RE:MEMORY Phase1
Episode10
「初めての本音」
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Day10: Wednesday
共同生活10日目
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Scene3
「それぞれの理由」
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Evening|RE:MEMORY HOUSE
リビング。
『MY STORY CARD』の時間。
10人が円になるように座っている。
テーブルの中央には、それぞれが書いたカード。
昨日までなら、
「何を話せばいいんだろう」
という緊張があった場所。
でも今は、誰かの話を聞こうとする静かな空気が流れている。
テーブルの上のマグカップから、まだ少しだけ湯気が立っていた。
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字幕:
「10日目。」
「初めて、過去を共有する夜。」
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ジョシュアがカードを手に取る。
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ジョシュア:
「じゃあ、話します。」
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全員が自然に彼を見る。
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ジョシュア
「僕が大切にしていることは……」
少し考える。
指先でカードの端を、ゆっくりなぞる。
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「どこにいても、自分らしくいられる場所を作ることです。」
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チアキが静かに聞く。
窓の外の光が、彼女の横顔に細く落ちていた。
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ジョシュア:
「僕は韓国だけじゃなくて、海外で過ごした時間も長かったので。」
「場所が変わると、自分のことを説明しないといけない時があるんです。」
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「でも、無理に誰かに合わせるより、自分らしくいられる場所を見つけることが大切だと思うようになりました。」
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スングァン:
「だからジョシュアさんって、どこにいても落ち着いているんですね。」
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ジョシュア:
「そう見えますか?」
(笑)
少しだけ肩の力が抜ける。
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スングァン:
「見えます。」
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全員が笑う。
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Interview
ジョシュア
「チアキさんも少し似ていると思いました。」
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「韓国語で話す時と、英語で話す時で少し雰囲気が違うんです。」
話しながら、視線が一度だけ下がる。
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「でも、それはどちらも本当の彼女だと思います。」
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窓際の光が、静かに机の上を横切っていた。
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字幕:
「言葉が変わっても、その人らしさは変わらない。」
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RE:MEMORY HOUSE
次にカードを引いたのは、スングァン。
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スングァン:
「僕は……」
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いつもの明るい表情とは少し違う。
笑う前の、ほんの短い間があった。
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「明るい人って思われることが多いです。」
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チアキが顔を上げる。
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スングァン:
「もちろん、楽しいことは好きです。」
「みんなが笑っているのを見るのも好きです。」
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少し間を置く。
テーブルの上で、誰かの指先が静かに止まる。
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「でも、実は悩むことも多いです。」
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静かになるリビング。
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スングァン:
「周りからは元気な人に見られるけど、落ち込む時もあるし、自信がなくなる時もあります。」
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「だからこそ、一緒にいる人には笑っていてほしいと思います。」
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チアキはその言葉を聞いて、少し微笑む。
その笑みは、すぐに消えずに残っていた。
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以前、
「場を明るくする人」
だと思っていた。
でも今は、
その明るさが誰かのために作られている部分もあることを知る。
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ミンギュ:
「スングァンらしいですね。」
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スングァン:
「どういう意味ですか?」
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ミンギュ:
「結局、自分より周りのこと考えてるところ。」
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スングァン:
「ミンギュさんに言われたくないです。」
(笑)
少しだけ空気がほどける。
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リビングに笑いが起こる。
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字幕:
「明るさの裏側にある、本当の気持ち。」
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Interview
スングァン
「こういう話をすると、少し恥ずかしいです。」
言い終えたあと、口元に短く笑みが残る。
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「でも、みんながちゃんと聞いてくれるから話せました。」
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「最初より距離が近くなったんだと思います。」
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指先でカードを軽く押さえる。
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次にカードを持ったのは、スニョン。
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普段なら明るく笑っている彼が、
少しだけ真剣な表情になる。
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スニョン:
「僕は……踊れることを当たり前だと思わないことです。」
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ディノが静かに聞く。
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スニョン:
「昔、一度……」
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一瞬言葉を止める。
喉の奥で、小さく息を飲む音がした。
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「踊ることができないかもしれないと思った時期がありました。」
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空気が変わる。
誰も急かさず、ただその沈黙を受け止めている。
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スニョン:
「その時に、踊れることって本当に幸せなことなんだと思いました。」
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「だから今は、ステージに立てることも、踊れることも、全部大切にしています。」
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ディノ:
「だから練習の時、誰よりも真剣なんですね。」
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スニョン:
「そうかもしれないです。」
(笑)
少しだけ目を伏せる。
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Interview
スニョン
「全部を話したわけではないです。」
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「でも、自分が大切にしている理由を少しでも知ってもらえたらと思いました。」
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言葉のあと、しばらく視線を上げないまま、静かに息を吐く。
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字幕:
「まだ語られない過去。」
「でも、その影は少しだけ見え始める。」
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RE:MEMORY HOUSE
最後にミンギュがカードを手に取る。
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ミンギュ:
「僕は……」
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少し照れながら笑う。
その笑い方は、いつもより少しだけ控えめだった。
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「周りの人が笑っている時、自分も幸せだと思います。」
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チアキが顔を上げる。
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ミンギュ:
「昔から、人のために何かすることが好きでした。」
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「誰かが楽になったり、笑ってくれたりすると、それだけで嬉しいです。」
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スングァン:
「だから朝から料理するんですね。」
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ミンギュ:
「それもあります。」
(笑)
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「でも、本当に好きなんだと思います。」
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「自分の周りの人を大切にすること。」
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チアキはその言葉を聞く。
Episode4。
韓国語を教えてくれた時。
Episode7。
料理を失敗した時に助けてくれた時。
Episode8。
仕事終わりに迎えてくれた時。
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その一つひとつが、
ミンギュの性格から自然に出ているものだったのだと気づく。
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Interview
チアキ
「ミンギュさんは、最初から優しい人だと思っていました。」
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「でも今日話を聞いて……」
少し考える。
言葉を探す間、指先が膝の上で静かに重なった。
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「優しいというより、人を大切にすることが自然な人なんだと思いました。」
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字幕:
「行動の理由を知ると。」
「その人の見え方が少し変わる。」
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RE:MEMORY HOUSE
4人の話が終わる。
まだ全員が話したわけではない。
でも、10日前には知らなかった一面が少しずつ見えている。
テーブルの上には、開かれたカードと、まだ伏せられたカードが並んでいた。
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ナレーション:
「人は、見えている部分だけでは分からない。」
「その人が大切にしてきたものを知った時。」
「初めて、本当の意味で近づいていく。」
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カメラは最後にチアキのカードを映す。
まだ伏せられたまま。
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字幕:
「次に語られるのは。」
「チアキが選んだ道。」
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Scene終了。
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Scene4 予告
「チアキの選んだ道」
予告:
* チアキがCAを目指した理由を初めて語る
* いつも周りを見る彼女の原点
* メンバーが知らなかったチアキの価値観
* ミンギュが彼女の優しさの理由に気づく
字幕:
「優しさには、必ず理由がある。」
→
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