ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode22

『昨日の続き』

― 特別な一日の後、日常の中に残る感情。 ―

Day:Monday(共同生活22日目)



Scene2

『それぞれの仕事』

Monday|午前



昨日の夜が夢だったように、

月曜日の街はいつも通り動いていた。



通勤する人。

開店準備をする店。

行き交う車の音。



特別な一日を過ごした翌日でも、

生活は変わらず続いていく。



でも。



404 HOUSEの11人の中には、

昨日の景色がまだ残っていた。



チアキ



空港ではなく、

今日は通常勤務。



朝の電車。

窓の外を流れる景色を眺める。



いつもの通勤。

いつもの仕事。



なのに。



ふとした瞬間、

昨日の漢江が思い浮かぶ。



水面に揺れる光。

夜の風。

みんなの笑い声。



そして、

自然に笑っていた自分。



「……。」



チアキは小さく笑う。



忙しい日常の中で、

あんな時間があることが少し不思議だった。



ミンギュ



会社。



パソコンの画面を見ながら、

仕事を進める。



いつものように集中している。



でも。



休憩時間。

スマホを見る。



グループチャット。



昨日スングァンが送った写真への通知。



まだたくさんの反応が続いている。



その中で、

漢江で撮った一枚が目に入る。



ミンギュの指が一瞬止まる。



写真の中。



みんな笑っている。



その中で、

チアキも自然に笑っていた。



最初の頃の、

少し緊張した表情とは違う。



「……。」



少しだけ口元が緩む。



そして、

すぐにスマホを伏せる。



スンチョル



仕事の打ち合わせ。



資料を確認しながら、

相手の話を聞く。



リーダーとして、

いつものように周囲を見る。



でも。



昨日の夜、

自然に笑っていたメンバーの姿を思い出す。



最初は、

全員が少しずつ距離を測っていた。



今は。



誰かが誰かを気にかけることが、

当たり前になっている。



「いい変化だな。」



小さく呟く。



ジョンハン



カウンセリング。



人の話を聞く仕事。



相手の表情。

声の変化。

言葉にならない感情。



それを見ることには慣れている。



だからこそ。



404 HOUSEで起きている小さな変化にも気づいていた。



誰かを見る視線。

少し長くなる会話。

自然な距離。



まだ本人たちは、

気づいていない。



ウォヌ



作業日。



静かな部屋。



集中してパソコンに向かう。



休憩中。



昨日撮った写真を見る。



漢江の夜。



ソヨンと並んで見た景色。



短い会話。



でも、

不思議と記憶に残っている。



スニョン



ダンスレッスン。



音楽が流れるスタジオ。



体を動かしながら、

昨日の写真を思い出す。



「楽しかったな。」



休憩中、

スマホを見る。



自然と笑ってしまう。



スングァン



収録現場。



いつものように明るく話す。



周りを笑わせる。



でも。



休憩時間になると、

昨日の写真を確認する。



自分が撮った写真。



みんなの自然な顔。



「やっぱりいい写真。」



小さく笑う。



ユナ・女性メンバー



それぞれの仕事。



忙しい時間を過ごす。



でも。



ふとした瞬間、

昨日の夜を思い出す。





夕方前



11人それぞれの場所で、

それぞれの一日を過ごしている。



同じ家に帰る予定なのに。



少しだけ、

昨日とは違う気持ちで。





【STAFF NOTE】

人は、

特別な時間の中で変わるのではない。



その後の日常で、

ふと相手を思い出した瞬間に、

自分の変化に気づく。



昨日の漢江は終わった。



でも。



その夜に感じた温度は、

それぞれの一日に静かに残っていた。



次回 Scene3

『昨日の写真』

グループチャットに届く、

漢江の写真。



画面の中に残った笑顔が、

11人の距離をもう一度近づけていく。




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