ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode2

『知らなかった隣人』



Scene1

『最初の朝』



午前6時48分。

ソウル郊外。

ROOM 404に、初めての朝が訪れた。



カーテンの隙間から差し込む光。

まだ静かな家。

昨日まで知らない人だった11人が、

今は同じ住所で目を覚ましている。



固定カメラが映す朝。

最初に起きたのは、

チアキだった。



午前6時30分。

アラームが鳴る前に目を開ける。



客室乗務員の仕事では、

早朝便のために何時でも起きられるよう生活していた。

体に染みついた習慣。



ベッドから起き上がり、

鏡を見る。



アッシュブラウンのロングヘア。

寝起きで少し癖が出ている。



普段、仕事では一本の乱れもないよう綺麗にまとめる髪。

けれど今は、

柔らかなウェーブが残った自然な姿。



チアキは軽く髪を整える。

そして慣れた手つきで、

低めの位置に髪をまとめた。



【UNSEEN】

後日、スタッフ。

「髪をまとめるのがすごく早かったですよね」



チアキ。

「仕事柄ですね」

笑う。

「飛行機の中では、清潔感とか安全面で髪型も大事なので」



「でも家では?」



「楽なのが一番です」





午前7時。

キッチン。



チアキが水を飲んでいると、

後ろから声がした。



「早いですね」



振り返る。



ジョンハンだった。



「ジョンハンさんも」



「寝るのが早かったので」



「健康的ですね」



二人で少し笑う。



そこへ。



「え、もう人いる?」



スングァンが登場。



「僕、一番最後かと思ったんですけど」



「まだ7時ですよ」

チアキが言う。



「いや、僕の中では早起きです」



朝から笑いが起きる。



少しずつ。

家が動き始める。





朝食作り



「朝ご飯どうします?」

ソヨンが聞く。



「簡単なものにしましょう」

ユナが提案する。



冷蔵庫を見る。



卵。

パン。

野菜。

果物。



自然と役割が分かれていく。



スンチョルは料理全体を見る。



「僕、火を使います」



ミンギュは食材を準備。



スニョンは洗い物担当。



スングァンは……



「僕、何したらいいですか?」



「包丁以外がいいかもしれません」

チェリンが笑う。



「信用ないですね?」



「昨日見ました」



全員笑う。



その横で。

チアキはフルーツを切っていた。



「それ、綺麗ですね」

ミンギュが言う。



「え?」



「切り方」



「あ、本当ですか?」



「ホテルの朝食みたいです」



「仕事でこういう盛り付けを見ることが多いので」



何気ない会話。



しかし、

昨日より少し距離が近い。





家事分担決定



朝食後。

11人はリビングに集まった。



「3ヶ月生活するなら、家事分担を決めた方がいいですね」

ジウォンが言う。



ホワイトボードが用意される。



ROOM 404 家事担当

料理

掃除

洗濯

ゴミ出し

買い出し



「毎週交代にしますか?」



「その方が公平ですね」



話し合いが進む。



料理担当。

チアキ。

ソヨン。

ミンギュ。



「料理できる人多いですね」

スングァンが言う。



「じゃあ僕は味見担当」



「それ担当じゃないです」



チェリンのツッコミ。



また笑い。



掃除担当。

スンチョル。

スニョン。



洗濯担当。

ジョンハン。

ウォヌ。



買い出し担当。

ユナ。

ジウォン。

スングァン。



「僕、ちゃんと役割ありますね」



「よかったですね」





部屋割り



次の問題。



「部屋はどうしますか?」



ROOM 404には、

個室と共有スペースが用意されていた。



男性部屋。

女性部屋。

それぞれ別フロア。



恋愛禁止というルールのため、

男女の個室は完全に分けられている。



女性側。



チアキ。

ソヨン。

チェリン。



同じ部屋。



「よろしくお願いします」



「仲良くしてください」



男性側。



スンチョル。

ジョンハン。

スニョン。

ウォヌ。

ミンギュ。

スングァン。



「6人部屋は修学旅行みたいですね」

スングァンが言う。





【Interview】

チアキ。

「女性メンバーともまだ初対面に近いので」

「少し緊張していました」



「でも」



「同じ部屋だと、自然に話す時間が増えると思うので楽しみです」





【Interview】

チェリン。

「チアキさんは最初、静かな人かなと思いました」



「でも一緒に住むと」



「思ったより普通に話してくれる人でした」





生活ルール作り



最後。

11人でルールを決める。



「夜遅い時は連絡メモを残す」

「共有スペースは使った人が片付ける」

「一人の時間も大切にする」



最後の項目。



「一人の時間も大切にする」



ジウォンが書く。



「共同生活って、仲良くすることだけじゃないと思うので」



「疲れた時に無理しないことも必要です」



その言葉に、

何人かが頷く。



チアキも。





【STAFF NOTE】

Episode2の朝。

スタッフが感じた変化。



昨日。

11人は「参加者」だった。



今日。

少しだけ、

「同居人」になっていた。



まだ深い関係ではない。



でも。



「おはよう」

「ありがとう」

「手伝うよ」



小さな言葉が増えていく。



そして。

この日。

初めて番組側から、

11人の関係を変える最初のミッションが発表される。



午前10時。

リビングのモニターが突然点いた。



画面に表示された文字。



ROOM 404 FIRST MISSION



11人の表情が変わる。



「何でしょう?」



恋愛禁止の家で、

最初の共同作業が始まる。



Episode2 Scene2

『最初のミッション発表』




ノベルに戻る I Addict