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嗜虐の趣味はあるがそれを変態だとは思われたくない。
確かにそういう事も考えたし期待した。
だがコイツが俺の考えを見越して試しにやっていたということに驚いた。




「銀時。」

「ん………。」

名前を呼んで、孔に指を入れる。
するとそこは既に解けており、いつの間にか3本も指を飲み込んでしまった。

会うまでどれだけ自慰をやっていたのかわからないが、銀時が快感に飢えていたことは事実。




「さっきの早漏は俺との口付けで、か。」

「ぁっあっあぁッッ」

「ほらまた出てきたぜ。
一人でチョコだのクリームだので遊んでおいて発散できず終いなんざ…。」

「あ、あっ…ッしんっ
も、ゃあっ…あッあぁあんっ!!」

銀時の体が震え、精液が飛び散る。
中に入った指もこれでもかというぐらい締め付ける。
媚薬でも飲んだのかと思うぐらい乱れる銀時に、高杉は愛撫だけで何回イけるか試したくなってきた。




(今ならできそうだが…)

やりすぎて泣かれるのも面倒。
というより、早く入れてかき乱したい欲の方が上回った。

高杉は既に大きくなった性器を取り出して銀時に入れる。
ゆっくりと埋め込めば銀時も悦楽の顔となり、より甘い声を出す。
そして高杉の首に腕をまわして奥にほしいと訴える。




「ゃ……ぁ…ぁん。」

「銀時…。」

「ん…ン……。」

「甘ェもんがなくとも…コレで充分だ。」

絡まる手。
重なって貪る唇。
そして全身を駆けめぐる快感。

銀時との触れ合いが全て甘く感じる。




「んっンっ
ぁ……あっあっしんすけっ」

「ッこの甘さ、テメェも嫌いじゃねェだろ。」

腰を打ち付ければ精液が溢れてくる。
ビリビリと体を駆ける快感が強くなり、銀時は高杉の腰に足を絡ませてさらに奥まで強請った。




「んぁッあぁっあっぁっ!!
あッッイイっ晋助っ晋助っ」

突く度に揺れる体を見ながら、高杉は腰を振る。
どんどん甘美になっていく銀時の声に、高杉は意識を持って行かれそうになる。

甘ったるく誘う銀時の体は、高杉の五感を狂わす。
わざわざ甘味など用意しなくとも銀時の甘さを分け合うだけで充分だった。




(まぁ…そういうプレイは興味あるがな)

それは後々。
お返しの日とやらにでもやればいい。




「あっあっぁっあぁ!!
ッも、らめっあぁあっ」

「もっと締まれよ…ッ淫乱。」

「あぁああッッ!!!
そこッ…ぁ、さわんなぁっ!!
あっあぁあッッああぁーッッッ!!!」

「っは、ぁ。」

「あぁッッ………ッぁ、あ!」

「……っく、」

ドクドクと流れる精液に体が震える。
銀時の性器からもとめどなく溢れ、なのにまだ硬いまま。




「ったく……何回すりゃ気が済むんだ。」

「ん……ぁ、あぁん。」

再び律動を始めれば抵抗することなく受け入れる。
高杉が孔からこぼれた己の精液を手で取って見せれば、銀時は迷うことなく口に含んで舐めとる。

それはまるで甘味を食べる時のような。
指の間も舐め回し、しつこくしゃぶる。




「はぁ……ぁ、しんすけ……。」

「まだ足らねぇか、銀時。」

「ン……もっと…。」









(俺たちに別段糖分は不要だな)






15,02/20
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