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※銀♀、現代夫婦パロ、裏注意







俺の旦那様は気分屋。
飯も話も夜の営みも、何の前触れなく欲してくる。
なのでこちらも晋助の様子を見て、何がしたいのか、何が欲しいのかを予想して行動する。

そして今日も今日とて朝ご飯を準備して晋助を起こしに部屋に入った。
が、見事に捕まってしまった。
そこから俺たちの一日が始まる。










ONE DAY











「っん…んぅ……ぁ…っ」

晋助の腰が動くとぐちゅぐちゅと律動の音が響く。
俯せに尻を高く上げさせられ、後ろから熱い吐息を感じればまだ欲しい合図だ。

朝から挿入されるとは思っていなかったが、いつもの気分屋が出たなと受け入れてしまう。
旦那様の性欲を受け止めるのも、嫁の役目なのだ。




「ン…ぁ………はぁん。」

「熱ィ…。」

「っ……ご飯、冷めるよ…?」

「そうかい。」

そりゃ、仕置きだな。
とか何とか言っておきながら体をぎゅっと抱き締めてくるので困ったものだと思う。
こうも甘えられては何もかもを許してしまう、というのを知っててやるのだ。




「時間があまり無ェからな。
手っ取り早くやらせてもらうぜ。」

一度も引き抜くことなく、再び性器が出し入れされる。
既に出された晋助の精液が自分の中でかき回され、銀時も喘ぐことしかできなかった。

すると不意に晋助の手が銀時の陰部に触れ、指で大きく広げられる。
そして中心で熟れている陰核を摘ままれた瞬間、体全体に大きな快感が走った。




(だめ…っ、きもち、い…)

女の一番弱いところを指で潰されたり摘ままれたりひたすら弄られる。
それに加えて腰も動くもんだから銀時に逃げ場がなかった。




「んっ…あぁんっ…しんすけっ」

「銀時…。」

洩れる吐息で名前を呼ばれる。
そして体を仰向けにさせられて深く口付けを交わす。
激しい性交の中でもちゃんと俺を愛してくれる、その気持ちが伝わるこの瞬間が一番好き。

早く熱を解放したいと、中で脈打つ晋助の性器。
口付けが終わり、熱の籠もった目で見つめてくる晋助に、銀時は囁いた。
激しくしてもいいよ、と。




「いいのかよ。」

「ン……働く旦那様を、応援するのも俺の仕事。」

「……………。」

「だから…いいよ。」

晋助の腰に脚を絡ませて律動を促す。
だいたい、俺を捕まえておいて今更謙虚になるなよって話。
いつもの悪代官面で激しく求めてほしいのだ。




「晋助…。」

「…ったく、」

口付けを強請るよう甘えた声で名前を呼ぶ。
それに応えた後、晋助は再びゆるゆると腰を動かした。

仕置きとか、手っ取り早くとか、言葉はアレだけど触れてくる手や唇は柔らかくて優しい。
本当に性欲だけなら口淫でもさせれば満足だろう。
だが晋助は銀時との繋がりを執拗に求め、それでいてお互いが気持ち良くなるよう気遣って抱く。
そんな男に惚れないなんておかしかった。




(…すき………)

どこまでも晋助に墜ちていく感覚。
日に日に愛しさが増して、いつからか自分から求めるようになってしまった。




「しんすけ…っしん、すけっ」

「銀時…っ」

「しん…っあぁッ!!」

敏感なところに当たってビクビクと体が跳ねる。
そこを突かれては絶頂も近い。
晋助の首に腕をまわして強請ると、腰を早めてガツガツ攻めてきた。




「あぁあッッ…しん、すけぇっ
あっぁっあんっあぁッッ…ッッああ!!!」

晋助の腕の中で迎える絶頂。
体をぴったりとくっつけて絶頂直後の体を抱き締められれば、快感と愛しさが相俟って離せなくなる。

荒い息を整える最中、抱きしめる腕の力が強くなったと同時に晋助の体も震えた。
そして熱くとろりとしたものが中で放たれる。
晋助の熱を受け止めながら、銀時は目の前の唇にしゃぶりついた。




「ん……んぅ…ふ、」

「……ん、銀時…。」

「…ン……。」

晋助の熱を全身で感じながら、銀時は呟く。
後処理はいいから、もう支度して、と。




「だが、テメェが気持ち悪ィだろ。」

「俺はいいの。」

だってこのままなら晋助との子供ができるかもしんないから。
後処理とかは別にいらない。






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