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※銀時♀、裏注意




「ねぇねぇ晋ちゃん。」

「何だ。」

「晋ちゃんってさ、煙管とか酒とかそれ以外で好きなものってなに?」

「お前。」

「ひゃー。」

「わかりきった質問してんじゃねぇよ。」

「だって即答だったし。」

「どうだ、的確に返事された感想は。」

「んー…。」

銀時は悩みつつ、小さな声で呟く。
「合格」と。




「合格だって。」

「そうかい。」

「うれしい?」

「まぁな。
こんな火照った目でみられちゃ…。」

「ん〜?」

「俺がどんぐらい嬉しいか、わからせてやろうか。」

「…にしては、さっき口だけだったけど。」

「それでお前が音を上げたんだろ。」

「案外紳士だったね。
酔った俺に絶倫フル稼働の狼になるのかなぁって思ってたのに。」

「クク…煽んなよ。」

そうやって、高杉は銀時と口付けを交わす。
何度も何度も。
体を絡ませながら、帯をほどいて浴衣を脱がしながら。
音を上げる手前、銀時が降参するまで。




「…ぅ…、はぁ。」

「………、」

「晋ちゃんってば…熱い…。」

「熱いのが好きなんだろ。」

「ん………。」

吸い付かれつつ、愛撫を楽しむ。
高杉の唇に合わせて身をよじれば、男の唇が色々なところへと吸い付く。
顔、顎、首筋、鎖骨、は銀時と目を合わせながら。
二の腕、指、谷間、乳房は吸い付いてから舌で舐めてくる。
脇腹、臍、足の付け根、太腿は、銀時に見せつけるようにして。
そして下腹部は特に子宮のある箇所に長く吸い付いた。




(そりゃ熱い方がいい)

塩対応されるより断然。
熱く求められる方が嬉しいに決まってる。




「んん………。 」

「どんだけ濡れてるか、」

「ん…?」

「確かめてやるよ。」

高杉は性器を取り出し、亀頭を銀時の陰部へと押し当てる。
そこから上下に擦れば、お互いの愛液が混ざり合う水音が響いた。




「ぁ……ぁっ」

「お前も俺も、欲しがってんなァ…。」

「ん…ぁ………っ」

「お前の好きなのは…ここだったか。」

ぐりっと陰核を弄ったことにより、銀時の腰は一段と跳ねる。
徐々に興奮が沸き上がり、銀時も感じやすくなっているらしい。
逃げ場のない快感に、頭を擦り付けてため息をもらした。




「気持ち良くなりてぇか。」

「んっ……。」

「銀時…。」

「……ほ…しい…。」

「……………。」

「晋助の……。」

指も性器も全部ほしい。
何も考えられなくなるぐらい、めちゃくちゃにされたい。




(今日はいつもより…)

たっぷりしたい、かも。




「晋助は…?」

「あぁ、欲しいさ。
愛しい女の全てを。」

火照る目も、溢れる液も、俺のものにしたくてたまらない。

耳元で口説きと一緒に聞こえてくる吐息。
この空気すら気持ちいいと腰を揺らせば、高杉の指が陰部を辿って孔に入ってきた。
親指で陰核を弄りながら、中指で内部を探ってくる。




「ん……ぁう…ぁっ」

高杉の指を咥えるのはお手のもの。
この指はいつも快楽を与えてくれるから、陰部も孔も心を許してすんなり受け入れる。
そして押し寄せる快感の波と口付け。
愛撫が可愛らしい水音から激しい水音に変わったのち、銀時は早々に絶頂を迎えてしまった。




「ッ…はあ……ぁ……っはぁ、」

「早かったな。
そんなに気持ちよかったか。」

「はぁ……はぁ…。」

「お前の愛用してるもんじゃ満たされなかったか…。」

「ん……あれらは…飽きたの…。」

「贅沢だな。」

「しんすけ…はやく。」

「あぁ可愛いな銀時…。
お前を見てるだけで、こうなっちまう。」

銀時の手を取り、高杉は自分の性器に触れさせる。
硬く熱くなった性器を握れば、ビクンと大きく跳ねた。
口付けを交わしながら、銀時は性器をするすると扱き始めた。

高杉のくぐもった声。
濡れ始める性器。
熱気に浮かされ、頭もぼんやりしてきた。
ここから銀時も快楽に流されるまま、素直になっていく。




「晋助…きもちい…?」

「…あぁ、」

「こんなにおっきくなって…。」

「玩具と違うだろ?」

「ん………。」

銀時は寝転がり、高杉の股に顔を埋める。
高杉の性器をうっとりと眺めては息を吹き掛け、裏筋から吸い付いた。




(やっぱり、熱い…)

