RE:MEMORY Phase1

Episode9

「Welcome Home」



Day9: Tuesday

共同生活9日目



Scene2

「仕事を終えて帰る場所」



Evening

RE:MEMORY HOUSE

夕方。

外は少しずつ暗くなり始める。

朝、それぞれ別々の場所へ向かった10人。

しかし夜になると、少しずつ同じ場所へ戻ってくる。



字幕:

「離れて過ごした一日。」

「でも、帰る場所は同じ。」



玄関のドアが開く。

最初に帰ってきたのはスングァン。



スングァン:

「ただいまー。」



リビングから声が返る。



ディノ:

「おかえり。」



スングァン:

「誰かいるだけで疲れ方が違いますね。」

(笑)



カメラはリビングを映す。

以前なら、それぞれが自分の時間を過ごしていた空間。

今は自然に、

「おかえり」

と言葉が飛び交う場所になっている。

ソファの上に置かれたバッグ、キッチンから漂う夕食の匂い、誰かが笑ったあとに残る空気。

そういう小さなものが、この家を少しずつ「生活の場所」に変えていた。



Subtitle

「9日目。」

「この家にも、少しずつ習慣が生まれている。」



その後も、

一人、また一人と帰宅してくる。



ジョシュア。



ジョシュア:

「ただいま。」



ミナ:

「今日どうでした?」



ジョシュア:

「少し大変でした。でも大丈夫。」



短い会話。

でも、以前なら聞かなかったような日常のやり取り。

言葉の端々に、相手の一日を気にかけるやわらかさがある。



カメラ演出。

Episode1の入居初日。

静かだったリビングの映像が一瞬流れる。



現在の笑い声のあるリビング。



字幕:

「知らない人だった10人が。」

「少しずつ、お互いの日常を共有している。」



Night

チアキ帰宅

夜。

玄関のドアが開く。

廊下の明かりが、少しだけまぶしい。

外の冷たい空気が背中に残ったまま、チアキは一歩中へ入る。



チアキ:

「ただいま……。」



以前なら、

小さな声で誰にも聞こえないように言っていた言葉。

そのまま飲み込んでしまってもおかしくないくらい、まだ少しだけ遠慮が残っていた。

靴を脱ぐ手つきも、どこか慎重だった。

けれど今日は違う。

ドアを閉めた瞬間、ふっと胸の奥がゆるむ。

外で張っていた気持ちが、玄関のぬくもりに触れた途端、少しだけほどけていく。

ここに帰ってきた、という感覚が、先に体のほうへ届いた。



スングァン:

「チアキさん、おかえり!」



ソヨン:

「お疲れさまでした。」



チアキ。

少し驚いた表情。

迎えられることに、まだ少し慣れない。

でも、その驚きはすぐにやわらいでいく。

名前を呼ばれただけで、肩の力が少し抜ける。

そして、

自然に笑う。



チアキ:

「ただいまです。」



字幕:

「初めて、自分から言った“ただいま”。」



チアキは制服姿のままリビングへ。

以前なら、

「疲れているから邪魔しないように」

と少し距離を取っていた。

みんなの輪の少し外側で、静かに様子を見ていたかもしれない。

ソファの端に座るか、立ったまま短く挨拶して終わっていたかもしれない。

しかし今日は、

その輪の中に入ることを、少しも怖いと思わなかった。

床に足をつけた感触も、部屋のあたたかさも、どこか安心できる。



スングァン:

「今日のフライトどうでした?」



チアキ:

「少し忙しかったです。」



少し間を置いて、

自分から話し始める。

言葉にするのはまだ少し照れくさい。

でも、黙っているより、ここで話したいと思った。

誰かに聞いてもらえることが、こんなに自然に感じられるのが少し不思議だった。



チアキ:

「でも、外国のお客様に韓国語で話しかけてもらえて……。」

「ちゃんと伝わった時、嬉しかったです。」



メンバーは自然に聞く。



ミナ:

「チアキさん、韓国語で対応するんですね。」



チアキ:

「まだまだですけど……。」

少し笑ってから、続ける。

「でも、前よりは怖くないです。」

「少しずつ慣れたいなと思っています。」



ミンギュは、その様子を静かに見る。



以前のチアキなら、

「大丈夫です。」

「楽しかったです。」

で終わっていた。

話すとしても、必要なことだけを短く返していた。

でも今日は、

自分の一日を少し話している。

それだけでなく、そこにある気持ちまで、ほんの少し見せている。

言葉の奥に、ここでなら少しだけ本音を置いていける、そんな気配があった。



ミンギュ Interview

「前はチアキさんから仕事の話を聞くことは少なかったです。」



「でも今日は、自分から話してくれて。」



少し笑う。



「少しずつ、この家に慣れてきたのかなと思いました。」



BGM

穏やかなピアノ。



Scene終盤

キッチンではミンギュが夕食の準備。

チアキが自然に手伝おうとする。

包丁の音、鍋の湯気、食材の匂い。

そうした生活の音の中にいると、チアキの表情も少しやわらぐ。



チアキ:

「何か手伝います。」



ミンギュ:

「今日は大丈夫です。」



チアキ:

「でも……。」



ミンギュ:

「今日は帰ってきたばかりなので、休んでください。」



以前なら、

「すみません。」

と言って、すぐに引いていた場面。

迷惑をかけたくない、という気持ちが先に立っていた。

頼るより先に、遠慮が出てしまっていた。



しかし、

チアキは少し考えて。

断られても、気まずさより先に、受け入れてもらえた安心感が残る。

ここでは、手伝えないことを気にしすぎなくてもいいのかもしれない。



チアキ:

「……じゃあ、ありがとうございます。」



ミンギュ。

少し笑う。



ミンギュ:

「それでいいと思います。」



字幕:

「頼ることも。」

「この家で覚えていくこと。」



Interview

チアキ

「最初は、ここは番組のための場所という感じでした。」



「でも最近は……。」



少し考える。

言葉にするのはまだ少し照れくさい。

でも、胸の中にある感覚は、もう前よりはっきりしている。

玄関を開けた時の空気、名前を呼ばれた時の安心感。

そういうものが、少しずつ積み重なっていた。



「帰ってくる場所、って思う瞬間があります。」



Scene次回予告

Next Scene

Episode9 Scene3

「WELCOME HOME PROJECT」

予告:

* 新しいミッションが届く
* 10人でリビングを模様替えすることに
* それぞれの好みや価値観が見えてくる
* ミンギュがインテリアの経験を活かして提案する
* チアキが初めて自分の意見を求められる

字幕:

「この場所を、もっと自分たちの場所へ。」




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