【act.19 SG】
今日のsanctuaryは全体的にセクシーが爆発してる。でも、1番はなまえヌナだ。
SG「僕あそこまでセクシーななまえヌナ見るの初めてかも。」
VN「そうだね。あの衣装で歌わないだけ良かったよね。」
確かに…。今年のsanctuaryはかっこいいの中にセクシーがつまってるから、あんな衣装であの振りと曲を歌ったら…。
SG「全男がsanctuaryの虜になるね。」
VN「それは困るね。」
僕からすればなまえヌナは可愛いくて仕方ないヌナ。
恋愛感情と言うよりも、ただただ可愛い誰にも渡したくないヌナって感じ。
でもヒョン達の中にはなまえヌナに本気で恋をしてる人も居るわけで。
ボノニはどうなんだろうな…。
その後、後輩くんたちが挨拶しに来てくれて、僕らをロールモデルにしてると言われて嬉しくなった。
SG「トイレ行ってくる。」
VN「んー。」
トイレに行って楽屋に戻ろうとすると、なまえヌナがテヒョンさんとジミンさんに捕まってるのが見えた。
てか、アヨンヌナとジェウンは?2人と一緒だったんじゃないの?
困ったように眉を下げてるヌナ。
助けに行こうかと一歩踏み出した僕に、なまえヌナも気付いたのか、「スングァナー!」とぴょんぴょん跳ねてる。
いや、ヌナ今日その衣装で跳ねないで…。
「スングァナー!」
SG「あーもうヌナ!今日僕と身長変わらないんだから!」
僕を見つけて嬉しそうに抱き着くヌナ。
文句を言ってもやっぱり嬉しくて、細い腰をギュッと抱きしめてしまう。
TH『スングァナー!なまえがご飯誘っても来てくれないんだけど!』
「だからみんなでって言ってるじゃん?」
JM(ジミン)『そうだよ、みんなで行こうよ!』
SG「ヒョン達、すみませんけど2人っきりはもちろん、皆んなでもメンバーによってはダメだと思いますよ。」
苦笑いを浮かべる僕に、なまえヌナは意味を理解して同じように笑ってるけど、前にいる2人はハテナを浮かべてる。
TH『じゃあ僕ともハグしてくれたらいいよ?』
JM『ずるい!僕も!』
いや、そんなのダメに決まってるじゃないですか。
なまえヌナはSEVENTEENの女神なので。
TH『何でスングァナはよくて僕はだめなの!?』
「スングァナと言うより、俺ら以外はダメなんだよ。」
振り向けばちょっと怖い顔をしたジョンハニヒョンが居た。
僕の腕の中にいるなまえヌナに視線を移すと、すっと腕を引いてなまえヌナを抱き寄せる一連の流れはあまりにもスマートだ。
「…ハニオッパ怒ってる?」
JH「うん。何で1人で居るの?スングァナ居なかったらどうすんの?相手がテヒョンだからまだいいけど、テヒョン以外だったらどうすんの?
なまえはもう少し色々と自覚して。こっちの身にもなってよ!いっつもどれだけ心配してるか。」
いつもなまえヌナのことに関して、ジョンハニヒョンは過保護だと思うけど、今日はいつにも増して怒ってる。
まあ、今日のなまえヌナは確かに誰にも見せたくないくらいだけど…。
「オッパ…ごめんね?スニョアにジャケット返さなきゃって思って…。」
TH『ジョンハナこわーい。』
JH「それくらい俺…俺らにとってなまえは大事なんだよ。行くよ。スングァナも。」
ジョンハニヒョンはなまえの腰に腕を回したまま、僕らの楽屋に入って行った。
SG「すみません、失礼します。」
少し呆気に取られてる2人に頭を下げて、僕も楽屋に戻る。
JH「ホシヤ!なまえにジャケット貸したならなまえの楽屋で受け取ってよ!」
HS「え!?そのつもりだったけどー…って返しに来てくれたの?」
ジョンハニヒョンの隣で小さくなってるなまえヌナはコクリと頷くと、ジャケットを脱いでホシヒョンに渡す。
「スニョア、ジャケットありがとう!スングァナも駆けつけてくれてありがとう!」
何があったのか頭にハテナを浮かべてるメンバー。
SG「なまえヌナに何もなくて良かったよ!」
ヌナはにっこりと微笑むと、ジョンハニヒョンを見つめる。
「オッパ…。」
JH「ん?」
「…ごめんなさい。」
落ち込んでるヌナを、優しく抱き締めるジョンハニヒョン。
JH「俺も言い過ぎた。ごめん。でもなまえは本当に魅力的なんだよ。こんな衣装も似合っちゃうくらい。だからあんまりちょろちょろしないで。」
「分かった…衣装ではちょろちょろしない!」
…え?なんか違う気が…。
JH「ふは、そうだな。俺が見張ればいいか。」
「犬じゃないから逃げないもん!」
まあ、いつも通りになったからいいか。
その後ジョンハニヒョンとスンチョリヒョンでなまえヌナを楽屋まで送り届けてた。
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