RE:MEMORY
Episode3
「初めての休日」
Day3 : Wednesday
Afternoon
Scene4
「趣味が見える瞬間」
――――――――――
【BGM】
カフェ店内の穏やかな音。
カップの触れる音。
楽しそうな笑い声。
――――――――――
【ナレーション】
「同じ家で生活していても。」
「まだ知らないことはたくさんある。」
「休日という特別な時間の中で。」
「10人の“好きなもの”が少しずつ見えてくる。」
――――――――――
【字幕】
「10人10色」
「知らなかった一面」
――――――――――
カフェ
――――――――――
10人は大きなテーブルを囲んで座っている。
飲み物を片手に、
自然と会話が広がっていく。
――――――――――
スングァン:
「そういえば、みんな休日って何して過ごしますか?」
――――――――――
突然の質問。
――――――――――
ソヨン:
「私は花屋さんに行きます。」
――――――――――
ミナ:
「やっぱり。」
――――――――――
ソヨン:
「え?」
――――――――――
ミナ:
「ソヨンさん、さっきから街のお花ばかり見てました。」
――――――――――
ソヨン:
「見てた?」
――――――――――
笑う。
――――――――――
【字幕】
「観察する人」
「MINA」
――――――――――
ソヨン
――――――――――
ソヨンはスマートフォンを取り出す。
撮った写真を見せる。
――――――――――
ソヨン:
「この花、かわいくないですか?」
――――――――――
チアキ:
「本当ですね。」
「色が綺麗です。」
――――――――――
ソヨン:
「チアキさん、こういうの好きですか?」
――――――――――
チアキ:
「好きです。」
「花を見ると落ち着きます。」
――――――――――
ソヨン:
「じゃあ今度一緒に行きたいです。」
――――――――――
自然な誘い。
――――――――――
チアキ:
「ぜひ。」
――――――――――
【字幕】
「少しずつ増える約束」
――――――――――
スニョン&ディノ
――――――――――
店内に流れるBGM。
その瞬間。
スニョンが反応する。
――――――――――
スニョン:
「あ、この曲。」
――――――――――
ディノ:
「知ってます?」
――――――――――
スニョン:
「振付考えたくなる。」
――――――――――
すぐに手が動く。
小さな振り。
――――――――――
スングァン:
「ここカフェですよ。」
――――――――――
スニョン:
「分かってます。」
――――――――――
でも楽しそう。
――――――――――
【字幕】
「身体で表現する人」
――――――――――
ディノも笑いながら見る。
――――――――――
ディノ:
「本当にダンスのことばかりですね。」
――――――――――
スニョン:
「好きだから。」
――――――――――
短い言葉。
でも迷いがない。
――――――――――
ディノ Interview
――――――――――
スタッフ:
「スニョンさんを見てどう思いましたか?」
――――――――――
ディノ:
「すごいと思います。」
――――――――――
「好きなことを、ずっと好きでいられる人って簡単じゃないので。」
――――――――――
【字幕】
「夢を追う人」
――――――――――
テヨン
――――――――――
カフェの外。
テヨンは建物を見上げている。
――――――――――
ユナ:
「やっぱり見てますね。」
――――――――――
テヨン:
「建物を見るのが癖なんです。」
――――――――――
「入口の作りとか、空間の使い方とか。」
――――――――――
ユナ:
「仕事と休日が繋がってますね。」
――――――――――
テヨン:
「そうかもしれません。」
――――――――――
【字幕】
「未来を描く人」
――――――――――
ミンギュ
――――――――――
家具ショップ。
――――――――――
ミンギュは展示されている椅子を見る。
――――――――――
店員が説明する。
ミンギュは真剣に聞く。
――――――――――
スングァン:
「休みなのに仕事の顔してます。」
――――――――――
ミンギュ:
「好きなものを見るのは楽しいですよ。」
――――――――――
チアキ:
「家具って、そんなに見るところがあるんですね。」
――――――――――
ミンギュ:
「あります。」
少し笑う。
「座り心地だけじゃなくて。」
「その人がどう過ごすかを考えるんです。」
――――――――――
チアキ:
「その人の生活を見る感じですか?」
――――――――――
ミンギュ:
「そうです。」
――――――――――
「家具って、その人の時間が出るので。」
――――――――――
チアキは頷く。
――――――――――
【字幕】
「仕事から見える価値観」
――――――――――
ミンギュ Interview
――――――――――
スタッフ:
「チアキさんと家具の話をしていましたね。」
――――――――――
ミンギュ:
「はい。」
――――――――――
「興味を持って聞いてくれるのが印象的でした。」
――――――――――
「自分の話ばかりする人じゃなくて。」
「相手の話をちゃんと聞く人だと思いました。」
――――――――――
【字幕】
「また一つ知ったこと」
――――――――――
チアキ
――――――――――
カフェの窓際。
チアキは街を眺めている。
――――――――――
ジョシュアが近づく。
――――――――――
ジョシュア:
「疲れてませんか?」
――――――――――
チアキ:
「大丈夫です。」
――――――――――
いつもの返事。
――――――――――
でも。
ジョシュアは少し笑う。
――――――――――
ジョシュア:
「本当に?」
――――――――――
チアキ:
「……。」
――――――――――
少し考える。
――――――――――
チアキ:
「少しだけ。」
――――――――――
正直な言葉。
――――――――――
ジョシュア:
「少し休んでも大丈夫ですよ。」
――――――――――
チアキ:
「ありがとうございます。」
――――――――――
【字幕】
「初めて言えた“小さな本音”」
――――――――――
ナレーション
「好きなものを知ること。」
「苦手なことを知ること。」
「その人を知るということは。」
「少しずつ距離を縮めること。」
――――――――――
【カメラ】
笑い合う10人。
まだ恋人ではない。
まだ特別な関係でもない。
――――――――――
でも。
昨日より少しだけ、
相手のことを知っている。
――――――――――
【字幕】
「知らないことを知るほど」
「距離は近くなる」
――――――――――
Scene4 END
次回――
Scene5
「韓国語の壁」
楽しい休日の途中。
笑顔の中に隠れていた、
チアキの小さな戸惑い。
そして――
ミンギュが初めて気づく違和感。
→
ノベルに戻る I
Addict