▼01.お星さま▼

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忍者のゴールデンタイム。
どこからか鍛練の音が聞こえ、下級生達はすやすや夢の世界に入った頃。俺達は俺の!部屋に!集まって勘右衛門が買ってきた団子を食べていた。……なんで毎回俺の部屋なんだ。
「今日は大変だったねえ八左衛門」
「はは……まあジュンコが見つかってよかった」
「う〜ん。御手洗団子か、三色団子か…」
「どっちも食べたらどうだ?雷蔵」
ちなみに兵助は締めに豆腐を食べている。俺はしばらくその様子を眺めた後、すすす、と戸の方へ近づき少しだけ開けて空を見た。
「…日向?どうしたのだ?」
豆腐を食べ終えたのであろう兵助が興味を示したようなので手招きする。すると他の四人も一緒になって此方へやって来た。これはもう思いっきり開けた方がいいな。はい、全開。
ほらほら、上、見てみろよ!
「今日は一等綺麗だと思わないか?」
きらきらと輝く夜空。忍者の天敵である月もその輝きは勿論のこと、その見事な丸まり具合に思わず見惚れてしまう。
「おほー。確かに綺麗だな。でも日向、お前いっつもそれ言ってないか?」
「なんか金平糖食べたくなってきたなー俺」
「なんだお前ら。すげえ!!!って興奮したりしないの?なんで"へー"みたいな反応しかしないんだよ。もっと空を感じろ」
気を取り直してもう一度。うん。やっぱ綺麗だな。語彙力ないからどう言えばいいか分からないけれど、とにかく美しい!!!



思う存分眺め、ふと、あいつらの声が聞こえないと思い振り向いてみるともう部屋には誰もいなかった。あれ、そんなに長い間見てたか!?
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