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ん………んン…。
はぁ…ん。
ぁ……ふ……ぅ。
(やば……めちゃ声出てる…)
おれってこんな恥ずかしい声だしてたの?
ぬっぷぬぷのキスしてるときに?
早く言ってよ。
「ん…っし…すけぇ。」
「ん…。」
「も……はやくぅ…っ」
「クク…そろそろこっちだよな?
こんな薄いもん履きやがって。」
「ゃ…っぁ、あ…。」
シースルーの青いショーツ。
局部が透けて見えるため、高杉に見せるための一張羅だった。
その上から陰部をなぞられた途端、体は熱を持ってビクビクと反応する。
くちゅくちゅと細かく指を動かす音にも弱い。
くりくりと陰核を弄られるのも弱い。
そして合間合間に口付けをされるのはもっと弱い。
発情特有の熱っぽさに煽られ、銀時は素直に感じていた。
「あぁ……ふ…ぅ、」
「どうだ…俺の指は。」
「ん…きもちぃ……。」
「俺は指動かしてねぇぞ。
自分から腰振ってんの、わかるか?」
「ぁっあっ…ぁふ…。」
「特に、ここを擦り付けてる。」
「ぁ…!」
「ここが良いんだな。」
「んっぁっ…もっと…もっとぉ…。」
低い声で話されては、もう従うしかない。
太い指先に股を擦り付け、刺激が欲しいところに当てる。
そこに高杉の指が動けば、興奮のあまりどんどん下着が濡れていった。
「いいな…俺のためにもっと乱れてくれよ。」
「ふ…ぅ…、あっ」
「これは外しておくからな。」
高杉の手がショーツの紐へと伸び、リボンをほどく。
紐はほどけ、愛液まみれの下着は取り払われた。
とろりとつたう愛液。
周囲に雌のにおいが漂い、狼を煽る。
「好きだ…銀時」
「ふぅ……ぁ…あっ」
まるでヒソヒソ話をするように。
銀時にしか聞こえない声で、愛を囁く。
そして耳を犯されたまま、高杉の指は陰部へと割り込んできた。
「ぁっあっ……あっ」
「あっちぃな。」
「はあ…ん……んっ」
「ほら、お前のすべてを見せてくれ。」
「ん……。」
指を出し入れしつつ、銀時の足を大きく開く。
むき出しの陰部と指を咥える孔を横目で見つつ、銀時の太股に吸い付いた。
静かな室内に高杉のリップ音が響く。
ちゅ、ちゅ、と吸う音。
そしてくちゅくちゅと孔をかき回す音。
刺激が嬉しくて、銀時は高く鳴く。
不意に高杉と目が合えば、その熱すぎる唇に目が行ってしまった。
「ぁ……っあ、あん…っ」
「…そんな物欲しそうな目で見んなよ。」
「…ふ…ぁっ」
「くれてやっから。」
ニヤリと笑う口が近付く。
高杉の目に自分が写っているのを見ながら、唇を受け入れる。
口を開けば舌が絡む口付け。
奥の奥まで濡らすような絡み合いに、銀時も成す術もなく言いなりになってしまう。
「ん……ン……。」
唇を食む感触に、体が次第に火照ってくる。
はぁはぁと息を洩らし、我慢できないと腰を揺らし始めた。
でもこのままでは狼にやられっぱなし。
指が止まった瞬間が反撃だと、兎は動いた。
孔が解れたかと指を抜いた瞬間。
狼に飛びかかり、押し倒す。
息を荒くしながら、狼を見下しながら、狼の体に股を擦り付けてにおいづけをする。
「ぁ…っぁ、」
「縄張り意識が強い兎だ…。」
「んん……。」
「俺の腹がぐちゃぐちゃだな。」
「このまま…いい?」
「ああ。」
「無理、しないでね。」
「お前もな。」
銀時は高杉の首に腕をまわし、ゆっくりと抱きつく。
そして陰部に触れる高杉の指は、ちゅくちゅくと愛撫を始める。
再び孔の周りや陰核を刺激し始め、銀時の体が火照り始めた。
「はぁん…ぁ……あっ…んっ」
陰部から全身にかけて流れる甘い痺れ。
同時に感じる高杉の汗。
色濃く匂うその香りは、狼の発情。
そこに精液の生臭さと湿気を感じれば、銀時の発情も誘発される。
「気持ちいいか。」
「ん……ん…はぁ…きもちぃ…。
きもちぃよ…晋助。」
「フッ……すげぇ匂いさせやがって。」
「あっ…ぁ、」
「もっと雌になれよ、銀時。」
熱い吐息を洩らしながら、高杉の頬に唇を寄せる。
耳元で感じている声を出せば高杉も喜ぶからと、もっともっととヒソヒソ声で実況した。
高杉も抱き締めてくるから、銀時の心臓がバクバクと脈打つ。
そして中に入りたそうな性器も皮膚から伝わって銀時は身震いする。
(晋助の、大きいから…)
ゆっくり入れないと。
晋助は怪我してるから、今日は俺から。
んん……少し…いたい…。
いつもより、おっきいから?
