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ケーキの上にあるクリームを指で掬って、ちょいちょいと亀頭にのせてみる。
だがエロ本のように上手く飾れないし、クリームをのせたからといって美味そうでもない。
当たり前なのだが、高杉の性器は隠れないのでこれではいつもの奉仕と同じだと、銀時はクリームで飾られた亀頭にしゃぶりついた。
「んン…っ……あま、」
「テメェがやったんだろ。」
「こういうの、感じるもん?」
「特にいつもと変わらねェな。」
「ふーん。」
やっぱりクリームをつけても奉仕する側が甘いと思うだけで、される側は何も思わないのか。
特別感がないなぁと思いつつ銀時は口に含んで舌で奉仕を続けた。
(あ……でてきた)
クリームに混じってとろりと出てくるもの。
同じ白で見分けがつかないが、甘さに混じって苦みが感じられる。
混ざって美味しくなるもんではないし、別々に食べた方が良いのもわかってるが、奉仕する口は止められない。
次第に銀時の腰も震え始め、腹の奥からじわじわと熱が籠もってきた。
確認するために自分の陰部へ手を伸ばすと、予想通りぐっしょりと濡れていた。
その指を擦るように動かすと水音がして、鼓膜が刺激される。
「ん…っぁ……は、ぅ。」
手が、止まらない。
陰部から陰核を指でなぞって孔にまで指を入れる。
だけどもっと大きい快感が欲しくて、仕舞いには両手を使って自慰を始めた。
「なかなか…いい絵じゃねェか。」
「あぁん…っぁ、ぅ、はぁん…。」
「俺のを舐めながらテメェを慰めるなんざ、」
「っ……んん、ふぁ。」
「このままイくか、銀時。」
高杉の性器を顔に擦り寄せながら、銀時がこくこくと頷く。
その際、高杉の指が髪を撫でてきたので過敏に反応してしまった。
溢れた先走りが銀時の頬や鼻にねっとりと付いては垂れる。
高杉の視線やにおいをねっとりと感じながらの自慰は、とてつもない快感と羞恥を呼ぶのだと、ふやけた頭で理解した。
そして快楽に呑まれながらも目の前の性器を舐めてはしゃぶり、奉仕を続けた。
(しんすけ…っいく…いっちゃうっ)
両手で陰核と孔を弄り、口では高杉の性器を舐め続ける。
そして指が陰核を引っ掻いた瞬間。
銀時は高杉の股に顔を埋めながら、愛液をまき散らした。
びくびくと反応をしながら絶頂する体。
自慰をしてた手に生温かい愛液がかかると、銀時は体の力を抜いて、高杉の性器に擦り寄った。
「はあ…はあ…。」
「ずいぶんと、興奮したようだなァ。」
「ぁ……しんすけ。」
「もう帰るつもりだったが…。」
「ん…ン、」
「これじゃぁその気も失せる。」
帰る、という言葉を聞いた銀時はすぐに奉仕を始めた。
高杉にはバレてしまったようだが、仕方ない。
だって帰らせたくないから。
(引き際の良い男なんざ、)
侍の嗜みとか何なのかよくわからないけど、俺は嫌い。
「…これでも、帰るの?」
「帰らせねェようにしたのはどこの誰だ。」
「何のことだか。」
「だがまぁ、誘ってきた礼はしてやる。」
「…ん、」
自らの性器を握り、扱き始める。
高杉も限界だったのか濃厚な精液がとろりと垂れてきた瞬間、銀時の顔を目掛けて射精した。
先走りよりもクリームよりも濃くて生温かい。
頬、鼻、瞼、そして唇に精液を垂らしていく。
そして唇に擦り付けるよう性器を持ってきたので、そのまま口に含んで高杉の性器を搾り取ろうとした。
「んぅ…はぁ。」
「おい、もう口から出せ。」
高杉は軽く銀時の頭を押す。
これ以上は出したくない、もしくは早くお前の中に入れたい、この手はどちらかの意味である。
だけど俺のSがもうちょっと悪戯してしまえと耳元で囁くから。
口を離した性器を、たっぷり唾液を絡ませながら舐め上げた。
口からは出したけど?みたいな目で見上げれば、呆れたような、でも熱の籠もった目を向けられる。
「それで俺に張り合ってんなら、お門違いだぜ銀時。」
脇に両手を差し込まれ、高杉の胸元へと抱き寄せられる。
その際、近くにあったタオルを持って銀時の顔を拭く。
ごしごしやられても痛くないのはタオルの高級さか、でも何回もやられりゃ鬱陶しい。
銀時は高杉の手を払い、そして自然な流れで唇を重ねた。
(あとは好きなようにしろよ…)
そんな願いをこめて指を絡ませる。
すると寝間着にと羽織っていた浴衣に、高杉の手がゆっくりと入り込んできた。
「っ……くすぐったい。」
「気持ちいいの間違いだろ。」
「主導権を譲ったらこれかよ。」
「元から俺が有利だったろうが。」
「何だと俺様。」
「わかってんならさっさと脱げ。」
むすっとした銀時は高杉の体に抱きついた。
脱がせるもんなら脱がしてみろと訴えてみた。
何に怒っているのかは自分でもわからないが、理由は大方わかってる。
ただ、高杉を困らせたいだけ。
(焦らされる気分はどうだコノヤロー)
だけどこんな触れ合いもお互いが果ててしまえば終わる。
俺の積極的な行動も役目を終え、こいつは帰って行く。
それはわかってる、けど。
ふー、とため息を吐いて高杉の肩に擦りよる。
すると慣れた手つきで頭を撫でられ、銀時はゆっくりと目を閉じた。
「言いたい事があんならさっさと言え。」
「どうせ叶わないから言いません。」
「ほう、誘った礼に俺がしばらくテメェに付き合うって言ってもか。」
「嘘つき。」
「本当だ。」
「そう言って、俺が寝てるうちにいなくなるんだろ。」
「なら腕でも縛るか?
テメェもそれがお望みなんだろ。」
高杉は銀時の帯を取り、お互いの手首に巻き付ける。
ゆるく巻き付かれた帯でも顔がにやけてしまうのは嬉しいからだろう。
絡ませた指はそのままに、銀時はゆっくりと体を離し、高杉と目を合わせた。
「繋がれて悦ぶなんざ、俺も愛されたもんだなァ。」
「それはこっちの台詞。」
俺と繋がれて嬉しいくせに。
どっちもどっちなら、いっそクリームみたいにこのまま溶けてなくなるのも良い。
なんて、口には出さないけど。
「ねぇ晋助。」
「何だ。」
「腕、だけ?」
意味ありげにニヤリと笑えば、高杉も笑う。
そして自由な手で銀時の太股や尻を撫でて腰を浮かすよう促した。
命令通り浮かすと硬くなった亀頭が孔に当たり、ゆっくりと押し上げるように入り込んでくる。
「っ…ぁ…はぅ。」
「心配するな。
いつもより長く付き合ってやるよ。」
甘味を貰ったらその分を返すんだろ。
囁かれた言葉に腹の奥が疼き出す。
浴衣を脱がされ、柔らかい布団の上に押し倒されたら、有無を言わせず律動が始まった。
今を飾ろう、忘れない時を
16,03/01
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