RE:MEMORY

Episode5

「小さな違い、小さな距離」

Day5 : Friday

Afternoon

Scene3

「家で過ごす午後」

――――――――――

【BGM】

柔らかなピアノと、少し落ち着いたギター音。

――――――――――

昼食後。

RE:MEMORY HOUSE。

外出予定のない午後。

10人は、それぞれ自由な時間を過ごしていた。

――――――――――

【ナレーション】

「共同生活5日目。」

「一緒に出かける時間だけが、相手を知る時間ではない。」

「何もしない時間に、その人らしさが見えてくる。」

――――――――――

【字幕】

「家で過ごす、午後。」

――――――――――

ミナの午後

リビングの端。

ミナはノートパソコンを開いている。

イヤホンをつけながら、映像編集をしている。

画面には街の風景。

一昨日の外出で撮影した映像。

――――――――――

ミナ:

「ここ、少し明るくした方がいいかな。」

――――――――――

小さく呟きながら、細かく調整する。

――――――――――

【字幕】

「人の記憶を残す人。」

――――――――――

スタッフInterview。

ミナ

「映像を作る時は、その人が何を感じたかを見るようにしています。」

――――――――――

「一昨日も、みんな同じ場所にいたけど、見ていたものは違うと思いました。」

――――――――――

「そういう違いを見るのが好きです。」

――――――――――

テヨンの午後

ダイニングテーブル。

テヨンは建築資料を広げている。

家の間取り。

デザイン資料。

――――――――――

スニョン:

「また仕事してるんですか?」

――――――――――

テヨン:

「仕事というより、好きで見てます。」

――――――――――

スニョン:

「僕には難しそうです。」

(笑)

――――――――――

テヨン:

「でも、ダンスも同じじゃないですか?」

――――――――――

「形を作る仕事だから。」

――――――――――

スニョン:

「……確かに。」

――――――――――

【字幕】

「違う分野でも、通じるものがある。」

――――――――――

スニョンとディノの午後

庭。

スニョンとディノは軽く身体を動かしている。

本格的な練習ではなく、身体をほぐす程度。

――――――――――

ディノ:

「ヒョン、朝もやってましたよね。」

――――――――――

スニョン:

「身体が動くと気分が良くなるから。」

――――――――――

ディノ:

「ずっと踊るの好きだったんですか?」

――――――――――

スニョン:

「うん。」

――――――――――

少し笑う。

――――――――――

「好きだから続けてる。」

――――――――――

その言葉を、ディノは静かに聞いている。

――――――――――

【字幕】

「夢を続ける理由。」

――――――――――

チアキの午後

部屋。

チアキはベッドの上でアルバムを整理している。

スマートフォン。

タブレット。

そこには今まで訪れた国の写真。

空港。

街並み。

小さなカフェ。

――――――――――

写真を一枚ずつ確認する。

――――――――――

チアキ:

「懐かしい……。」

――――――――――

でも。

写真を見ながらも、

少しだけ考える表情。

――――――――――

「次はどこに行けるかな。」

――――――――――

その声に。

ドアの外を通ったミンギュが気づく。

――――――――――

ミンギュ:

「写真見てるんですか?」

――――――――――

チアキ:

「あ、はい。」

「仕事で行った場所の写真です。」

――――――――――

ミンギュ:

「見てもいいですか?」

――――――――――

チアキ:

「もちろんです。」

――――――――――

ミンギュが隣に座る。

――――――――――

写真を見る。

海。

街並み。

古い建物。

カフェ。

――――――――――

ミンギュ:

「CAさんって、本当に色んな場所に行くんですね。」

――――――――――

チアキ:

「はい。」

――――――――――

「でも、実は見るだけで終わることも多いです。」

――――――――――

ミンギュ:

「そうなんですか?」

――――――――――

チアキ:

「仕事なので、観光する時間は少なくて。」

――――――――――

「空港とホテルだけの日もあります。」

――――――――――

ミンギュ:

「意外です。」

――――――――――

チアキ:

「そうですか?」

――――――――――

ミンギュ:

「もっと自由に色んな場所を見る仕事だと思ってました。」

――――――――――

チアキ:

「よく言われます。」

(笑)

――――――――――

「でも、少しの時間でも、その国の雰囲気を見るのは好きです。」

――――――――――

ミンギュ:

「だから写真が多いんですね。」

――――――――――

チアキ:

「はい。」

――――――――――

「人とか、街を見るのが好きなんです。」

――――――――――

その言葉に。

ミンギュは少し興味を持つ。

――――――――――

【字幕】

「知らなかった一面。」

――――――――――

ミンギュInterview

――――――――――

スタッフ:

「チアキさんの写真を見ていました。」

――――――――――

ミンギュ:

「意外でした。」

――――――――――

「静かな人だと思っていたけど、色んな場所を見てきた人なんだなって。」

――――――――――

「ただ行った場所を撮るんじゃなくて、その場所の空気を残している感じがしました。」

――――――――――

少し笑う。

――――――――――

「面白い人ですよね。」

――――――――――

【字幕】

「知るほど増えていく興味。」

――――――――――

チアキInterview

――――――――――

スタッフ:

「ミンギュさんと写真を見ていました。」

――――――――――

チアキ:

「ミンギュさんは話しやすいです。」

――――――――――

「自然に質問してくれるので、話しやすいなと思います。」

――――――――――

スタッフ:

「共同生活には慣れてきましたか?」

――――――――――

チアキ:

「少しずつ。」

――――――――――

「まだ気を遣うこともありますけど……。」

――――――――――

少し考える。

――――――――――

「みんなのことを知るのが楽しいです。」

――――――――――

【字幕】

「少しずつ。」

「10人の距離が変わっていく。」

――――――――――

UNSEEN

「写真の中の思い出」

――――――――――

未公開映像。

チアキが見せた一枚の写真。

古い街並み。

――――――――――

ミンギュ:

「ここ、どこですか?」

――――――――――

チアキ:

「ヨーロッパです。」

「朝早く散歩した時に撮りました。」

――――――――――

ミンギュ:

「朝早く?」

――――――――――

チアキ:

「人が少ない時間の街を見るのが好きで。」

――――――――――

ミンギュ:

「朝から歩くんですか?」

(笑)

――――――――――

チアキ:

「意外ですか?」

――――――――――

ミンギュ:

「少し。」

(笑)

「でも、チアキさんらしい気がします。」

――――――――――

【字幕】

「まだ知らない一面。」

「少しずつ見えてくる。」

――――――――――

【次回Scene予告】

Scene4

「価値観の違い」

夕食準備。

10人で暮らすからこそ見える、

小さな習慣の違い。

――――――――――

【字幕】

「一緒にいるから、違いに気づく。」




ノベルに戻る I Addict