ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode21

『HAN RIVER NIGHT』

― 同じ景色を見ることで、知らなかった一面に気づく。 ―

Day:Sunday(共同生活21日目)



Scene8【UNSEEN】

『夜のDiary』

Sunday|23:30 PM



404 HOUSE。



消えたリビングの明かり。



廊下には、

部屋のドアの隙間から漏れる小さな光だけが残っている。



スタッフカメラは、

まだ眠りにつかないメンバーの姿を静かに映していた。



ミンギュ



机の上。



閉じられたDiary。



もう書き終わっている。



でも、

すぐには部屋を出なかった。



ペンを置いたまま、

窓の外を見る。



遠くに見える街の光。



今日見た漢江の夜景とは違う。



それでも、

あの水面に揺れていた光を思い出す。



「また一緒に見たい。」



自分が書いた言葉。



その意味を考える。



ただ楽しかったからなのか。



それとも。



誰かと共有した時間だったからなのか。



答えはまだ分からない。



ミンギュは小さく息を吐いて、

Diaryを引き出しにしまう。



チアキ



部屋のベッド。



横になっても、

なかなか眠れない。



目を閉じると、

今日の景色が浮かぶ。



橋の光。

川の音。

みんなの笑い声。



そして。



「寒くない?」

「大丈夫?」



何気ない言葉。



小さな気遣い。



チアキは枕元のDiaryを見る。



封筒に入れた後なのに、

もう一度開きそうになる。



「……。」



少し迷って、

やめる。



まだ誰にも見せられない気持ち。



でも、

今日の夜を忘れたくないと思った。



ウォヌ



静かな部屋。



ウォヌは写真を見ていた。



スングァンが共有した写真。



漢江の夜。



笑っている全員。



その中に、

自然な表情のソヨンが写っている。



少しだけ目を止める。



そして、

すぐに画面を閉じる。



自分でも気づかないくらい小さな変化。



スングァン



自分の部屋。



スマホには今日撮った写真。



「多すぎる(笑)」



一人で笑う。



でも、

削除することはできなかった。



全部残しておきたい。



誰かが笑った瞬間。

誰かが振り返った瞬間。



この家で過ごしている時間を、

ちゃんと覚えていたかった。



スタッフ映像



深夜。



カメラに映る404 HOUSE。



誰も話していない。



でも、

完全な静けさではない。



誰かの足音。

水を飲む音。

小さく閉まるドア。



そこには、

人が一緒に暮らしている温度があった。



スタッフNOTE

「気持ちは、いつも言葉になる前に生まれる。」



「何気ない会話。」

「何気ない視線。」

「何気ない優しさ。」



その一つひとつが、

いつか振り返った時、

大切な記憶になる。



共同生活21日目。



404 HOUSEの夜は、

少しだけ特別な余韻を残して終わった。



次回予告

Episode22

『昨日の続き』

月曜日。



HAN RIVER NIGHTから戻った日常。



いつもの仕事。

いつもの生活。



でも。



昨日までとは少し違う視線。



誰かを探してしまう瞬間。



言葉にしない変化が、

404 HOUSEの日常に広がっていく。




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