ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode18

『届いた優しさ』

― 気づかない優しさが、誰かを支えている。 ―

Day:Thursday(共同生活18日目)



Scene6

『リビング』

Thursday|20:30 PM



夜。



404 HOUSEのリビング。



全員が揃う時間。



仕事を終えたメンバーが帰宅し、

最後にスニョンも戻ってくる。



「ただいま!」



明るい声。



「おかえり。」



すぐに返ってくる声。



スニョンは靴を脱ぎながら笑う。



「なんか、本当に家みたいになったね。」



その一言に、

みんな少し笑う。





夕食後



テーブルの上には、

食べ終わった皿。



ソファには、

それぞれ好きな場所に座るメンバー。



スニョンは床に座りながら、

お菓子の袋を開ける。



「これ、チアキが好きなやつ?」



「そうです。」



チアキが答える。



「覚えた。」



スニョンが得意げに言う。



スングァンが笑う。



「スニョン、絶対覚えるの早いよね。」



「だって好きって言ってたじゃん。」



「一回聞いたこと覚えてるんだ。」



「そういうの大事でしょ。」



スニョンの素直な言葉。



その場が少し温かくなる。





小さな変化



「でも本当に。」



ミンギュが笑う。



「最近、みんなチアキの好み覚えてるよね。」



「そんなにですか?」



チアキが驚く。



ジョンハンが頷く。



「最初は何も知らなかったからね。」



「今は冷蔵庫見たら、なんとなく分かる。」



ソヨンも笑う。



「食べ物だけじゃなくて。」



「疲れてる時とか、静かにしたい時とかも。」





チアキは少し黙る。



自分では、

そんなに周りに見られているとは思っていなかった。



でも。



一緒に暮らしていると、

小さな変化まで自然に伝わっていく。





視線の変化



スタッフカメラ。



リビング全体を映す。





ミンギュが、

チアキのカップが空いていることに気づく。



何も言わず、

水を入れる。





チアキは、

スニョンの食べ終わった皿に気づく。



「スニョン、そこ置いて大丈夫です。」



「ありがとう。」



スニョンは笑う。





ウォヌが少し寒そうにしていると、

チアキが窓を閉める。





スンチョルは、

仕事の話をしていたユナに声をかける。



「今日はもう休んだ方がいいんじゃない?」





誰かが、

誰かを見ている。





リビングの会話



「最初の頃、本当に静かだったよね。」



スニョンが言う。



「特にウォヌ。」



「俺?」



ウォヌが笑う。



「今も静かだけど。」



スングァンがすぐ返す。



「でも違う。」



「今はちゃんと一緒にいる感じする。」





その言葉に、

ウォヌは少し笑う。





「最初は全員気を遣ってた。」



ソヨンが言う。





「今は?」



スニョンが聞く。





少し考えて。



「……帰る場所。」



ソヨンが答える。





一瞬、

リビングが静かになる。





「家族って言うには、まだ早いかな。」



ソヨンが笑う。





でも。



誰も否定しなかった。





チアキ



その会話を聞きながら、

チアキはリビングを見渡す。



最初は。



知らない人ばかりだった。



言葉も文化も違った。



距離の取り方も分からなかった。



でも今。



「おかえり」

と言える場所がある。





「……。」





ミンギュが気づく。



「どうした?」





「いえ。」



チアキは笑う。



「なんか、不思議だなと思って。」





「何が?」





「最初は、こんなに自然に過ごせると思っていなかったので。」





その言葉に、

みんな少し笑う。





「俺たちも。」



ウォヌが言う。





「チアキが来る前と、今では全然違う。」





スニョンも頷く。



「最初は外国人とか関係なく、ただ知らない人だった。」



「でも今は。」



少し考えて笑う。



「普通に、一緒にご飯食べる人。」





その自然な言葉に、

全員が笑う。





【STAFF NOTE】

共同生活18日目。



恋愛だけではない。



人が人を大切に思う瞬間は、

もっと日常の中にある。



飲み物を用意する。



好きなものを覚える。



疲れに気づく。



帰りを待つ。





その小さな優しさが、

いつの間にか、

「この人がいると安心する」

という気持ちに変わっていく。



次回 Scene7

『Interview』

テーマ:

「最近、一番安心する人」



答えはそれぞれ違う。



恋なのか。



信頼なのか。



それとも、

ただ大切な存在なのか。




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