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※銀時♀、裏注意






くぁあ、と背伸びをする。
春を思わせるような暖かい風で目が覚めた。




「んー………。」

心地いい温度。
気持ちのいい布団の上。

目を開けるまでしばらく余韻に浸り、ゆっくりと目を開けた。
寝ぼけた頭で周囲を見渡すと、横に誰かがいた。




(あ…そうだった……)

そういえば高杉と一緒に寝た。
あげたケーキを結局俺が食べて、そのまま自然な流れで俺が食われた。
昨夜のことを思い出すと頬が緩んでしまう。
がっつく感じではなく、丁寧でどこか温かいような性交。
明かりを消さなかったため、愛撫や絶頂の瞬間をしっかりと見られた。
今考えると、とてつもなく恥ずかしいことをされたのだと思うが、横で寝ている高杉を顔を見ると全てを許してしまう。




「優雅に寝やがってこのやろぉ…。」

銀時はムスッとしながらも高杉の寝姿を見る。
珍しく布団と浴衣が乱れており、仰向けになっているため首筋と胸板、そして脚が見えていた。





(うわぁ、色っぽ)

女の俺より色気があるとかどんだけ。
確かにもともと色気はあるけど、それにしたってここまで漂わせなくても。
しかもモノが見えそうで見えないってか下着履いてねーなコイツ。

次第に目線が下にいった時、銀時はゴクリと喉を鳴らしてしまった。
浴衣の隙間から見えそうで見えない高杉の性器。
だが角度によっては玉袋や陰毛が見え、誘われているような感覚だった。




(さっきまで俺を好きにしといて…)

つかコイツのモノは年を取るごとにデカくなってる気がする。
久々だと痛いし、今じゃ俺の口にも収まりきらないぐらいだ。




「ぁ……。」

高杉との情事を思い出すと疼く下腹部。
確かに若い頃は、勃つのも早かったし腰もガツガツ動いてたしイくのも早かった。
だけど今はゆっくりやる癖に技に磨きがかかって、弱いところをほんのちょっと抉られただけで絶頂してしまう。

それでもお互いに気持ちよくなるから止められなかった。
何度も突かれて何度も出されて何度もかけられて、それで休憩にケーキを頬張りながら身も心も甘くなって、また突かれる。
好き勝手やっても「お前だから」と許される。
それが良かった。




「好き勝手、ね。」

銀時はニヤリと笑い、指先で高杉の浴衣をずらした。
はだけた浴衣から覗く乳首や胸板、そして何も反応していない性器。
ほほうと思いながら、銀時は身を屈んで、高杉の性器をまじまじと観察する。




(まだ反応してねー…)

亀頭を指先でちょいちょいと触れてみる。
勃っているわけではないのだが、皮が剥けた性器をこんな間近で見るのは初めて。

この前テレビで包茎手術やってたけど、コイツは元から剥けてたような気がしなくもない。
実際のところは知らないけど。
男子も男子で大変なんだなぁとか思いながらボーッと見てたけど、テレビのよりもコイツのはデカい気がする。
それを受け入れてる俺は凄いなって思う。
さすがは俺。




「…………。」

反応してない性器に触れ、鈴口を指でくりくりと弄ってみる。
だが興奮していないとなかなか勃たないものだ。
というより、こんなに男のもんをじっくり観察したことがない。
物珍しさゆえに誘い受けの奉仕ともいえる行為は止まらなくなった。




「ん……ン。」

裏筋に唇を寄せて吸い付いてみる。
歯が当たらないよう唇だけで愛撫をすると、どうしても吸い付く度に水音がしてしまう。
それなのに止められないのは徐々に反応してきて亀頭が湿ってきているから。

すると不意に高杉が体を起こしてきたので、銀時も一度口を離した。
そして軽く口付けて挨拶をする。




「おはよ。」

「…随分な挨拶じゃねェか。」

「でも好きでしょ?」

「奉仕されんのは良いが、寝込みを襲われんのは趣味じゃねェよ。」

「俺にされんの好きなくせに。」

「あぁ、美味そうに俺のもんを飲むテメェの面見るとな。」

「朝から苦いもん飲めってか。」

「なら甘くしてやろうか。」

意味を含んだ発言に、銀時は高杉の目線を追う。
するとそこには放置された甘味のごみ、そして食べ残したケーキがあった。
瞬間、理解する。




「悪趣味…。」

「でも興奮すんだろ。」

「言っとくけど、歯立てても怒んなよ。」

「舐めれるもんしか使わねェから心配すんな。」





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