RE:MEMORY

Episode3

「初めての休日」

Day3 : Wednesday

Afternoon

Scene3

「10人で初めての外出」

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【BGM】

車内に流れる、軽やかな音楽。

エンジンの音。

窓の外を流れていく街の気配。

休日らしい、少し浮き立つ空気。

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【ナレーション】

RE:MEMORY HOUSEを出て迎える、最初の休日。

向かったのは、韓国の人気観光エリア・明洞。

同じ家で過ごした仲間たちも、外に出れば少し違って見える。

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【字幕】

「FIRST HOLIDAY」

「10人で初めての外出」

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マイクロバス車内

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マイクロバスの中。

10人がそれぞれ席につき、窓の外を眺めている。

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【カメラ】

前方から後方へ、ゆっくりと車内を映す。

まだ少しだけ、座る位置にも遠慮がある。

けれど、会話が始まるたびに空気がやわらかくなっていく。

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スニョン:

「明洞って、すごく人が多いんですよね?」

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ディノ:

「休日は特に多いって聞きました。」

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スニョン:

「じゃあ、はぐれないようにしないと。」

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スングァン:

「それ、今いちばん大事なことです。」

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笑い声。

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後ろの席では、ミナが窓の外を見ながら小さくうなずく。

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ミナ:

「街を見るの、楽しみです。」

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ソヨン:

「私もです。こういう移動の時間って、意外と好きなんです。」

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テヨン:

「着く前から、もう少しわくわくしますよね。」

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ユナ:

「バスの中って、みんなの声が近くていいですね。」

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車内に、自然な会話が広がっていく。

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チアキ

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チアキは窓際の席に座り、静かに外を見ている。

流れていく道路。

ビルの並び。

少しずつ近づいてくる、明洞の気配。

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RE:MEMORY HOUSEで見せていた表情とは、少し違う。

外の景色を追いながら、落ち着いた目をしている。

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その様子に、隣の席のジョシュアが気づく。

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ジョシュア:

「Excited?」

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チアキは少しだけ考えてから、英語で答える。

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チアキ:

「Yes. A little nervous, too.」

(はい。少し緊張もしています。)

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ジョシュア:

「That’s normal. First time outside together, right?」

(それは普通ですよ。みんなで初めて外に出るんですから。)

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チアキ:

「そうですね。」

笑う。

「でも、楽しみです。」

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ジョシュア:

「Me too.」

(僕もです。)

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短い会話。

それだけで、車内の空気が少し近くなる。

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【字幕】

「移動中に見える、自然な距離」

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スングァン

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スングァンは、前の席から後ろを振り返る。

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スングァン:

「今、何人いますか?」

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ミンギュ:

「また数えてるんですか?」

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スングァン:

「外に出たら、まず人数確認です。」

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ミンギュ:

「頼もしいですね。」

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スングァン:

「10人で来て、10人で帰る。それが基本です。」

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ディノ:

「それは本当に大事ですね。」

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笑い声が、車内に広がる。

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【カメラ】

窓に映る、笑う顔。

揺れる車内。

少しずつ高まっていく、外出への期待。

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明洞へ

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マイクロバスが、明洞の通りへ入っていく。

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窓の外には、看板の明かり。

行き交う人々。

休日の空気に包まれた街並み。

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車内の視線が、一斉に外へ向く。

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ソヨン:

「すごい、人が多いですね。」

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ユナ:

「本当に活気があります。」

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テヨン:

「建物の並びも、街の雰囲気も全然違いますね。」

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ミナ:

「見ているだけで楽しいです。」

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チアキも、静かに窓の外を見つめる。

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人の流れ。

街の音。

初めて来た場所の、独特の熱気。

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【ナレーション】

目的地が近づくほど、車内の空気は少しずつ外へ向かっていく。

見慣れない街の景色が、10人の気持ちを自然と前へ押し出していた。

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到着

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マイクロバスが停車する。

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ドアが開く。

外のざわめきが、一気に車内へ入ってくる。

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【カメラ】

一人ずつ、バスを降りる。

足元を確かめながら、周囲を見渡す。

まだ少しだけ、様子をうかがうような表情。

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スニョン:

「わあ、本当に明洞だ。」

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ディノ:

「思っていたより、もっとにぎやかですね。」

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スングァン:

「はい、ここからは絶対に離れないでください。」

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ミンギュ:

「もうリーダーみたいになってますよ。」

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笑い声。

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チアキはバスを降りて、ゆっくりと街を見上げる。

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看板。

人の流れ。

休日の明洞の空気。

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ジョシュアが隣に立つ。

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ジョシュア:

「Looks busy, huh?」

(にぎやかですね。)

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チアキ:

「はい。」

「でも、楽しいです。」

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ジョシュア:

「Then let’s go.」

(じゃあ、行きましょう。)

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歩き出す10人

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10人が自然とまとまり、明洞の通りへ歩き出す。

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まだ、誰がどこに立つのか決まっていない。

けれど、少しずつ歩幅がそろっていく。

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【カメラ】

先頭を歩くスニョン。

その後ろで周囲を見渡すディノ。

会話しながら並ぶメンバーたち。

そして、街の空気を静かに受け止めるチアキ。

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【ナレーション】

初めての休日。

初めての外出。

同じ家で過ごした10人が、同じ街を歩き始める。

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【字幕】

「初めての外出」

「最初の一歩」

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Scene3 END

次回――

Scene4

「明洞で見える、それぞれの視線」

街を歩きながら見えてくる、10人の新しい表情。

そして――

チアキが少しずつ感じ始める、仲間たちとの距離。




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