RE:MEMORY Phase1

Episode7

「近づく距離、見えない壁」

Day7: Sunday

共同生活7日目



Scene4

「頼るということ」



Evening|RE:MEMORY HOUSE Kitchen

BGM:
穏やかなピアノ音。

料理中の慌ただしい空気が少し落ち着き、キッチンには包丁の音と小さな会話だけが響いている。



先ほど、調味料を間違えてしまったチアキ。

一度は申し訳なさそうに俯いたが、ミンギュはすぐに状況を確認する。



ミンギュは味を確認しながら、鍋の中を見る。

少し考えたあと、冷蔵庫を開ける。



ミンギュ:

「大丈夫です。」



チアキ:

「でも……」



ミンギュ:

「少し調整すれば大丈夫です。」



チアキはまだ納得できない表情。



チアキ:

「私がちゃんと確認していれば……」



その言葉に、ミンギュの手が少し止まる。



ミンギュは鍋ではなく、チアキを見る。



ミンギュ:

「チアキさん。」



チアキ:

「はい?」



ミンギュ:

「料理が失敗したことより……」



少し間を置く。



ミンギュ:

「そんなに謝っていることの方が気になります。」



チアキは少し驚いた顔をする。



字幕:

「失敗ではなく、その人を見る。」



Interview|ミンギュ

ミンギュ:

「最初から思っていました。」

「チアキさんは、何か問題があると自分のせいにすることが多い気がします。」



「もちろん責任感があるのは良いことだと思います。」



「でも、共同生活って一人で全部するものじゃないですよね。」





Kitchen

ミンギュは調味料を追加しながら、味を整えていく。

チアキは横で静かに見ている。



チアキ:

「……みんなの料理だから、失敗したくなくて。」



ミンギュ:

「分かります。」



ミンギュ:

「僕も料理するとき、みんなに美味しいって言ってほしいと思います。」



「でも……」



ミンギュ:

「だから一緒に作るんですよ。」



その言葉に、チアキは少し黙る。



今まで。

誰かに迷惑をかけないように。

自分ができることは自分でやるように。

そう考えることが当たり前だった。



でも、この家では。

誰かが失敗した時に責めるのではなく、

自然に手を差し伸べる人がいる。



チアキ:

「……ありがとうございます。」



ミンギュ:

「はい。」



チアキ:

「助かりました。」



ミンギュは少し笑う。



ミンギュ:

「次からは、困ったら先に言ってください。」



チアキ:

「でも、まだ迷惑を……」



ミンギュ:

「また言いました。」

(笑)



チアキは一瞬きょとんとした後、笑う。



チアキ:

「……気をつけます。」



ミンギュ:

「それなら大丈夫です。」



字幕:

「助けることと、頼ること。」

「どちらも、同じくらい大切。」



Interview|チアキ

チアキ:

「誰かに迷惑をかけないようにすることは、悪いことではないと思っていました。」



「でも……」



少し考える。



チアキ:

「誰かに頼ることも、一緒にいるということなのかなって思いました。」





Kitchen|続き

ミンギュが料理を完成させる。



スングァン:

「できましたか!?」



キッチンへ入ってくる。



スングァン:

「僕、お腹空きすぎて途中から料理より匂い担当でした。」



チアキ:

「匂い担当?」



スングァン:

「はい。美味しくなるように応援する係です。」



全員:

(笑)



ミンギュ:

「それ、何もしてないですよね。」



スングァン:

「雰囲気作りも大事です。」



明るい笑い声。



チアキも自然に笑っている。



Episode1の頃。

まだ全員の前で遠慮していた彼女は、

今は失敗したことも含めて、その場にいる。



BGM:

少し明るい曲へ変化。



Scene4 Ending

字幕:

「完璧じゃなくても、一緒にいられる。」



「距離が近づく瞬間は、助けてもらった時かもしれない。」



次Scene予告

Scene5

「初めての家族みたいな時間」

予告:

* 完成した料理を10人で囲む夕食
* チアキが失敗しても笑える空気
* スングァンが作る明るい時間
* ミンギュが自然にチアキを見る瞬間

字幕:

「10人は、少しずつ“仲間”になっていく。」




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