今は精液が大事。




「んっんっ…ふ…ぁ、」

「見事な噴きっぷりだったなァ…。」

「あ……ふ…、」

「いつも1人で噴いてたのか。」

「…ひとりじゃ…こうならないもん。」

「ほう。」

「晋助が、いるから…。」

すごい感じた。
王子様に見られて、触られて、口説かれて、嬉しかったから。




「銀時。」

「ん……晋助。」

名前を呼ばれて上を向けば、再び愛撫タイム。
寝転がった高杉に抱き締められ、逃げ場が無くなる。
こんな抱擁だけでも、気持ちに飢えた銀時には効果的。




「晋助…。」

「ん?」

「…………………。」

「…なんだよ、もっとでけぇ声で言えよ。」

「聞こえたくせに…。」

「あぁ聞こえたな。
『他の野郎に寝とられぶっかけ輪姦プレイをしてみたい』と。」

「っ…そんなこと言ってないし!!」

「『銀時の破廉恥な姿を見せて晋助にお仕置きされたい』だったか?」

「っ…ばか。」

ニヤニヤと笑う唇を、銀時は自ら塞ぐ。
これも高杉の作戦。
わざと煽って、銀時が行動するよう仕向けてくる。
そして行動したら最後、全てを絡めとって倍返しされるのだ。
そこまで考える策士に惚れてしまったのも、計算のうちかもしれない。




(そんな晋助も……すき)

いつも側にいてくれるから。
いつも、構ってくれるから。
いつの間にか、晋助無しじゃいられなくなった。




「ん……ン……はぅ、」

「は……銀時、」

「ぁ……ん…ン…。」

「ん……。」

「……き………すき…。」

「あぁ…。」

蕩ける性交から、理性的な口説きまで。
高杉の耳元で想いを伝えると、今度は銀時の耳元で愛を囁かれた。
頭が冴えて会話できるまで回復したら、ただ1人の男を愛しく想い、気持ちが強くのし掛かる。
少しずつ注ぎ込むように、愛を囁く。

そして気持ちが満たされた瞬間、性欲に変わる。





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