ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode10

『言葉にできない距離』

― 名前のない気持ちが、少しずつ形になる ―



Scene4

『ペア発表』

Wednesday|07:35 PM



404 HOUSE。

リビング。



テーブルの上には、

先ほどのミッションカード。



11人は円になって座っている。



いつもなら、

自然と近くに座る相手が決まっている。



でも今日は違う。



誰と組むか。



少しだけ緊張した空気。



スンチョルがカードを開く。



「ペアはスタッフが決めたそうです。」



「では、発表します。」





PAIR 1

チアキ × スングァン



「え?」



最初に反応したのはスングァン。



「僕ですか?」



チアキも少し驚く。



「よろしくお願いします。」



「こちらこそです、チアキちゃん。」



スングァンは笑う。



いつもの明るい笑顔。



でも、

少し照れたような表情も混ざっていた。



最近、

自分の弱い部分に気付いてくれた相手。



今度は自分が、

チアキの知らない一面を見つける番。





PAIR 2

ミンギュ × ソヨン



「よろしくお願いします。」



「はい。」



二人とも穏やかなタイプ。



ミンギュは笑う。



「なんだか落ち着く組み合わせですね。」



ソヨンも笑う。



「確かに。」



二人とも、

周囲を優先しがちな性格。



お互いの似ている部分が見える組み合わせ。





PAIR 3

スンチョル × チェリン



「僕たちですね。」



チェリンが少し笑う。



「意外です。」



「僕もです。」



普段、

あまり長く話す機会がなかった二人。



華やかに見えるチェリン。



責任感が強く見えるスンチョル。



お互い、

まだ知らない部分が多い。





PAIR 4

ジョンハン × ジウォン



「よろしくお願いします。」



「よろしくお願いします。」



静かな挨拶。



二人とも、

感情を表に出しすぎないタイプ。



ジョンハンは少し笑う。



「たぶん、静かな時間が多そうですね。」



ジウォンも頷く。



「でも、話すことはありそうです。」





PAIR 5

ウォヌ × ユナ × スニョン



「3人組ですね。」



スニョンが笑う。



「僕だけ雰囲気違いません?」



ウォヌが答える。



「確かに。」



「そこは否定してくださいよ。」



みんなが笑う。





ユナも笑いながら言う。



「でも面白そうですね。」



静かなウォヌ。



明るいスニョン。



しっかり者のユナ。



一見違う3人。



でも、

それぞれ違う視点を持っている。





【Interview】

チアキ

「スングァンさんとは、普段から話すことは多いです。」



「でも、改めて質問するとなると。」



少し笑う。



「知らないこともたくさんあると思います。」





【Interview】

スングァン

「チアキちゃんでした。」



「正直、少し嬉しかったです。」



スタッフ:

「なぜですか?」



少し考える。



「チアキちゃんって、人のことを見るのが上手なので。」



「今度は僕が、チアキちゃんのことを知れたらいいなと思いました。」





【Interview】

ウォヌ

「3人組になりました。」



「スニョンさんとは話す機会が多いですが。」



「ユナさんとは、まだ知らない部分があります。」





「今回のミッションには合っていると思います。」





Living Room



スタッフから最後の説明。



「ミッションは今日から開始です。」



「制限時間は24時間。」



「質問は3つまで。」



「相手が話したくないことは、無理に聞かないでください。」





最後の言葉。



「知ることは、近づくこと。」





リビングに静かな時間が流れる。



誰かを選ぶためではない。



誰かを勝ち取るためでもない。



ただ、

その人がどんな人なのかを知る。





10日目の夜。



404 HOUSEの距離が、

また少し変わり始める。



次回 Scene5

『質問時間』

Wednesday|Night



「最近、一番幸せだった瞬間は?」



普段なら聞かない質問。



その答えから、

それぞれの価値観や過去が少しずつ見えてくる。




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