黒子は私です
帝光中学校バスケットボール部
部員数は100を超え全中3連覇を誇る超強豪校
その輝かしい歴史の中でも特に『最強』と呼ばれ無敗を誇った―――
10年に一人の天才が5人同時にいた世代は『キセキの世代』と言われている
―――が、『キセキの世代』には奇妙な噂があった
誰も知らない、試合記録も無いにも関わらず天才5人が一目置いていた選手がもう一人―――
幻の6人目(シックスマン)がいた
―――と
―――ここは県立誠凛高等学校
「ラグビー興味ない!?」
「将棋やったことある?」
「日本人なら野球でしょー」
「水泳!!チョーキモチィイ!」
中では部活勧誘が行われており、一年生は歩く度に呼び止められる。
「進め〜ん!!ラッセル車持って来い!」
「さっきから10分で5mも動けねー」
と、ある男子生徒が叫んだ。
みんな一年生は引き止められる中、たった一人だけ引き止められない少女がいた。
少女は水色のミディアムヘアーをしておりとても可愛らしい顔立ちをしている。
名前は黒子雪乃。
雪乃は本を読みながら何食わぬ顔で歩いている。
『(やはり気づかれませんねぇ。まぁそれで勧誘を受けずに済んでるんですけど…あ)』
「それかブルドーザーでがーッと!」
「キレすぎだろ…」
さっきの男子生徒が手を振り上げ雪乃に当たりそうなるが、雪乃は小説を読みながら避ける。
普通に雪乃は歩き続けるが、だれも部活勧誘をしない。
「あ!キミ本好きなの?文学部とかどうですか?」
そのとき、眼鏡をかけた男子生徒が雪乃に声をかけた。
「いやコレマンガなんで」
「いやマンガでも立派な本だよ。それに小説も読むでしょ?」
しかし声をかけたのは雪乃後ろにいた漫画本を持った男子生徒だった。
『(えっとバスケ部は…)』
雪乃は横目で部活ブース案内の掲示板を見た後、バスケ部のブースに向かった。
『黒子は私です』