ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―
Episode22
『昨日の続き』
― 特別な一日の後、日常の中に残る感情。 ―
Day:Monday(共同生活22日目)
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Scene6
Interview
Monday|Night
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404 HOUSE。
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夜。
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リビングの明かりが少し落とされる。
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今日もいつもの一日が終わる。
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けれど、
カメラの前に立つ11人の表情には、
どこか、今日だけでは終わらないものが残っていた。
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テーマ。
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「21日間一緒に暮らして」
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チアキ
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「最初は……。」
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少し考えてから、ゆっくり話し始める。
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「すごく緊張していました。」
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「生活リズムも違いますし、皆さんに迷惑をかけないようにしないとって。」
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最初の日の映像が流れる。
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少し距離を置いて座るチアキ。
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小さな声で話す姿。
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「でも。」
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チアキは少し笑う。
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「今は、帰ってきた時に『おかえり』って言ってもらえることが、すごく嬉しいです。」
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「家に帰るって、こういうことなのかなって、少しずつ思えるようになりました。」
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照れたように笑う。
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その笑顔には、安心がにじんでいた。
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ミンギュ
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「最初は……全員が気を遣っていたと思います。」
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「特にチアキは、いつも周りを見ていた。」
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少し間を置く。
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「自分のことより、他の人のことを先に考える感じでした。」
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「でも最近は。」
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「少しずつ、自分も頼ってくれるようになった気がします。」
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スタッフ。
「それは嬉しいですか?」
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ミンギュは少し笑う。
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「はい。」
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短い答え。
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でも、
その一言には迷いがなかった。
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ウォヌ
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「静かな時間が苦じゃなくなりました。」
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「最初は、話さない時間が気まずいと思っていたけど。」
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「今は、同じ部屋にいるだけでも落ち着きます。」
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言葉にしなくても伝わるものが、
少しずつ増えていったのかもしれない。
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スンチョル
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「人をまとめる立場として見ていたけど。」
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「今は、メンバーというより家族に近い感覚があります。」
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「誰かが疲れていたら気づく。」
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「誰かが困っていたら自然に手を出す。」
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「そういうことが、考えなくてもできるようになったのが一番大きいです。」
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ジョンハン
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「人って、短い時間でも変わるんだなと思いました。」
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「最初はみんな、自分を見せすぎないようにしていた。」
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「でも今は、失敗したところも見せられる。」
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少し笑う。
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「それって、すごく大事なことだと思います。」
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スニョン
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「笑う回数が増えました。」
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「仕事が終わって疲れて帰ってきても、家に誰かいるっていいですね。」
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「一人だったらそのまま寝ていたと思う日も、今は自然にリビングに行きます。」
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スングァン
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「最初は正直、どうなるかなって思っていました。」
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「でも今は……。」
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少し照れながら笑う。
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「静かな日だと、逆に寂しいです。」
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「誰かがいないと、『あれ?』って思う。」
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女性メンバー
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それぞれの答え。
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「人に頼ることを覚えた。」
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「自分のペースを大切にできるようになった。」
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「誰かと暮らす楽しさを知った。」
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答えは違う。
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でも、
そのどれもが、同じ場所にたどり着いていた。
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21日前。
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ここは、まだただの共同生活の場所だった。
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けれど今は。
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誰かの帰りを待つ場所になっている。
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スタッフ
「一番変わったことは何ですか?」
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最後に、
ミンギュとチアキへ同じ質問。
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ミンギュ
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少し考える。
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「……誰かのことを気にする時間が増えたこと。」
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「前は自分のことで精一杯だったけど。」
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「今は、帰ってきた人の顔を見るようになりました。」
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チアキ
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「……。」
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少し考える。
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「一人で頑張らなくてもいいと思えるようになったことです。」
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「誰かがいるって、安心するんだなって。」
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その言葉を聞いたスタッフも、
静かに頷く。
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【STAFF NOTE】
21日間。
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恋を探すために始まった共同生活。
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でも、
そこで最初に育ったのは、
恋そのものではなく――
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信頼だった。
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誰かを好きになる前に、
誰かの帰りを気にかけるようになる。
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誰かの沈黙を、気まずさではなく安心として受け止めるようになる。
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そうして積み重なった小さな日々が、
気づけばこの家の空気を変えていた。
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恋は、きっとそのあとからでも遅くない。
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そう思えるほどに、
この21日間は静かに、
でも確かに、
信頼を先に生んでいた。
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次回 Scene7【UNSEEN】
『残った写真』
深夜。
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誰も見ていない場所で、
昨日の景色をもう一度見る人。
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写真に残った笑顔が、
新しい感情の入口になる。
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