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※裏注意









来て早々、銀時に「座れ」と言われた。
命令口調だったのは気に食わなかったが、座りたかったので適当な場所に座る。

すると突然、
銀時が顔を近付けてきたので、高杉は目を閉じた。
その数秒後、予想通りの柔らかい感触が唇に当たる。
だが銀時はただ重ねるだけではなく、舌を絡ませようと必死に唇をこじ開けようとする。




(何がしてぇんだか…)

高杉は銀時の舌に誘われるがまま口を開き、そして口内へと誘う。
するとすかさず銀時の舌が入り込み、そのまま高杉の舌を舐める。
そしてしばらく銀時の好きなようにさせていると、次第に怪訝な顔になっていった。




「………おい、馬鹿杉。」

「んだよ。」

「っ……ちゃんと、しろよッ」

「何がだ。」

「〜〜っっ
だからッ……し、舌を動かせよっ」

そう言ってまた高杉の唇に食らいつく。
舌を動かせ、というのはおそらく情事前の熱烈な口付けをしろということだろう。
銀時は持てるテクニックを使ってひたすら高杉の動こうとしない舌に絡ませた。




(誘ってんだか試されてんだか)

だが、銀時が盛っていることには変わりない。
高杉は銀時の体を引き寄せて、体を密着させたままそっと押し倒す。

そして銀時のお望み通り、いつものように激しく舌を絡ませた。




「ん……っふぅ、」

「…お前、なに盛ってやがる。」

「っ……別に。」

「会って早々に仕掛けてくるなんざ…そんなに俺が欲しいかよ。」

高杉はそのまま銀時の耳を舐め、そのまま首筋を通る。
それは高杉がよくやる情事前の愛撫。
銀時はふるふると体を震わせて息を乱し、高杉の首にゆっくりと腕をまわした。




「晋助…。」

熱のこもった声が高杉の鼓膜を震わせる。
そして小さな声で呟いた。

ほしい。
だから頂戴、と。




「やけに素直じゃねぇか。」

「ぁ……。」

「くれてやるから答えろ。
お前は何がしたかったんだ。」

銀時の服を脱がしながら、高杉は尋ねる。
銀時の性器が既に下着を押し上げているのを確認すると、一気に下着を脱がした。
すると、白い糸がポタリと床に落ちる。




(意外だったな…)

下着を濡らす大量の精液。
何回も達した証拠が下着に付着していた。




「っ…ぁ、」

「どんだけ盛ってやがんだ。」

「…うるせーよ。」

「それとも、他の野郎に抱かれたか。」

「んなわけあるか…っ」

「なら誰を想像してしたんだ。」

畳みかけるように聞く高杉に、銀時は羞恥で顔を赤らめる。
すると高杉の指が剥き出しの亀頭に触れてきた。
その動きはとても乱雑だが、それでも精液は溢れてくる。




「こんだけ興奮するたァ…よほど上手い奴なんだろ。」

「んっ…あぁ!」

高杉の指先が亀頭の窪みに引っかかる。
それだけで壮絶な快感となった。




「なぁ、銀時…。」

「あ…ぅ……んンっ」

「誰を想像した。」

「ゃ…っあ、」

「言え。」

「んン………ッ晋助、で…シたっ」

「何回イった。」

「わからな…あぁッ」

「何がしたかった。」

「ぁンっ…チョコ…とか、生クリームの……やつ!」

亀頭を扱かれて呂律が回らなくなってきたが、銀時ははっきりと告げる。
世間のバレンタイン行事に乗っかったことをしてみた、と。




「っだけど…甘いしベトベトするし、後処理が面倒だったから……。」

つまり、
バレンタインだしアイツはチョコプレイとか生クリームプレイとか強要してくる。
その前に練習で一回やってどんなもんか試してみたが、何回達しても思い通りにいかない。
こういうのは一人でやる分には気持ちよくならない。
熱を持て余してどうしようか思った時に高杉が来るという連絡があった。
という流れらしい。



(ったく…)

コイツの中の俺はどんだけ変態なんだ。





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