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そこから銀時に覆い被さり、再び愛撫で攻め続けた。
孔に指を入れながらも挿入まではいかず、口淫や口付けで銀時をいかせ続けた。

だが高杉も辛いのか、銀時が絶頂でぐったりとしている隙に、自慰をして射精している。
出された精液は銀時の顔や胸に垂れ、銀時がそれを舐めとる。
口に広がる苦みが更に興奮させて孔の奥をジンと熱くさせた。




(も……入れて…ほしい)

銀時は脚を大きく開いたまま、度重なる射精でぐったりとしていた。
だが確実な快感は得られていない。
早く入れてほしいが、高杉は愛撫を続ける。




「ぁ………あぁ、」

「さすがにヘバってきたか銀時。」

「んン……ん……。」

「どうしてほしい。」

「っ……………。」

「言え。」

そしたらお前の望むようにしてやる。

高杉は銀時にそう囁く。
だが銀時の胸の中では羞恥、謙虚、など様々な想いが葛藤していた。




(ほしい…けど)

今、高杉を受け入れたら俺…。




「傍にいる。」

「ぇ……。」

「気絶しようが明日まで隣にいる。
だから安心してヨガり狂え。」

そう言って高杉は銀時の頭を撫でる。
その体温に愛しさがこみ上げてきて、銀時は高杉にギュッと抱きついた。




(本当…に?)

意識を手放した情事後、目覚めれば高杉の姿だけが無くなっている。
逢瀬の後はそんなことが当たり前で、銀時はいつも気絶するまいと必死に我を保っていた。

だが、今回はもう必要ないらしい。
一番のワガママは聞いてもらえたから。



「晋助………。」

「何だ。」

「………ぁ…りがと…。」

「……………。」

「だから、」

頂戴。

その言葉で理性が切れたのか、高杉は銀時の腰を掴んで己の雄を当てた。




「ぁ……ぅ…。」

「はっ…入れただけでいきそうだな。」

亀頭を入れ、ゆっくりと進むだけで体を震えさせた。
するの案の定、銀時は高杉の性器が奥に届く前に達してしまった。




「ぁ……はあ…はあ…ン。」

「ヘバってた割にはいけたじゃねぇか。」

「ん………たかすぎ…。」

「キツく締まっていい感じだぜ…お前の中は。」

そう言って高杉は銀時の精液を手に取って口に含む。
銀時と同様に、口に広がる精液の苦みで更に己を煽っていく。




(ぁ……また…硬く)

中にいる高杉の性器が、震えては大きく硬くなっていく。
腹筋に力を入れれば高杉の性器がリアルに感じられる。
じわりじわりと圧迫されていく快感に、銀時は心臓を高鳴らせて律動を待ち望んだ。

手早い性交もどうかと思うが、焦らされる性交もあまり好きではない。
だが高杉が隣にいると告げた一言で、甘やかせとか性交の内容とか全てがどうでも良くなった。




「…嬉しそうな顔しやがって。」

「っ……なわけ、」

「悪かったな、いつも傍にいてやれなくて。」

「ぁ…っ」

「何なら明日、一日中お前を抱いてやる。」

「ッば……も、やめ…。」

「やめない。」

ゆっくりと始まった律動に、全身が震える。
それと高杉の言葉が相乗効果をもたらし、心も体も甘く痺れる。




「あ……ッぁ、あっあっ」

律動では奥を突かれ、耳元ではひたすら欲しい言葉をくれる。
そして明日は高杉との時間が待っている。
甘やかされすぎて全身が溶けてしまいそうな感覚に溺れないよう、高杉の体に必死に縋り付いた。




「あんっ…ぁっあぁッ…いいっ」

「っ……熱ィ、」

「ッあぁあ!
ん…ッゃ、ああッも、だめっ」

卑猥な水音と喘ぎ声が部屋に響く。
銀時の脚を思い切り開き、体重をかけながら律動を続けた。
その圧迫感に呼吸を乱しながらも、必死に高杉を求めた。






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