黒子は私です
ある日の練習―――
外は雨が降っていた。
日「ロード削った分練習時間余るな……どーする?カントク」
リ「(一年生の実力も見たかったし……)ちょーどいいかもね。5対5のミニゲームやろう!一年対二年で」
リコの掛け声で一年生と二年生は試合することになり、ナンバリングを着始める。
一「センパイと試合って…」
一「覚えてるか、入部説明の時言ってた去年の成績…」
去年一年だけで決勝リーグまで行ってるて…!!
一「マジで…!?」
一「フツーじゃねえぞソレ」
二年生の強さに一年生は息をのんだ。
リ「(…さーてルーキー達はどこまでやれるかな?)」
火「ビビるとこじゃねー。相手は弱いより強い方がいいに決まってんだろ!行くぞ!!」
一年生スタメン
火神、(主人公)、降旗、福田、河原
二年生スタメン
日向、伊月、小金井。水戸部、土田
ジャンプボールで試合が始まった。
一「……うぉっっ、おおっ!?」
火神は二年生のディフェンスを物ともせずにダンクを決めた。
一「うわぁ、マジか今のダンク」
一「スゲェ!!!」
リコは審判をしながら愕然とした。
リ「(想像以上だわ…!!あんな粗削りなセンスまかせのプレイでこの破壊力…!!)」
日「とんでもねーなオイ…(即戦力どころかマジで化物だ…!!」
一「一年がおしてる!?」
一「つーか火神だけでやってるよ!」
火神の強さに全員が驚いていた。
一年ー二年
11−08
火「んなことより…クソッッ。神経逆なでされてしょーがーねー…」
そんな中、火神はイライラしていた。
その原因は雪乃。
雪乃がドリブルをしていると伊月によってカットされてしまった。
一「スティール!?またアイツだ!」
一「しっかりしろー!!」
自分のミスなのに雪乃は特に悔しがる様子もない。
火「(意味深なこと喋ってた割にクソの役にも立ちゃしねぇ…ザコのくせに口だけ達者つーのが…)一番イラつくんだよ!!」
火神は伊月のレイアップシュートをブロックした。
一「高っ……」
一「もう火神止まんねー!!」
日「…わけにはいかねーな!そろそろ大人しくしてもらおうか!」
一「三人!?」
一年のオフェンスになり、火神にボールが渡った瞬間、三人のディフェンスに囲まれた。
一「そこまでして火神を…しかも…」
一「ボールを持ってなくても二人…」
一「ボールに触れさせるしない気だ!」
火神を止められ一年生の攻撃力はガクッと下がった。
その間にも二年はシュートを決めていく。
一年ー2年
15−31
福「やっぱり強い…」
河「てゆーか勝てるわけなかったし…」
降「もういいよ…」
火「………もういいって…なんだそれオイ!!」
一年はほぼ戦意喪失をしていた。
火神はそんな一年に腹が立ち、降旗の胸倉を掴み上げる。
『落ち着いてください』
そんな中雪乃は火神に後ろから膝カックンをした。
降・河・福「……!?」
火「テメ…」
火神は怒りが頂点に達し、雪乃に掴みかかろうとするが、他の三人が止める。
日「なんかモメてんぞ」
伊「黒子か…そーいやいたなー」
リ「(審判の私も途中から忘れてた… ………んん!?あれ?マジでいつからだっけ!?…まさか)」
『すいません、適当にパスもらえませんか』
「は?」
ボール運びの福田に雪乃は一つお願いをした。
一年ー二年
15−31
一「がんばれ、あと2分!」
福「(てかもらっても何ができんだよ?せめてボールとられんなよー)」
福田は愚痴を思いながらも雪乃にパスをする。
雪乃はフリースローラインにいた。
リ「(この違和感は何…?もしかして…何かとんでもないことが起きてる…!?)」
リコが何かに勘付いた瞬間、雪乃はボールを片手で持った瞬間、ゴール下でフリーになっていた降旗に後ろ向きのままタップパスをした。
降「……え…あっ」
降旗は驚きながらもシュートを決める。
日「…え」
小「……な」
一「入っ…今どーやってパス通った!?」
一「わかんねぇ、見逃した!!」
体育館にいた雪乃を除く全員が何が起きたかわかっていなかった。
『黒子は私です』