でも、なんか…。
晋助のが入ってるってだけで…嬉しい…。
「ぁっ…あぁっ」
「っ…はぁ、」
もう少しで最奥に届く。
銀時は少し律動しながら、高杉の性器を少しずつ咥えていく。
高杉の性器に喜んだ体はひと味違う。
嬉しそうに咥えては高杉の精子を欲しがるように収縮する。
このまま腰を揺らしたら、自分だけ絶頂してしまうかもしれない。
「ぁっ……晋助…っ」
「あぁ…。」
「晋助っ…晋助っ」
「あぁ、銀時。」
「ぁ…っ晋助、」
「お前の中が、熱すぎんな。」
「ん…っぁ、」
高杉はゆっくりと体を起こし、銀時の体を抱き締める。
傷痕だらけの大きな体に、銀時は素直に応じた。
目を合わしては口付けを繰り返す。
そして興奮してきた銀時は、腰をくねらせて高杉を煽った。
「ん……しんすけの、ごりごり…してる。」
「痛くねぇか?」
「もうだいじょうぶ…だから、」
いっぱい、しよ。
銀時は高杉の耳元で囁き、そのまま頬に口付ける。
そして返事と言わんばかりに腰が動かされ、下から突かれる銀時は最高と言わんばかりの甘い声で喘いだ。
「あぁ……っ
あつい…あついの、晋助っ」
「っ…俺も、」
「んン…っ」
身も心も熱いと訴えれば、更に高杉が絡み付いてきて燃え上がる。
お互いの体を抱き締めたまま、高杉は小刻みに腰を揺らしてきた。
太い亀頭が、先走りを垂らしながら最奥を刺激してくる。
それだけでビクビクと反応し、甘い刺激となって体を駆け巡った。
「ぁ…っだめ……奥、あぁんっ」
このまま突かれたら、もうイっちゃう…っ
「はぁ…っはぁ、あっああッ
ああ、あぁあああーーッッ!」
銀時が快感に身動ぎをした際、高杉が銀時の耳を甘噛みする。
その瞬間、腹に力が入り、盛大に潮を噴いてしまった。
(こんな…こんなに噴いちゃう…)
ただ最奥を突かれただけなのに。
俺の体は、女としての悦びを感じてしまう。
これを他の雌に感じさせたなんて許せないの半分、でも晋助の性交が嬉しいの半分。
晋助の大きい性器は硬いまま。
これが激しく動いたら、なんて想像したら体が震えてしまった。
銀時は息を整えながらも高杉と目を合わせる。
うっとりと快感に溺れる姿に高杉も煽られ、お互いに自然と唇を重ねた。
ちゅくちゅくと舌を絡ませる大人の口付け。
兎が望めば狼はいくらでも愛してくれる。
性器を咥える孔も疼き、高杉の精液を望む。
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