ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode7

『404 HOUSE、初めての休日』

― 家の外で見える、新しい一面 ―



Sunday

共同生活 7日目



Scene8

【UNSEEN】

『スタッフだけが見ていた視線』



※この映像は本編では放送されませんでした。

スタッフが複数の固定カメラを見返していて、偶然気付いた映像です。

BGMなし。

テロップもない。

ただ、映像だけが静かに流れる。



【09:41】

車内・固定カメラ



チアキが窓の外を見ている。

誰かの話を聞いて、小さく笑う。



その横で、

ミンギュが一瞬だけ横顔を見る。



約2秒。



すぐ前を向く。



【10:56】

自然公園・遊歩道



チアキが花を撮影している。



少し離れた場所で、

ミンギュはソヨンの話を聞いている。



笑いながら返事をする。



その途中。



一度だけ、

チアキの方を見る。



花ではなく。



カメラを構えるチアキを見る。



また会話へ戻る。



【11:23】

芝生



スニョンとスングァンが走っている。



みんな笑っている。



その笑い声につられて、

チアキも声を出して笑う。



その瞬間。



ミンギュも笑う。



しかし、

視線はスニョンではない。



チアキを見ていた。



【12:18】

花畑



「チアキちゃんも入って。」



その一言のあと。



写真を撮るミンギュ。



モニターには、

笑顔のチアキ。



撮り終わったあとも、

カメラを下ろさず、

少しだけ見つめている。



スタッフが映像を一時停止する。



誰も何も言わない。



再生。



【13:41】

ランチ



みんなが話している。



チアキが紙コップを配る。



座る。



誰かが笑う。



ミンギュも笑う。



チアキが笑う。



また笑う。



画面右上。



ウォヌが、

その二人を静かに見ている。



ほんの数秒。



そして、

リンゴを切った容器をチアキへ差し出す。



【16:02】

帰りの車



眠るチアキ。



窓へ傾く頭。



ミンギュは、

静かにネックピローを置く。



起こさない。



話しかけない。



ただ、

ぶつからないように。



映像だけが、

その優しさを記録していた。



【スタッフ編集室】

モニターを見返すスタッフ。



スタッフA

「……。」



スタッフB

「今日さ。」



「ミンギュ。」



「何回チアキちゃん見てた?」



映像を巻き戻す。



もう一度。



車内。



花畑。



ランチ。



帰り道。



スタッフCが静かに答える。



「数えた。」



「今日だけで。」



「23回。」



部屋が静かになる。



スタッフA

「本人。」



「気付いてないよね。」



スタッフBは笑う。



「まだ。」



「“気になる”にも届いてない。」



「ただ。」



「目で追ってるだけ。」



スタッフC

「でも。」



「恋愛リアリティって。」



「最初はいつもそうなんだよ。」



「本人より先に。」



「カメラが恋を見つける。」



モニターには、

花畑で笑うチアキ。



その笑顔を見る、

ミンギュの横顔。



映像はそこで止まる。



【STAFF NOTE】

Sunday|共同生活7日目

恋愛禁止というルールの中で、スタッフは「恋が始まった」とは考えていない。

ただ、一つだけ確かなことがある。

人は、気になるものを無意識に目で追う。

今日、その回数が一番多かったのはミンギュだった。

しかし、これは恋の始まりとは限らない。

「もっと知りたい」

「一緒にいると落ち着く」

そんな感情もまた、人は自然と目で追ってしまう。

その答えが分かるのは、まだ少し先のこと。



次はいよいよ Scene9「📖404 Diary」。




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