RE:MEMORY
Episode5
「小さな違い、小さな距離」
Day5 : Friday
Night
Scene6
「10人の距離」
――――――――――
【BGM】
静かなピアノ音。
夜のRE:MEMORY HOUSE。
――――――――――
ゲーム大会が終わった後も、リビングには10人が残っていた。
最初の頃のような、
「何を話せばいいか分からない沈黙」
ではない。
スマホを見たり、飲み物を飲んだりしながら、
それぞれが自然な距離で同じ空間にいる。
――――――――――
【ナレーション】
「共同生活5日目。」
「10人は少しずつ、“同じ番組の出演者”から、“一緒に暮らす仲間”へ変わり始めていた。」
――――――――――
【字幕】
「同じ家。」
「少しずつ違う居場所。」
――――――――――
自然になった会話
ソファではスングァンとスニョンが話している。
――――――――――
スングァン:
「明日の朝、絶対起きてくださいね。」
――――――――――
スニョン:
「起きます!」
――――――――――
ディノ:
「昨日も言ってました。」
(笑)
――――――――――
いつもの軽いやり取り。
それを聞きながら、チアキは少し離れた場所で笑っている。
以前なら、
「内容を全部理解しよう」
「迷惑をかけないようにしよう」
と必死だった。
でも今日は違った。
分からない部分があっても、その場の空気を楽しめていた。
――――――――――
初めての質問
少しして、チアキがふと口を開く。
――――――――――
チアキ:
「あの……。」
――――――――――
数人が振り向く。
――――――――――
チアキ:
「韓国では、友達同士でこういうゲームをよくするんですか?」
――――――――――
一瞬、静かになる。
だが、それは気まずさではなかった。
――――――――――
スングァン:
「しますよ。」
「特に仲良くなりたい時とか。」
――――――――――
チアキ:
「そうなんですね。」
――――――――――
スングァン:
「日本ではあまりしないですか?」
――――――――――
チアキ:
「人によると思いますけど……。」
「初対面の人とこういうことをするのは、少し緊張するかもしれません。」
――――――――――
ユナ:
「でも、チアキさん今日普通に参加してましたよ。」
――――――――――
チアキ:
「……確かに。」
(笑)
――――――――――
その場に笑いが広がる。
――――――――――
【字幕】
「昨日まで聞いていた人。」
「今日は話しかける人。」
――――――――――
ミンギュの気づき
キッチンで飲み物を準備していたミンギュは、その会話を聞いていた。
最初のチアキは、相手に合わせることが多かった。
でも今は、自分から疑問を口にする。
小さな変化だった。
――――――――――
ミンギュInterview。
――――――――――
スタッフ:
「今日のチアキさんについてどう思いましたか?」
――――――――――
ミンギュ:
「少し変わったと思います。」
――――――――――
「前は、分からないことがあってもそのままにしていた感じがしました。」
――――――――――
「でも今日は、ちゃんと聞いてくれた。」
――――――――――
少し笑う。
――――――――――
「それって、結構大きいことだと思います。」
――――――――――
【字幕】
「小さな一歩。」
「近づくための変化。」
――――――――――
RE:MESSAGE
夜。
各自の部屋。
毎日の恒例になりつつあるRE:MESSAGE。
今日のテーマが表示される。
――――――――――
【画面】
「今日、一番話しやすい相手」
――――――――――
※恋愛投票ではありません。
※共同生活の中で感じた安心感を記録します。
――――――――――
出演者たちは、それぞれペンを取る。
チアキは少し考える。
――――――――――
(今日、一番話しやすかった人……。)
――――――――――
まだ誰かを特別視する段階ではない。
それでも、
「安心できる人」
「話しかけやすい人」
は少しずつ増えていた。
カードを封筒へ入れる。
――――――――――
【字幕】
「5日目。」
「初めて記録される、小さな気持ち。」
――――――――――
UNSEEN
「スングァンとの日本語練習」
――――――――――
未公開映像。
夕食後のリビングで、スングァンがスマホを見ながらチアキに話しかける。
――――――――――
スングァン:
「チアキさん、日本語教えてください。」
――――――――――
チアキ:
「急ですね(笑)」
――――――――――
スングァン:
「僕、日本語できる人になりたいです。」
――――――――――
チアキ:
「じゃあ簡単な挨拶からですね。」
――――――――――
チアキ:
「『ありがとうございます』」
――――――――――
スングァン:
「ありがとう……ございます。」
――――――――――
少し苦戦する。
――――――――――
チアキ:
「でも上手です。」
――――――――――
スングァン:
「本当ですか?」
――――――――――
チアキ:
「はい。」
「日本人は、発音より気持ちが伝わる方が嬉しいと思います。」
――――――――――
スングァン:
「じゃあ、気持ちを込めます。」
(笑)
――――――――――
二人で笑う。
――――――――――
【字幕】
「言葉を教える時間。」
「心の距離が近づく時間。」
――――――――――
視聴者コメント
・「チアキさん、自分から質問したの成長感じる」
・「最初は静かな人だったけど、少しずつ輪に入ってるのいい」
・「スングァンとチアキの友情が本当に自然」
・「ミンギュ、恋愛じゃなくて人として見てるところが良い」
・「10人全員の関係性が丁寧で好き」
――――――――――
次回予告
Episode6
「最初の秘密の質問」
予告:
・初めてのRE:MESSAGE公開
・それぞれが気になる相手
・少し変化する視線
・初めての2人きりの会話
――――――――――
【字幕】
「まだ恋じゃない。」
「でも、少し気になる。」
→
ノベルに戻る I
Addict