ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―
Episode21
『HAN RIVER NIGHT』
― 同じ景色を見ることで、知らなかった一面に気づく。 ―
Day:Sunday(共同生活21日目)
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Scene1
『休日の朝』
Sunday|10:00 AM
404 HOUSE。
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朝。
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昨日の「404 HOUSE DAY」の余韻が、まだ少し残っていた。
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リビングには、ゆっくり起きてきたメンバーが集まる。
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「おはよう。」
「眠い……。」
「昨日、結構遅かったもんね。」
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いつもの朝。
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でも。
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20日前とは違う。
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誰かが起きてくる音。
誰かの声。
キッチンから聞こえる生活音。
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それだけで、
この家に人がいる安心感があった。
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スングァンがソファに座りながら笑う。
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「昨日さ。」
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みんなを見る。
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「家なのに旅行みたいだったよね。」
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一瞬の沈黙。
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そして。
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「分かる。」
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「ずっと笑ってた気がする。」
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「普通に楽しかった。」
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自然に笑い声が広がる。
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チアキもその会話を聞きながら、
小さく笑う。
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最初は、
こんな風に輪の中にいることすら少し緊張していた。
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何を話せばいいか。
どこまで踏み込んでいいか。
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いつも考えていた。
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でも今は。
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ただ一緒に笑っている。
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それだけでいいと思えるようになっていた。
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キッチン
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ミンギュが冷蔵庫を開ける。
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「朝ごはん食べる人いる?」
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「いる。」
「俺も。」
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すぐに返事が返ってくる。
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そのやり取りを見て、
チアキは少しだけ微笑む。
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この家では、
誰かが誰かを気にすることが、
いつの間にか当たり前になっていた。
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11:30 AM
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ゆっくり流れる休日の時間。
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それぞれ自由に過ごしている。
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読書をする人。
音楽を聴く人。
話をする人。
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特別な予定がなくても、
同じ場所にいる。
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そのことが心地よかった。
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そして。
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午後。
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リビングに、
スタッフからの新しい封筒が届く。
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まだ誰も知らない。
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今日見る景色が、
誰かの心に残ることを。
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【STAFF NOTE】
共同生活21日目。
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距離が近づく瞬間は、
大きな出来事だけではない。
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同じ朝を迎えること。
同じ時間を過ごすこと。
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その積み重ねが、
少しずつ人を特別な存在に変えていく。
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次回 Scene2
『スタッフからの招待状』
午後。
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11人に届いた、
夜の漢江への招待。
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いつもとは違う景色の中で、
新しい感情が動き始める。
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