ROOM 404 ― 恋愛禁止の家で、秘密と恋が始まる ―

Episode12

『近づくほど、見えなくなるもの』

― 相手の”当たり前”を生きてみる ―

Friday

テーマ

人は、相手の生活を体験して初めて、本当の大変さや優しさに気づく。



Scene8

【Interview】

Friday|09:30 PM

テーマ

「今日、一番印象が変わった人は?」



Interview

ミンギュ



「ウォヌさんです。」



少し考えてから、

静かに続ける。



「正直に言うと、ウォヌさんは一人の時間が好きな人なんだな、くらいに思っていました。」



「でも今日、一緒に過ごして分かったんです。」



「静かな時間って、何もしていない時間じゃない。」



「考えて、感じて、自分と向き合う時間なんですよね。」



少し笑う。



「逆に僕は、ずっと誰かと一緒にいることが当たり前だったので。」



「一人の時間も大事なんだなって気付かされました。」



「今日、一番印象が変わった人です。」



Interview

ウォヌ



「ミンギュさん。」



即答だった。



「僕は、人に話しかけるのが得意ではありません。」



「でもミンギュさんは、それを無理してやっている感じが全然しなくて。」



「誰かが一人になっていたら自然に隣へ行く。」



「会話が途切れそうになったら話題を変える。」



「その全部が、本当に自然でした。」



少し微笑む。



「404 HOUSEの空気を作っている一人なんだと思いました。」



Interview

チアキ



「ソヨンさんです。」



少し微笑みながら答える。



「毎日家事をしてくださっていることは知っていました。」



「でも実際にやってみると、一つ終わってもまた次があって。」



「本当に終わりがないんですよね。」



少し目を伏せる。



「なのにソヨンさんは、いつも笑顔でやってくださっていて。」



「すごいなって思いました。」



そして少し照れたように笑う。



「あと。」



「私の”当たり前”をソヨンさんが体験してくださった時。」



「自分では普通だと思っていたことを褒めてもらえて……。」



「少し照れました。」



Interview

ソヨン



「チアキちゃんです。」



優しく笑う。



「チアキちゃんは、人をよく見ています。」



「疲れている人。」



「元気がない人。」



「嬉しそうな人。」



「その小さな変化に、本当によく気付くんです。」



少し考えてから続ける。



「私は動物を相手にする仕事なので、小さな変化を見ることは日常です。」



「でも、人に対して自然にできる人は、なかなかいないと思います。」



「きっと、人に興味があるんじゃなくて。」



「人を大切に思っているから、気付けるんでしょうね。」



Interview

スンチョル



「ジウォンさんです。」



「仕事ができる人という印象は最初からありました。」



「でも今日一緒に過ごして。」



「人との距離感をすごく大事にしている人なんだと思いました。」



「必要以上に踏み込まない。」



「でも、必要な時にはちゃんと手を差し伸べる。」



「そのバランスがすごく素敵でした。」



Interview

ジウォン



「スンチョルさん。」



少し笑う。



「想像以上に、周りを見ていました。」



「一時間だけでも疲れたのに。」



「それを毎日自然にやっているなんて。」



首を横に振る。



「私はもう少し、人を頼ってもいいって伝えたいです。」



Interview

スングァン



「スニョンさんですね。」



「いつも一番明るい人って。」



「勝手に、何も考えなくても明るい人なんだと思っていました。」



苦笑する。



「でも違いました。」



「みんなが笑えるように、ちゃんと空気を見ている。」



「それって、すごく優しいことですよね。」



「今日、尊敬しました。」



Interview

スニョン



「スングァンさん。」



笑いながら答える。



「今日だけじゃなくて、SECRET ROOMの日から思ってたんです。」



「スングァンさんって。」



「みんなを笑わせる人じゃなくて。」



「みんなが笑えるように頑張ってる人なんですよね。」



少し真剣な表情になる。



「だから今日は、その優しさをもっと知ることができました。」



Interview

ジョンハン



「チェリンさんです。」



「SNSでは明るくて、自信がある人という印象でした。」



「でも実際は。」



「すごく周りを見ていて、相手が楽しめているかを気にしていました。」



「見せる笑顔と、本当の笑顔。」



「その両方を大切にしている人なんだと思いました。」



Interview

チェリン



「ジョンハンさん。」



「今日、一番驚いたのは。」



「話を聞くのが上手な人って、質問も上手なんだなってことです。」



笑う。



「私、気付いたらいっぱい話してました。」



「しかも、自分でも忘れてたことまで。」



「安心して話せる人って、こういう人なんだなって思いました。」



Interview

ユナ



「今日はサポート役だったので。」



「全員を見ていました。」



少し微笑む。



「印象が変わった人は、一人じゃありません。」



「みんな、それぞれ違う優しさを持っていました。」



「だから404 HOUSEって、居心地がいいんですね。」



【STAFF NOTE】

人は、

相手を知れば知るほど、

簡単には決めつけられなくなる。



「静かな人。」



「明るい人。」



「優しい人。」



そんな一言では表せない、

その人だけの理由が見えてくる。



共同生活12日目。



恋愛感情より少し手前。



「もっと知りたい。」



その気持ちが、

11人の中で少しずつ芽生え始めていた。



次回 Scene9

【UNSEEN】

Friday|10:15 PM



キッチンで静かに洗い物をするチアキ。



そこへミンギュが何も言わず隣に立つ。



「半分やります。」



「今日は”当たり前”を体験した日だから。」



スタッフカメラだけが映していた、

誰にも気づかれなかった10分間。




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