RE:MEMORY Phase1

Episode10

「初めての本音」



Scene4

「チアキの選んだ道」



Night|RE:MEMORY HOUSE

リビング。

10人が円になるように座っている。

テーブルの上には、全員分の「MY STORY CARD」。

そこには、これまで誰にも話してこなかった小さな記憶や、人生を変えた出来事が書かれている。



照明は少し落とされ、
昼間よりも静かな空気。

BGM:

「大切な記憶を振り返るような、柔らかなピアノ」



ここまで、

ミンギュ。

スングァン。

スニョン。

ジョシュア。

それぞれが自分の過去や価値観を話した。

笑いながら話す人。

少し照れながら話す人。

言葉を選びながら話す人。



そして。

最後のカードが残る。



スングァンが周りを見る。

「最後は……チアキさんですね。」



チアキ。

少し驚いたように笑う。



チアキ:

「私ですか?」



スングァン:

「はい。」

(笑)

「でも、なんとなく聞きたいです。」



その言葉に、

チアキは少し考える。



これまで。

RE:MEMORY HOUSEでは、

誰かの話を聞く側だった。

困っている人を手伝う側だった。

周りに合わせる側だった。



自分のことを話すことは、

少し苦手だった。



チアキInterview

「私は昔から、人の話を聞くことの方が多かったです。」

「自分のことを話すより、相手が何を考えているかを見る方が先になってしまって……。」



リビング。

チアキがカードを見る。



そして、ゆっくり口を開く。



チアキ:

「私は……CAになった理由を話します。」



全員が静かに耳を傾ける。



チアキ:

「飛行機に乗る時って、楽しみにしている人もいるんですけど……」



少し間を置く。



チアキ:

「不安そうにしている人もいるんです。」



ミンギュ。

静かに聞く。



チアキ:

「初めて飛行機に乗る人だったり。」

「一人で海外に行く人だったり。」

「言葉が分からなくて困っている人だったり。」



チアキ:

「そういう人を見ると……」

「少しでも安心できる時間を作れる人になりたいって思ったんです。」



リビング。

誰も言葉を挟まない。



チアキ:

「飛行機って、目的地に行くためのものですけど。」

「その時間自体が、その人にとって大切な思い出になることもあると思って。」



少し照れたように笑う。



チアキ:

「だから、怖い場所じゃなくて。」

「安心できる場所にしたかったんです。」



数秒の静寂。



その後。

スングァンが小さく頷く。



スングァン:

「だからなんですね。」



チアキ:

「え?」



スングァン:

「チアキさんって、いつも周り見てるから。」



チアキ。

少し驚く。



スングァン:

「誰か困ってないかとか。」

「誰か一人になってないかとか。」



笑う。



スングァン:

「CAさんになる前から、そういう人だったんだと思います。」



チアキ。

少し照れながら笑う。



チアキ:

「そんな大したことじゃないです。」



すると、

ミンギュが静かに言う。



ミンギュ:

「でも……」



全員がミンギュを見る。



ミンギュ:

「だからいつも周りを見るんだ。」



チアキ。

視線を向ける。



ミンギュ:

「最初からそうでした。」

「誰かが困っていたら先に気づくし。」

「自分が疲れていても、大丈夫って言うし。」



少し笑う。



ミンギュ:

「理由が分かった気がします。」



字幕:

「優しさには、必ず理由がある。」



チアキ。

少し考える。



チアキ:

「……でも。」



少しだけ迷う。



チアキ:

「私も、誰かに安心させてもらったことがあって。」



一瞬。

空気が変わる。



しかし。

チアキはそれ以上続けない。



チアキ:

「だから、今度は自分がそういう人になりたいと思ったんです。」



ミンギュ。

その言葉を聞きながら、

何かを感じ取る。



ミンギュInterview

「チアキさんは、人を安心させたいっていう気持ちが強い人なんだと思いました。」

「でも……」



少し考える。



ミンギュ:

「自分自身は、誰かに頼っているのかなって思いました。」



字幕:

「支える人にも、支えられる時間が必要。」



番組演出

カメラがチアキの表情を映す。

笑顔。

でも、その奥に少しだけ寂しさがある。



視聴者だけが気づく。



字幕:

「まだ語られていない、大切な記憶。」



キャラクター変化

チアキ。

初めて自分の人生について深く話す。

「聞く側」から、
「自分を伝える側」へ。



メンバー。

今まで見ていたチアキの優しさが、
性格ではなく経験から生まれたものだと知る。



ミンギュ。

チアキへの印象が変化する。

「優しい人」

から、

「その優しさには理由がある人」

へ。



Scene終了

リビング。

10人は再びカードを片付ける。



スングァン:

「今日、知らなかったこといっぱい知りましたね。」



ジョシュア:

「一緒に住んでいても、まだ知らないことがあるね。」



チアキ。

周りを見る。



最初の日。

緊張して座っていた場所。



今は、

自然に会話の輪の中にいる。



字幕:

「距離が近づくのは、秘密を知った時ではなく。」

「相手を理解したいと思った時。」



次Sceneへの繋ぎ

夜。

MY STORY CARDを終えた10人。

それぞれが今日聞いた話を思い返しながら、
いつもより近い距離で過ごす。



次Scene

Scene5「少し近くなった距離」

「知ったことが、関係を少し変えていく。」




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