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※裏注意
(相加相乗糖分共有の続編風)







『この俺を最大限に甘やかせ』

バレンタインを終えての反省も兼ねて、高杉にそんなお願いをしてみた。
チョコや生クリームプレイは良いから(ってか勿体ないから)とにかく俺を甘やかせ、と。

だけどそんなことを言ったら逆効果。
「復習だ」とか何とか言って無理矢理チョコまみれクリームまみれにされて焦らしに焦らされて以下略。
嗜虐心だらけのコイツには“甘やかす”なんざ絶対無理だと思っていた。

が、




「ん……っふ、ぁ…ン。」

「……は、
また出んのか。」

「ッ……だ…ぁっ………それは、」

「それは?」

「〜〜〜っっ」

銀時は悔しそうに顔を歪めた後、ぎゅっと高杉に抱きついた。
しかし銀時の性器を弄る手は止まらず、銀時は高杉の胸板で熱い吐息を洩らした。




「はあ…はあ……ぁっあッッ」

ビクッと体を震わせた瞬間、天に向かって精液を吐き出す。
高杉の手の動きに合わせて精液が飛び散っていった。
さながら乳搾りみたいだと思いながら、高杉はゆっくりと銀時の体を抱きしめる。

高杉の脚に跨がり、体を横に抱きしめられている銀時は、汗ばんだ頭を高杉の胸板に擦り寄せた。




「も……何なんだ…っ」

「お前が望んだ事だろ。」

「だけど、」

「お前から誘っておいて文句言うなんざ、そんなに甘やかす俺が珍しいかよ。」

「ったりめーだろ!
いつも馬鹿みてぇにがっつきやがって…。」

高杉と顔を合わせず、銀時は文句を言い続ける。
こうしてれば、いつか高杉がキレて押し倒してがっついてくるはず。




(こいつに甘やかせなんて頼んだ俺が馬鹿だった)

確かに最初は銀時の好きな甘味を買ってきてくれたり、お喋りに付き合ってくれたりと、高杉の俺様さが無かった。

そして夜になり、ゆっくりとした口付けからゆっくりとした愛撫をされた。
しかし銀時はこの長くゆったりとした性交に戸惑い、早く抜け出したくなっていた。
何ならチョコとかクリームまみれにされてとっとと終わってほしい。




「高杉の馬鹿…節操なし…大魔神。」

「……………。」

「お、女たらし…っ」

「……………。」

だが、高杉は挑発にノってこない。
これでは悪口を言い続けてる自分が馬鹿みたいだと思えてきた。

銀時は羞恥と体の疼きに負け、高杉に縋り付く。
後は察しろ、と。




「っ…………。」

早く、奪われたい。
もっと、激しく、何回も。




「そうさなァ…。」

「ん…ッゃ、」

「いつもなら…こんなに時間はかけねぇ。」

俺も暇じゃねェからな。
その言葉に、銀時はムッとする。
テロリストが犯罪で忙しいなんざよく言えたものだ。
そう思っていたが、高杉の手が再び愛撫をするため動き始めた。




「ゃ…っあ、」

「だが今日は、お前が何回イけるか見たいと思ったのさ。」

「あぁッ…あっ……ぁッ」

「何なら手前でやってみるか。」

「あッ…たかす……っあぁん、ぁッ」

「ほら、いつもみたいにしてみな。」

銀時にそそり勃つ性器を握らせ、自慰をしてみろと促す。
すると躊躇いがちではあるが上下に動かして熱い吐息を洩らした。
そんな姿を見ながら、高杉は手を滑らせてひくひくと疼く孔へと指を当てた。




「ッ……ぁ、そこ……っ」

「好きなだけイかせてやるよ。」

高杉が指を一気に埋め込んで行くと、銀時の体がビクビクと反応する。
そして指が律動をするのに合わせて、銀時の自慰も速くなっていく。
途端、精液がまた弾けては銀時の体に付着する。

それでも高杉の手は止めない。
射精をするにつれて理性が崩れ、乱れていく銀時の姿をまじまじと観察しながら、高杉はひたすら銀時への愛撫に集中した。




「ぁッ…あぁんっ
も、でな…っあぁ、あっあっ」

「まだこんな濃いくせして何言ってんだ。」

「んンっ…ぁ、あぁッ」

自分で体を支えるのが難しくなってきたのか、銀時は力無く高杉の着物を掴む。
すると高杉は銀時の体をすぐ側に敷いておいた布団へ寝かせた。




(だめだ…マジで酔いそう…)

甘すぎて頭が働かない。
このまましたら間違いなく気絶する。
そしたら高杉は…。

チラリと高杉の性器を見る。
そこには着物を押し上げている雄があり、触れると既に硬く勃っているのがわかった。




「高杉…全部脱いで。」

そう言って銀時は高杉の唇を塞ぐ。
そして唇を啄みながら高杉の着物を肩から下ろした。
帯を外し、全てを脱がすと、雄々しく勃った高杉の性器が出てきた。




「お前は可愛がった分だけ積極的になるなァ。」

「っ……るせーよ。」

「このまま焦らして泣かせるのもいいが、」

「え…っ」

「今日はお前を可愛がる日、だろ。」




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