喝采は劫火とともに

いつまでも縋りつくだけの私だと思うなよ
砕かれた刹那が喉をくだろうとも
その手をとったら地獄行きだとしても
密会に必要なものは愛などではない
くゆる後悔を踊らせるのも幕引き次第
頭上をいろどる幾千の星々にも
さようならの数だけ笑いあえた日々を
回り道の愉しさを知らぬとは
痴れず縺れず地獄まで
化け物らしくあれ
二つあるものの一つはきみに
きみの前では躓くふりをして
終わりにも希望があると教えてくれたのは
上書きだらけの人生だった
花は乱れるために咲くものだと
巻き戻す両翼に二つのこうべが斃れる
生命短し、されど輪廻は長し
喝采は劫火とともに
引き摺る過去が足に絡まっていく
誰にも知られることのない昔話をしよう
巡る未来はいつかの過去になる
創造を贄として
癒えぬ傷跡を望んだくせに
残影に縋りつくことすら
ふざけるな
痛いのは絶望のせいではない
地獄に近く天国に遠いところで
続篇はこのてのひらから
我が儘な僕たちは
棺は貴方の分だけあればいい
羸弱を求める速さで
冷えた三日月をなぞる
TITLE:雖も
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DATE : 2016.03.11
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