ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode18

『届いた優しさ』

― 気づかない優しさが、誰かを支えている。 ―

Day:Thursday(共同生活18日目)



Scene7

『Interview』

Thursday|Interview Room



404 HOUSEでの共同生活も18日目。



最初は、

11人の中にひとりだけ違う環境から来たチアキ。



言葉。



文化。



生活リズム。



何もかも違った。



でも。



毎日の積み重ねで、

少しずつ変化していた。



今回のインタビュー。



テーマは――



「最近、一番安心する人」



スタッフが質問する。



「恋愛感情だけではなく、共同生活の中で安心できる相手を教えてください。」



それぞれが少し考える。





ミンギュ



「……チアキ。」



迷わず答える。



「最初は、すごく気を遣っている人だと思いました。」



「何をするにも『大丈夫です』って言うし。」



少し笑う。



「でも最近は、少しずつ頼ってくれるようになった。」





「それが嬉しいです。」





「たぶん、チアキが安心してくれることが、俺にとっても安心なのかもしれない。」





ウォヌ



「ソヨン。」



静かに答える。



「自分が静かでも、無理に変えようとしない。」



「一緒にいて疲れない人。」





少し間を置いて。



「でも、チアキもそうですね。」





「話さなくても気まずくない。」





スンチョル



「ジウォン。」



「考えていることが似ている部分がある。」



「責任を持つタイプだから、言わなくても分かることが多い。」





ジョンハン



「ウォヌかな。」



笑う。



「昔から変わらない。」



「静かだけど、ちゃんと見てる。」





スニョン



「スングァン。」



即答。



「一番うるさいけど。」



スタッフが笑う。



「でも、一緒にいると楽。」





「気を遣わなくていい。」



「変なこと言っても受け止めてくれる。」





スングァン



「……。」



少し考える。



「難しいですね。」





「みんな違う安心感があるから。」





少し笑って。



「でも最近は、チアキかな。」





「最初はすごく遠い人だった。」



「でも今は。」





「ちゃんと、この家の一員って感じがする。」





ソヨン



「チアキ。」



優しく笑う。



「似ているところがあるんです。」





「周りを気にするところ。」



「自分より先に誰かを見るところ。」





「でも最近は、チアキも誰かに頼っていいんだって思えるようになってきた。」





チアキ



スタッフが聞く。



「チアキさんは?」





少し考える。





「……。」





「難しいです。」





笑う。





「最初は、誰にも迷惑をかけないようにしようと思っていました。」





「でも今は。」





「帰ってきた時に『おかえり』って言ってもらえることが嬉しいです。」





少し視線を落とす。





「だから……。」





「誰か一人というより、この家にいる時間そのものが安心します。」





スタッフ。



「もし一人名前を挙げるなら?」





チアキは少し困ったように笑う。





「……まだ秘密でお願いします。」





その答えに、

スタッフも笑う。





【STAFF NOTE】

共同生活18日目。



「安心する」という感情は、

恋の始まりとは少し違う。



でも。



誰かの存在が、

日常の一部になる瞬間。



そこから、

特別な感情が生まれることもある。





恋愛禁止の404 HOUSE。



誰も名前を口にしない。



でも。



誰かを大切に思う気持ちは、

少しずつ隠せなくなっていた。



次回 Scene8【UNSEEN】

『優しさの置き場所』

深夜。

誰にも見られていないと思っていた行動。



でもスタッフカメラは、

その小さな優しさを記録していた。




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