ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode20

『404 HOUSE DAY』

― 一緒に暮らすからこそ分かる、知らなかった一面。 ―

Day:Saturday(共同生活20日目)



Scene2

『役割交換ミッション2』

Saturday|10:00 AM



404 HOUSE。



スタッフから届いたカード。



その内容を読み終えた11人。





次の瞬間。



スマートフォンに通知が届く。





「TODAY’S MISSION」

『いつもの役割を交換してください。』

「普段担当していないことに挑戦しましょう。」





スングァンが笑う。



「やっぱりミッションだった。」





スニョンもカードを見る。



「でも、料理とか掃除って結構大変だよね。」





ウォヌが頷く。



「毎日やってる人はすごいと思う。」





その言葉に、

何人かの視線が自然とキッチンへ向く。





今まで。



誰かが当たり前のようにしていたこと。





食事を作る。



家を整える。



足りないものを買う。





それが、

どれだけ時間と気遣いを使うことなのか。





今日は、

それを知る日。





役割発表



スタッフから、

新しい担当表が届く。





🍳 料理担当

ミンギュ・スンチョル





「俺たち?」



ミンギュが少し驚く。



普段は作ってもらう側にいることが多いぶん、急に“やる側”になると、少しだけ肩に力が入る。





スンチョルが笑う。



「やるしかないね。」



言いながらも、いつも自然に任せていたことの重さを、少しだけ想像していた。





普段、

料理や家のことを自然にしているチアキがいない中で、

二人がキッチンを担当する。





🧹 掃除担当

ウォヌ・ジョンハン





ジョンハンが笑う。



「静かな二人で掃除って、地味じゃない?」





ウォヌ。



「でも、向いてるかも。」



口にしながら、誰かが整えてくれる空間のありがたさを、今さら少しだけ実感していた。







🛒 買い出し担当

スングァン・スニョン





「絶対余計なもの買うじゃん。」



スングァンが笑う。





スニョン。



「必要なものだけ買うよ。」





「本当に?」





「……たぶん。」





二人の会話に、

リビングが笑いに包まれる。





🎀 飾り付け担当

チェリン・ユナ・ジウォン





三人は、

夜のリビング用の飾り付けを担当。





「家でイベントっていいね。」



チェリンが笑う。







キッチン



ミンギュがエプロンをつける。





スングァンがその姿を見て笑う。





「なんか違和感ある。」





ミンギュ。



「なんで(笑)」





「いつも食べる側って感じだから。」





ミンギュは笑う。





「料理くらいするよ。」



そう言いながらも、包丁や鍋を前にすると、いつもより少しだけ真剣な顔になる。





でも。



材料を確認して。



人数分を考えて。





普段チアキがしていたことを、

少しずつ理解していく。





「11人分って結構多いな。」





スンチョルが笑う。





「毎日これやってたんだよね。」



その一言で、ミンギュの手がほんの少し止まる。



“作る”ことは知っていたつもりだった。



でも、“毎日続ける”ことの大変さは、やってみて初めて分かる。





一瞬。



二人とも黙る。







リビング



掃除をするウォヌとジョンハン。





「最初の頃ってさ。」



ジョンハンが言う。





「誰が何するか、全部スタッフさんが決めてたよね。」





ウォヌが頷く。





「今は自然に分担してる。」



言いながら、床に落ちた小さなゴミを拾う。



その動きが、いつの間にか“誰かのため”になっていることに気づいて、少しだけ胸が温かくなる。





ジョンハンは棚の上を見上げる。



普段なら気にも留めない場所に、うっすらと埃がたまっている。



こういう細かいところまで見て、毎日きれいにしていたのかと思うと、ただ掃除するだけでは済まない気がした。





共同生活20日目。





最初は、

決められたルールだった。





でも今は。



誰かのために動くことが、

少しずつ当たり前になっていた。





【STAFF NOTE】

人は、

失って初めて気づくことがある。





でも。



一緒に暮らしているからこそ、

見えてくることもある。





今日、

11人が知るのは。



「誰かがしてくれていたこと。」



そして。



「自分にもできること。」





次回 Scene3

『キッチン』

ミンギュとスンチョルの料理。



思ったより手際の良いミンギュ。



そして、

初めて知るチアキの毎日の大変さ。




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