玩具じゃ味わえない、この熱くて苦い性器の味。
薄い皮で覆われた、柔らかくて硬い感触。
亀頭を舌で転がせば、唾液と先走りが混ざってぴちゃぴちゃと音が響く。

触れたときの熱。
この熱がないと、俺は気持ち良くなれない。




「ん……んン……。」

「クク…美味そうにしゃぶりやがって。」

「は……ふ………きもちい…?」

「お前の中で気持ちよくなりてぇと、聞こえんだろ?」

「ん………。」

「どう抱かれてぇんだ。」

「……あのね、」

「…………。」

「くっついたまま……してほしい。」

「ずいぶんと甘えただな。」

「だめ?」

「まさか。」

高杉は銀時を抱き締めたまま倒れる。
唇と体を離さず、高杉は銀時の体に跨がった。

そして亀頭を孔に押し付けて腰を落とす。
たっぷりと唾液を含ませた大きな亀頭が、狭い膣をゆっくり通る感触。
何度抱かれてもこの感触に一番理性が揺らいでしまう。




「ぁ…っ
すごい…晋助の……。」

「まだ入れただけだろ。」

「ほんとに、壊れちゃうかも…。」

「あぁ、壊れてもいいぜ。」

俺が一生閉じ込めてやる。
そう口説かれただけで、銀時の腰はビクビクと跳ねてしまう。

高杉に束縛されるのが悦びらしい。
そして好きな男の声で何度も口説かれると、自然と腰が動いてしまう。
性器が奥へ進むと同時に、銀時の腰は揺れる。
それには高杉も満足げだった。




「欲しいか…銀時。」

「ん……ほしい…。」

「たっぷり注いでやるからな。」

静かにゆるゆると動く腰。
ずりずりと中を擦られる感触に、銀時も満足そうに腰を揺らした。
お互いの腰を打ち付け合いながら、汗と体温とにおいを感じる。
興奮は更に熱を上げ、口からは喘ぎ声とため息しか出てこなくなった。





(余裕ないかも…)

1回目だから仕方ない。
まずは気持ちよくなって…更にきもちよくなって。
晋助がこんなに汗かいてるなんて珍しいかも。
そんなに腰降って…奥に当てて…。
うれしい…きもちいい。




「あっあっあっ、」

「っ……あぁ、」

「あっ…い……っいく、」

「ぎん…っ」

「〜〜〜〜ッッ」

耳元で呼ばれた瞬間。
銀時の体が一段と甘く痺れ、そのまま絶頂に達した。
その後に続くように、高杉の性器からは精液が溢れだす。




「ぁ……はぁ……はぁ……。」

「っ……はぁ…っ」

ブルブルと震えて射精する高杉に愛しさが込み上げてくる。
自分と気持ち良くなってくれた。
それだけで満たされていく。




(相思相愛…っていうのが、)

晋助で良かった。




「……………。」

「…にやけた面してんな。」

「だって…嬉しいから。」

晋助にめっちゃ愛されて。
一昔前の俺だったら考えられないかもね。
こんなに溺愛するぐらい狂ってしまうなんて。




「あー、くそ。
本当に食っちまうぞ。」

「ん……。」

唇を重ねながら、舌を絡ませる。
お互いにしたいようにしていると、いつまでも口付けが終わらない。
高杉が横に寝転がり、銀時も合わせて横を向く。
ただ唇を合わせたまま、数分が経過する。

その時も高杉のことを想えば、ニヤニヤが止まらない。
銀時が薄く目を開ければ、高杉と目が合ってフフと笑った。
この触れ合いがたまらなく好き。




「ん……晋助…。」

「なんだ。」

「晋助の…抜けそう…。」

「こうやって、お前の中に満遍なく子種を擦り付けてんだよ。」

「……そうなの?」

「これで、動きやすくなる…。
どんなに激しくやっても気持ち良くなるだろうよ。」

ということは、まだまだ終わらない。
更に激しく抱いてくれるらしい。




「激しいのが好きなんだろ?
嫌だ嫌だと言わせて…たっぷり潮を噴かせてやるよ。」

「ん……晋ちゃんのえっち。」

「クク…まだまだ楽しもうぜ銀時。」





熱対応




23,01/20
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