RE:MEMORY Phase1

Episode6

「最初の質問」

Day6:Saturday
共同生活6日目



Scene1

「6日目の朝」



【BGM:柔らかなピアノ音】

朝の光が、RE:MEMORY HOUSEのリビングへ差し込む。

Episode1の頃は、まだ誰もが少し遠慮していた。

「何を話せばいいのか」

「どこまで踏み込んでいいのか」

互いの距離を測りながら過ごしていた10人。

しかし、共同生活6日目。

少しずつ、その空気は変わり始めていた。



【字幕】

「共同生活6日目」

「少しずつ、家族のような時間へ。」



キッチン。

最初に起きていたのは、いつものようにミンギュだった。

冷蔵庫を開けながら、今日の朝食を考える。

卵を取り出し、野菜を並べる。

その動きには、もう初日のような緊張はない。



ミンギュ:

「今日は何作ろうかな。」



カメラが、その横顔を映す。

【字幕】

「朝食担当が、自然な役割になった人」



そこへ、眠そうな顔でスングァンが現れる。

髪は少し乱れている。



スングァン:

「……いい匂い。」



ミンギュ:

「起きる時間じゃなくて、匂いで起きた?」



スングァン:

「違いますよ。」

少し間を置いて、

「……半分くらいはそうです。」



笑い声が広がる。



【字幕】

「6日目にして増えた、自然な冗談。」



初日なら、気を遣って笑うだけだった。

でも今は、

誰かの小さな冗談に、

誰かが自然に返す。

そんな空気ができ始めていた。



リビングでは、スニョンがストレッチをしている。



スニョン:

「朝の体の状態って大事なんですよ。」



ディノ:

「朝から本当に元気ですね。」



スニョン:

「若いから!」



ディノ:

「僕も若いです。」



スニョン:

「……そうだった。」



周囲から笑い声。



【字幕】

「朝から変わらないテンション」



その頃。

チアキは部屋で静かに準備をしていた。

鏡の前で髪を整え、

今日の予定を確認する。



韓国での共同生活。

まだ完全に慣れたわけではない。

でも、

初日のような「失敗しないように」という緊張は少し減っていた。



リビングへ向かうと、

すでに何人かが集まっていた。



チアキ:

「おはようございます。」



スングァン:

「おはようございます、チアキさん。」

「今日は早いですね。」



チアキ:

「いつもこのくらいです。」



スングァン:

「すごい……僕はまだ夢の中です。」



チアキ:

「昨日も言ってましたよね(笑)」



一瞬、スングァンが驚く。



スングァン:

「え?」



チアキ:

「昨日、朝起きるの大変だったって。」



スングァン:

「あ、覚えてたんですか?」



チアキ:

「はい。」



小さな会話。

でも、そこには変化があった。

以前なら、

「相手に合わせるために聞く」

だった。

今は、

「相手に興味があるから聞く」

になっていた。



【字幕】

「少しずつ変わる距離感」



朝食の準備が進む。

ミンギュが料理を並べる。

チアキも自然に皿を運ぶ。



ミンギュ:

「チアキさん、それ僕やります。」



チアキ:

「大丈夫です。」



ミンギュ:

「……。」



チアキ:

「あ。」



少し笑う。



チアキ:

「また言いましたね。」



ミンギュ:

「はい。」



Episode4で何度も聞いた言葉。

「大丈夫です。」

その言葉を、ミンギュは少し覚えていた。



ミンギュ:

「最近、少し変わりましたよね。」



チアキ:

「え?」



ミンギュ:

「前より、自分から話してる気がします。」



チアキは少し考える。



チアキ:

「そうですか?」



ミンギュ:

「はい。」



短い会話。

でもミンギュは気づいていた。

初日のチアキは、

相手の話を聞いて、

笑って、

合わせることが多かった。

でも今は、

少しずつ自分から質問をするようになっている。



【ミンギュ Interview】

「最初のチアキさんは、すごく礼儀正しい人という印象でした。」

「でも最近は、少しずつ本当の性格が見えてきた気がします。」



少し笑いながら、



「静かな人だけど、意外と面白いところもあると思います。」



【字幕】

「新しい発見」



朝食テーブル。

10人が揃う。



スングァン:

「今日は土曜日だから、何します?」



ソヨン:

「またゲーム?」



スニョン:

「運動しましょう!」



全員:

「朝から?」



笑い声。



会話の速度は、まだチアキにとって完全ではない。

韓国語が飛び交うと、時々分からない瞬間もある。

でも、

以前のように黙ってしまうことは減っていた。



チアキ:

「それ、どういう意味ですか?」



突然の質問。



一瞬、周囲が見る。



でも、



スングァン:

「え?あ、これはですね。」



すぐに説明する。



チアキ:

「なるほど。」



笑顔。



【字幕】

「聞いてもいい」

「そう思える場所になった。」



【チアキ Interview】

「最初は、分からないことがあっても聞くのが申し訳ないと思っていました。」

「でも、みんなちゃんと教えてくれるので……。」



少し微笑む。



「少しずつ、自分から話してもいいのかなと思っています。」



【BGM:穏やかなギター音】



朝食後。

スタッフから10人へ、新しい封筒が届く。



リビング中央。

全員の視線が集まる。



スングァン:

「また何か来ましたね。」



ミンギュ:

「今度は何でしょう。」



チアキも封筒を見る。



まだ誰も知らない。

この日から、

10人の視線が少しずつ変わっていくことを。



【字幕】

「最初の質問」

「相手を知るための、小さな一歩。」



次のSceneへ。



【Scene2予告】

「RE:MESSAGE 初公開」

初めて明かされる、

“今、一番話してみたい相手”。

10人の小さな選択が、

それぞれの距離を少しだけ変えていく。




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