ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―
Episode22
『昨日の続き』
― 特別な一日の後、日常の中に残る感情。 ―
Day:Monday(共同生活22日目)
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Scene1
『いつもの朝』
Monday|07:30 AM
404 HOUSE。
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朝の光がカーテンの隙間から差し込む。
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昨日までとは違う、
いつもの平日の朝。
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キッチンから聞こえる食器の音。
シャワーの音。
誰かが歩く足音。
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変わらない朝。
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でも。
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21日前とは、
少しだけ違う。
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「眠い……。」
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リビングに来たスングァンが、
ソファに座りながら呟く。
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「昨日、寝るの遅かったからね。」
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ユナが笑う。
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「でも楽しかった。」
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その言葉に、
何人かが頷く。
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冷蔵庫を開けるミンギュ。
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「朝ごはん食べる人いる?」
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「いる。」
「俺も。」
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いつものやり取り。
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でも、
その声の中には昨日の夜の余韻が残っていた。
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漢江の光。
川沿いの風。
みんなで撮った写真。
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思い出すだけで、
自然と表情が緩む。
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チアキがリビングに入ってくる。
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「おはようございます。」
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「おはよう。」
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何気ない挨拶。
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でも。
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ミンギュは一瞬だけチアキを見る。
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昨日、
夜景を見ながら笑っていた姿。
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写真の中の自然な表情。
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それが一瞬頭に浮かぶ。
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「……。」
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すぐに視線を戻す。
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チアキも、
みんなの様子を見る。
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昨日までより、
少しだけ近く感じる距離。
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誰かが話している。
誰かが笑っている。
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その輪の中に、
自分も自然にいる。
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それが少し不思議だった。
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スンチョルが時計を見る。
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「そろそろ準備しないと。」
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現実に戻る時間。
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今日は仕事の日。
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楽しかった休日の次には、
いつもの生活が待っている。
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「仕事行きたくない。」
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スングァンが大げさに言う。
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「昨日に戻りたい。」
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「早すぎ(笑)」
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笑い声が広がる。
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でも。
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誰も本当に戻りたいわけではない。
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昨日が終わったからこそ、
今日が少し違って見える。
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玄関。
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「行ってきます。」
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「行ってらっしゃい。」
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いつもの言葉。
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だけど。
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その声には、
昨日までにはなかった温度があった。
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ドアが閉まる。
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残されたメンバーは、
それぞれの一日へ向かう。
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特別な夜は終わった。
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でも。
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その夜に感じた何かは、
まだそれぞれの中に残っていた。
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【STAFF NOTE】
特別な時間は、
終わった瞬間に消えるものではない。
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ふとした瞬間に思い出す。
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誰かの笑顔。
誰かの声。
誰かと見た景色。
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それが、
いつもの日常を少しだけ変えていく。
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次回 Scene2
『それぞれの仕事』
月曜日。
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11人はそれぞれの日常へ戻る。
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でも、
昨日の夜を思い出す瞬間が、
それぞれの場所に残っていた。
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