ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―
Episode20
『404 HOUSE DAY』
― 一緒に暮らすからこそ分かる、知らなかった一面。 ―
Day:Saturday(共同生活20日目)
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Scene6
『夜のリビング』
Saturday|21:00 PM
404 HOUSE。
夕食が終わった後。
今日は特別なイベントの日だったけれど、夜の過ごし方はいつもと変わらなかった。
ただ同じ家にいる。
それだけの時間。
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スタッフから届いた最後のミッション。
「夜は全員で自由に過ごしてください。」
「404 HOUSEらしい時間を残してください。」
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その言葉通り。
リビングには全員が集まっていた。
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「映画見る?」
スングァンがリモコンを持つ。
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「またスングァンが選ぶと長いやつになるんじゃない?」
スニョンが笑う。
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「何で(笑)」
「俺、ちゃんと短いの選ぶよ。」
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そんな会話をしながら、
結局みんなで一本の映画を見ることになった。
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リビング
照明を少し落とす。
ソファにはメンバーが並ぶ。
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ミンギュは飲み物を配る。
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「これ誰の?」
「俺。」
「じゃあこれは?」
「チアキ。」
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自然に名前が出る。
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以前なら、
「チアキちゃん」
と呼んでいた。
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でも今は。
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「チアキ。」
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その呼び方が、
誰にとっても自然になっていた。
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映画上映中
最初は全員が真剣に画面を見る。
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でも。
30分もすると、
少しずつ自由になる。
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スングァンは感情移入して大きな反応をする。
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「え、そこでそうなるの?」
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スニョンが笑う。
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「静かに見れないの?」
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「無理(笑)」
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隣ではウォヌが静かに笑っている。
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ジョンハンはソファにもたれながら、
「こういう時間いいね。」
と小さく呟く。
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誰かが聞いているわけではない。
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でも。
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その言葉に、
近くにいたメンバーが自然に頷く。
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22:30 PM
映画が終わる頃。
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何人かは眠そうになっていた。
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チェリンはソファの端で少し眠そうに目をこする。
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ユナは笑いながらブランケットを渡す。
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「寝るなら使って。」
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「ありがとう。」
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反対側では、
スングァンがまだ映画の感想を話している。
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「絶対あの場面はさ……。」
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「まだ話すの?」
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みんな笑う。
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リビング
ミンギュは少し離れた場所から、
その光景を見る。
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20日前。
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ここにいたのは、
知らない人たちだった。
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名前を呼ぶことも。
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一緒に食事をすることも。
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何気ない会話をすることも。
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最初は少し気を遣っていた。
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でも今は。
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誰かが笑えば、
自然にみんなが笑う。
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誰かが疲れていれば、
誰かが気づく。
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それが当たり前になっていた。
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23:00 PM
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「そろそろ寝る?」
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スンチョルが時計を見る。
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「明日もあるしね。」
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少しずつ、
それぞれ部屋へ戻っていく。
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「おやすみ。」
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「おやすみ。」
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短い言葉。
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でも。
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その言葉が自然に交わされること自体が、
この家が変わった証だった。
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【STAFF NOTE】
共同生活20日目。
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特別な出来事だけが、
思い出になるわけではない。
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一緒に映画を見る。
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同じ場所で笑う。
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眠る前に「おやすみ」と言う。
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そんな何気ない時間が、
少しずつ人との距離を変えていく。
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404 HOUSEは、
ただ生活する場所ではなくなっていた。
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次回 Scene7
『Interview』
テーマ:
「404 HOUSEで一番変わったこと」
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11人が振り返る、
共同生活20日間。
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