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※教師×生徒パロ、裏注意
原作の世界が前世みたいな感じの話です












荒い息遣い。
体を走る痺れ。
甘く響く誰かの声。

あまりの快感に手を伸ばせば、何かが握り返してくれる。
相手も高ぶっていて、夢中で求めてくる。
そして次第に絶頂に近づき…、



















ジリリリリと目覚ましが鳴る。
頭上に手を伸ばして、手当たり次第に叩いていけば、渾身の平手打ちで届いた。




「……………。」

銀時は目を擦りながら周囲を見渡す。
時計を見ればいつもの起床時間だった。
なのでいつものように身を起こそうとすると、下半身に違和感。




(うわ………)

また…やっちまった。




「ったく、何度目だよ。」

銀時が怠そうに身を起こせば、ぐっしょりと濡れたズボンが嫌でも目に入った。
下着ごと脱げば白濁とした糸が伝う。
そして中途半端に勃ち上がった性器も顔を出した。




(だらしねぇ)

『アイツ』にはいつも悩まされる。
求められて、抱かれて、でも幸せだと思ってしまえるような夢。
それはとてもリアルで、夢精をしてしまうほど。
起床してもすぐ側で誰か見ているような感覚、そしていつも最悪な既視感が残るのだ。

そういうものの類は見えないし苦手なのであまり考えないようにしていた。
しかし、どうやらそれがいけないらしい。
最近は絶頂の前に目覚めてしまい、自慰をすることが日課になっていた。




「ん……。」

今日も自分の欲を何とかすべく、性器に手をかけて軽く扱き始めた。
すると待ちかまえていたかのように先走りが溢れてくる。
銀時は再び寝転がり、仰向けの状態で自慰を続けた。



「ぁ……あっ」

自分でも信じられないくらい甘い声を出すと、耳がそれに反応してしまう。
更に既視感もあって興奮は煽られる。

そして先走りでドロドロになった時、亀頭に爪が引っかかる。
その瞬間、脳天から響く快感についに銀時は射精した。




(こんな、簡単に)

ビクビクと体を震わせながらも精液は止まらない。
ゴムを使わなかったため周りに飛び散ってしまったが、今はもうどうでも良かった。




「っぁ、ぁ…はぁん。」

荒い息。
体の痺れ。

夢の中と同じだが、何かが足りない。




「はあ……はあ……。」

銀時は白濁で汚れた手を見て、一舐めしてみる。
だが求めているのはこれではない。




(もっと…違う、苦いやつ)

銀時が目を閉じる。
すると夢の光景がそのまま現れた。
しっかりとした手がいやらしく体をまさぐる。
銀時の体がもじもじと動くと、嬉しそうに口元が上がった。
そして見えない顔がだんだん近づき、ついに視界が真っ暗になる。

自分の体はどうしてしまったのやら。
本当にキスをしてるわけではないのに、次第に息が洩れては再び興奮する。




「あぁ……はぁん…ン。」

銀時は片手で性器を握り、もう片方の手で後孔へと手を伸ばした。
固く閉ざされた孔は、何も受け入れようとしない

だが夢の中では『アイツ』のモノがここに入っていた。
そして何度も何度も奥を突かれて、




「っ……あぁッ!!」

再びビクビクと体が震える。
だが射精の前に目を開けてしまったので『アイツ』の顔は見えなかった。




(本当に…)

誰なんだよ。







This is serious!





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