黒子は私です

結局シャツを脱がされた一年生。



一年生「………なんだコレ……」



一年生の前をリコは歩き何かを見ているようだ。



リ「キミちょっと瞬発力弱いね。反復横飛び20SEC/50回ぐらいでしょ?バスケやるならもうチョイほしいな。キミは体カタイ。フロ上がりに柔軟して!キミは…」



リコは一年生一人ひとりの弱点を見抜き言っていく。



一年生「マジ…!?合ってる…」

一年生「どゆこと!?」

一年生「てか体見ただけで…?」

日「彼女の父親はスポーツトレーナーなんだよ」



一年生が疑問に思っている時、先ほど後ろから殴った二年生、キャプテンの日向順平が答える。



日「データをとってトレーニングメニューを作る。毎日その仕事場で肉体とデータを見続けてる内についた特技。体格を見れば彼女の眼には身体能力が全て数値で見える。(まあカントクたる所以はそんだけじゃないけどな…)」



リコは雪乃が入部届を出した時にいた赤い髪をした火神大我を見た。



火「…なんだよ?」

リ「(〜〜〜〜〜〜なっ、何コレ!?すべての数値がズバ抜けてる…こんなの高一男子男子の数値じゃない!!)」



リコは火神のあまりの身体能力の高さに驚いた。



リ「(しかものびしろが見えないなんて…これは………天賦の才能!!)」





日「カントク!いつまでボーッとしてんだよ!」



火神の身体能力のあまりの高さに目を輝かせていたリコに日向が怒る。



リ「ごめんっっ。で、えっと……」

日「全員見たっしょ。火神(アイツ)でラスト」

リ「あっそう?…れ?」



日向の言葉に疑問を持つリコ。



リ「………黒子君ってこの中にいる?」

小「あ!そうだ帝光中の…」

日「え!?帝光ってあの帝光!?」



部活勧誘の時にリコと一緒にいた小金井信二も思い出した。
帝光の言葉に日向も驚く。



日「黒子!黒子いるー!?」

リ「(あれー?あんなに強豪にいたんなら視りゃすぐわかると思ったんだけど…)今日は休みみたいね。いーよじゃあ練習始めよう!」

『あの…スミマセン。黒子は私です』



リコが指示を出そうと手を上げた瞬間、目の前に雪乃が現れた。
突然の出来事にリコは一瞬固まり、顔から汗が噴き出す。



リ「きゃぁぁあ!?」

日「うわぁ何?……うぉっっ!?ダレ?」

小「いつからいたの!?」

『最初からいました』

日・小「ウソォ!?」

リ「(目の前にいて気づかなかった…!?…え?今黒子って言った!?女の子!?ええ!?てゆーか…カゲ薄っすっっ!!)」



影薄いことと女の子であることに驚くリコ。



一年生「…え?じゃあつまりこの子が!?『キセキの世代』の!?」

一年生「まさかレギュラーじゃ…」

日「それはねーだろ、マネージャーだろ?ねえ黒子ちゃん」

『…?試合には出てましたけど…あ、これ許可証です』

日「だよなー…うん?」


雪乃は紙を日向に渡した。
紙にはバスケット協会許可証と書いてあり、そこには女子でも男子の試合に出られるという旨が書かれていた。



小「え?…え!?」

全員「「「ええええー!?(信じらんねぇー!!!)」」」

リ「ちょっ・・シャツ脱いで!!」

『え?』

リ「は…できないからそのままでいいわ」



リコは雪乃の身体能力を見て何かに気づいた。



火「(なんなんだアイツは…!?)……!?オイちょっと聞きたいんだけど…帝光中とかキセキのなんたらとか」





『黒子は私です』