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目隠しが取れたと同時に現れたのは大きな竿。
最も欲しいものが目の前にあり、大きさや精液のにおいによって頭がクラクラしてくる。
(おっきい…)
すごい大きい…きもちよくしてくれる…。
ほしい…ほしい。
「ほしい…。」
「ん?」
「晋助の……。」
銀時はそう告げて亀頭を一舐め。
そして口に含んで口淫を行おうと首を振る。
今、高杉が口淫の気分でなければストップがかかるが、特に問題はないらしい。
銀時は起き上がり、高杉の股に顔を埋めて口淫を再開する。
(これをおっきくしたら…)
俺の中でごりごりしてくる。
おっきくてかたいほど、俺の大好物。
唯一無二の、俺を蕩けさせる凶器。
先走りを舐めとり、亀頭をぱくりと咥えては舌で転がす。
夢中で口淫をやっていると、突然高杉は起き上がり、銀時の股を大きく広げてきた。
パクパクと収縮する孔は、高杉を求めている。
ニヤリと笑った高杉は己の性器を取りだし、孔の周りを亀頭でぺちぺち当てた。
「っ…あん、あんっ」
「おら、欲しいか。」
亀頭を陰部へと擦りつけば、銀時の声が更に甘くなる。
これが欲しくてたまらない。
そんな目を向ける銀時をよそに、先走りを陰毛につけて遊んだりする。
欲しければ、自分の口で言えと。
「ぁっ…あっし…すけぇ、」
「言えよ、銀時。」
俺が欲しいと。
「あんっ…あっ」
「…………。」
「し…すけ、いれてっ」
「入れるのは何だ。」
「晋助の…っおっきい…ち…ぽ。」
「どこに入れるんだ。」
「ぁ…っそこ…そこの…おれの…っ」
えっちなとこ。
そう言われた瞬間、高杉の理性が切れたらしい。
高杉は亀頭を孔に食い込ませ、ぐぐっと腰を押して挿入を開始する。
「っぁ………!」
「っ……、」
待ち焦がれた快感に、銀時は身を震わす。
しっかりと咥える孔に高杉も思わず呻き声を上げて挿入していった。
パチュパチュと鳴り響く音。じわじわと押し込んでくる性器に、銀時も素直に感じては律動を楽しむ。
ブルンブルンと揺れる性器からは、止めどなく精液が溢れていた。
「あぁんっぁっあっあんっあんっ」
「気持ちいいか、銀時。」
「んん…っすご…きもちいっ」
「あぁ、」
ならばと腰を速め、音がパチュパチュからパンパンと高い音になっていった。
それに合わせて、銀時の声も高くなっていく。
(すご…)
おっきくて長い…この挿入される時が一番好き。
あとは…そう。こうやって、がっちりされて突かれるのが好き。
「ぁっ…あぁっし…すけぇっ」
「あぁ…っ」
「もっと…もっと俺を、」
縛って。
晋助の体で。
晋助の言葉で。
もっときつく、もっともっと。
「あぁっ…あっあっ」
「っ…クク、急にドMになんなよ。」
「はぁ…んっぁっあっあっ…!」
「お望み通り、たっぷりイかせてやる…っ」
「あぁ!あんっあんっあぁんっ」
精子を欲しがる体が、熱く火照ってくる。
少し汗ばむ肌が重なり、銀時を抱き締める腕も力が入る。
この男との性交をしてしまったが最後、情熱的に愛されて下僕のように成り下がってしまう。
蜘蛛の糸のように、熱くねっとりと絡み付いて、縛られる。
「あぁっああんっあっあっあぁーーっっあぁ!!」
甘い痺れにビュクビュクと精液が溢れる。
高杉の吐息に感じてしまい、思わず先に絶頂してしまったようだ。
そして数秒後、高杉も呻き声を上げて中に射精する。
待ち構えていた内部が精液を受け止め、ビュクビュクと注がれる精液に体が震えた。
(きもちぃ……)
あぁだめだ…まだ一回なのに。
せーえきがこぼれる…。
しんすけの…からだ…。
銀時は高杉の精液を搾り取りつつ、ねっとりとした口づけを交わす。
がっちりホールドされながらの射精と口付け。
縛られている現状にメロメロになった銀時は、腰を動かして続きを催促した。
「んふ……ぅ…、し…すけ。」
「…おねだりすんなよ。
まだ食べ残してんだろ?」
「もっと……。」
「欲張だなァ…。」
そう言って射精したばかりの性器を、孔から出して銀時の目の前に持ってくる。
先程まで自分を気持ちよくしていた性器を目の前に、銀時は再びクラクラと目眩が起きる。
(ぁ……やば、)
本当にクラクラしてきた…。
晋助の…もっとほしいのに…あ……、
「……んん…。」
「…おい、しっかりしろ。」
口の中に残るさらりとした甘味。
無意識のうちに飲み込んだのは、秘蔵のいちご牛乳だったらしい。
それを口移しで飲ませてくれたようだ。
「ここにきて貧血か?」
「…んー……。」
「どこまでも自己管理できねぇなお前は。」
「……………。」
銀時は高杉の首に腕をまわし、抱擁を求める。
それに高杉が応え、再び肌が密着した。
どんな縄もこの体の包容力には敵わない。
「し…すけ。」
「何だ。」
「…もっと、縛って。」
「……………。」
「もっと…。」
銀時は高杉の耳元でおねだりをする。
「銀時……俺の銀時。」
「……………。」
「お前が可愛すぎてどうにかなっちまう。」
「………………。」
「世界に二人だけになりゃ、もっと俺が欲しくなる。」
「………………。」
「その為に世界を壊しても構わねェ。」
「ん………。」
「お前は一生、俺のものだ。」
「……………。」
じんわりと胸に届く言葉。
縛られるのは何より嫌いなのに、高杉に縛られたいのは何故か。
それを本人に伝えても『愛されたいんだろ』『ただの欲求不満だ』と返される。
でもそんな簡単な話ではない、と思っている。
(俺のもっと…奥の奥…)
愛されたい病の天の邪鬼は、心臓よりも更に奥深くに存在する。
それを晋助はわかっている。
でもわかってない。
この天の邪鬼が、どれほどまで晋助を愛して止まないか。
肉体や魂が滅んだら、その天の邪鬼が晋助にくっついてしまう。
天の邪鬼に晋助を取られてしまう。
ならば、
「ん……ぁ…、」
「銀時…。」
「このまま…もっと…。」
「貧血は良いのかよ。」
「平気…でもここは、」
平気じゃない。
だからもっと愛して。
俺の中の天の邪鬼が嫉妬するぐらい、もっと縛って。
お前よりも俺の方が愛されていると、自慢してやる。
「中身と外見で喧嘩すんなよ…。」
「お前は、どっちがいーの?」
「俺はどっちも可愛がってるつもりだが、
そう答えりゃ外見がいじけるからなぁ…そうやって、」
「ん…っ」
「いじけるのは理性が残ってる証拠だ。
なら俺は、夢と現実の境目がわからないぐらい蕩けさせるまでだ。」
「あっあっあん…っ」
「秋の夜長、束縛を愉しもうぜ銀時。」
縛り愛
20,11/01
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