ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode24

『待っている理由』

― 誰かを待つことが、当たり前になる。 ―

Day:Wednesday(共同生活24日目)



Scene8

『頼れると思う人』

Wednesday|Interview



404 HOUSE。



夜。



それぞれの部屋。



それぞれの場所で、

スタッフインタビューが行われる。



今日のテーマ。



「最近、頼れると思う人」





Interview Room



一人ずつ、

椅子に座る。



カメラの前。



でも。



答える表情は、

以前より自然だった。





スンチョル



少し考えてから、

ゆっくり話す。



「頼れるって、引っ張ってくれる人だけじゃないと思います。」



「何も言わなくても、周りを見ている人。」



少し笑う。



「そういう人がいると、安心します。」



言い終えたあと、少しだけ視線を落とし、それから穏やかにカメラを見る。

その静かな目元には、誰かを見守るようなやさしさがにじんでいた。



ジョンハン



「最近は、頼ること自体が悪いことじゃないって思うようになりました。」



「最初はみんな、自分のことは自分でやろうとしてたから。」



少し間を置く。



「でも、一緒に暮らしてると分かるんですよね。」



「誰かがいるだけで助かってること。」



言葉のあと、ふっと息をついて、少しだけ目を細める。

その表情には、照れくささと、誰かに向けるやわらかな信頼が混じっていた。



スニョン



笑いながら答える。



「俺は、話をちゃんと聞いてくれる人かな。」



「楽しい話も、悩みも。」



「ちゃんと向き合ってくれる人がいると安心する。」



最後の言葉のあと、少しだけ視線を上げる。

軽く笑ったままの顔に、相手を大切に思う気持ちが自然に浮かんでいた。



ウォヌ



静かな表情。



少し考える。



「無理に何かをしなくても、一緒にいられる人。」





「沈黙が気まずくない人って、意外と少ないので。」





短い言葉。



でも。



その言葉には、

ウォヌらしい大切にしている価値観が表れていた。



言い終えたあと、まばたきをひとつして、静かに視線を落とす。

その落ち着いた横顔は、そばにいる誰かの存在を自然に思わせた。



スングァン



「安心する人?」



少し笑う。



「いっぱいいますよ。」





「この家に来た時は、こんなふうになると思わなかったです。」





「最初はみんな他人だったのに。」





「今は、誰かが帰ってくると『おかえり』って言いたくなる。」





少し照れたように笑う。





「それって、結構すごいことだと思います。」



言いながら、ふと視線をそらして、それから小さくうなずく。

その笑顔には、家族みたいな親しさと、誰かを待つあたたかさがにじんでいた。



ミンギュ



スタッフの質問。



「最近、頼れると思う人はいますか?」





少し沈黙。





ミンギュは考える。





「……います。」





「一緒にいると、ちゃんとしなきゃって思う人。」





スタッフ

「それは、どういう意味ですか?」





ミンギュは少し笑う。





「周りのことを先に考える人だから。」





「その人を見てると、自分もそうありたいって思う。」





それ以上は言わない。





でも。



その表情は、

誰かを思い浮かべているようだった。



少しだけ視線を泳がせたあと、照れたように口元をゆるめる。

言葉にしきれない想いが、その静かな目の奥にやさしく残っていた。



チアキ



ホテルの部屋。



オンラインでインタビューを受ける。





スタッフ

「最近、頼れると思う人はいますか?」





チアキは少し考える。





「……います。」





「前は、自分で何とかしようと思っていました。」





「でも最近は。」





少し笑う。





「頼ってもいいんだなって思えるようになりました。」





スタッフ

「その人は、どんな人ですか?」





チアキは窓の外を見る。





「気づいてくれる人です。」





「自分では大丈夫だと思っていることにも。」





「ちゃんと気づいてくれる人。」





その言葉を言ったあと、

少しだけ照れたように笑う。





「そういう人がいるって、安心します。」



言い終えてから、ゆっくりと視線を戻す。

そのやわらかな表情には、支えられている安心と、誰かを大切に思う静かな熱が重なっていた。



Interview終了後



画面が暗くなる。





11人それぞれの答え。





誰かの名前を出した人。



名前は出さなかった人。





でも。



共通していたことがある。





404 HOUSEで過ごした24日間で、

誰かに支えられることを知ったこと。





【STAFF NOTE】



頼れる人とは、

何でもしてくれる人ではない。





何も言わなくても気づいてくれる人。



弱さを見せても受け止めてくれる人。



帰る場所にいてくれる人。





共同生活が始まった時、

11人はただ同じ家にいた。





でも今は。



誰かの存在が、

日常の一部になっている。





そして。



その「一部」が、

いつか特別な存在になるのかもしれない。





Episode25 予告

『近づくほど見えなくなるもの』

共同生活25日目



404 Choiceまで、あと5日。



誰を選ぶのか。



誰を想っているのか。



少しずつ、

自分の気持ちと向き合う時間が始まる。




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