RE:MEMORY Phase1
Episode11
「初めての変化」
Day11: Thursday
共同生活11日目
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Scene1
「名前で呼ぶ距離」
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Morning
RE:MEMORY HOUSE。
共同生活11日目の朝。
以前なら、まだ少し緊張感が残っていた朝のリビング。
しかし、今は違う。
キッチンから聞こえる食器の音。
コーヒーを淹れる音。
誰かの笑い声。
10人それぞれが、自分の朝の時間を過ごしている。
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字幕:
「11日目。」
「同じ朝を迎えることが、少しずつ当たり前になってきた。」
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キッチンでは、ミンギュが朝食の準備をしている。
その横で、スングァンが冷蔵庫を開けながら話しかける。
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スングァン:
「ミンギュ、これ昨日買ったやつ使う?」
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ミンギュ:
「うん。それ使おう。」
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自然な会話。
以前なら、
「○○さん」
「ありがとうございます」
が多かった10人。
今は少しずつ、言葉の距離が近づいている。
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そこへチアキがリビングへ入ってくる。
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チアキ:
「おはようございます。」
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スングァン:
「おはよう……」
一瞬、言葉を止める。
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そして、少し考えた後。
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スングァン:
「チアキちゃん、おはよう。」
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チアキ:
「……え?」
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突然の呼び方に、チアキが目を丸くする。
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スングァン:
「あ、嫌でしたか?」
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チアキ:
「いえ……。」
「ちょっとびっくりしました。」
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スングァン:
「昨日、日本語の動画を見てたんです。」
「日本では女の子を呼ぶ時に『ちゃん』って付けることありますよね?」
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チアキ:
「あります。」
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スングァン:
「だから、少し近い感じがするかなと思って。」
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チアキは少し考える。
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最初の頃なら、
「すみません、まだ慣れないので……」
と言っていたかもしれない。
でも。
今は違った。
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チアキ:
「……なんか、不思議ですね。」
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スングァン:
「何がですか?」
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チアキ:
「最初は名前で呼ばれるだけでも緊張していたのに。」
「今は、少し嬉しいです。」
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その言葉に、スングァンが笑う。
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スングァン:
「じゃあ、これからチアキちゃんで。」
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チアキ:
「はい。」
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小さく笑うチアキ。
その表情を、少し離れた場所からミンギュが見ている。
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ミンギュ:
(最初より自然に笑うようになったな。)
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Interview。
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ミンギュ Interview
「最初のチアキさんは、いつも周りを気にしている感じがありました。」
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「何か言う前に、一回考えてから話すというか。」
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「でも最近は、自分から笑ったり、質問したりすることが増えた気がします。」
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少し笑いながら。
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「みんなに慣れてきたんだと思います。」
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字幕:
「小さな変化は、本人より周りが先に気づく。」
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Kitchen
朝食の時間。
10人がテーブルを囲む。
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スングァン:
「チアキちゃん、それ食べます?」
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チアキ:
「ありがとうございます。」
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以前なら、
「チアキさん」
「ありがとうございます」
だけだった会話。
でも今は。
少しだけ柔らかい。
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スニョン:
「スングァン、もう日本人みたいになってる。」
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スングァン:
「勉強してるんですよ!」
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ジョシュア:
「でも自然だったよ。」
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全員が笑う。
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チアキも、その輪の中で笑っている。
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字幕:
「呼び方が変わっただけ。」
「でも、その小さな変化が距離を変える。」
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チアキ Interview
「最初は、みんなに迷惑をかけないようにしようと思っていました。」
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「だから、話しかけるタイミングとかもすごく考えていました。」
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少し笑って。
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「でも最近は、少しずつ普通に話してもいいのかなって思えるようになりました。」
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「名前で呼んでもらえることも、ここにいる一人として見てもらえている感じがして嬉しかったです。」
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BGM
穏やかなピアノ。
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Scene Ending
朝食を終え、それぞれが今日の予定を確認する。
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スングァン:
「チアキちゃん、今日も仕事ですか?」
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チアキ:
「はい。でも夜には戻ります。」
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スングァン:
「じゃあ夜会いましょう。」
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チアキ:
「はい。」
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自然な返事。
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Episode1の頃なら、
「帰ってきますね。」
という少し距離のある言葉だった。
今は、
「また後で会う人」
として話している。
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字幕:
「距離は、特別な出来事ではなく。」
「毎日の小さな変化で近づいていく。」
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次回予告
Episode11 Scene2
「小さな買い出し」
予告:
* チアキ・ミンギュ・スングァンの3人で買い物へ
* チアキが初めて自分の意見を伝える
* ミンギュが変化に気づく瞬間
字幕:
「少しずつ、自分の場所を作っていく。」
→
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