【act.14 HS】
DN「今日のご飯どうするの?出前?」
SC「いいんじゃない?」
JH「なまえの好きなの頼んであげよー!」
休みなのに珍しく朝から1つの部屋に集まってる俺らは、相当sanctuaryが好きらしい。
俺も人のことは言えないけど。
WN「でもなまえ今食欲ないんじゃない?」
…そうだ。
この前カムバ最後の収録に応援に行った時、なまえに点滴の跡があったと、ミンギュが言ってた。
それを聞いたジフニはめっちゃ怒ってたよな…。
ヒョン達にも弟達にもその事は言わなかった。
心配すると思ったし、なまえも望んでないと思ったから。
JN「でも食べさせないと、なまえそれじゃなくても細いのに今より細くなったら消えちゃいそう…。」
ジュンの気持ちも分かる。
たまに不安になる、なまえが急に俺らの前から居なくなっちゃうんじゃないかって。
なまえが喜んで食べるものって何だろうか。
食欲がなくても食べるもの…。
MG「お酒これだけで足りる?」
キッチンから顔を出すミンギュの顔を見て、ハッと息を飲んで隣にいるジフニを見れば、めんどくさそうに「なんだよ。」って返された。
HS「食欲が無くてもなまえが喜んで食べるもの見つけた!」
JH「何?」
HS「ミンギュ!」
SC「ブッ!は!?」
MH「ヒョン、汚い。」
口から盛大にコーヒーを発射させたスンチョリヒョン。
何慌ててんのこの人。
SC「だってなまえが喜んで食べそうなものがミンギュって言うから!」
MG「え?俺?なまえヌナが俺を食べたいって!?」
何でそうなるんだよ!
HS「違うよ!ミンギュの手料理!」
WZ「あぁ、それなら食うな。」
HS「でしょ?」
俺とジフニの会話に八重歯を出して至極嬉しそうに微笑むミンギュ。
…なんかムカつく。
VN「なまえヌナは僕らが作ったものなら何でも喜んで食べてくれるよ。カップラーメンでも喜んでくれるもん。」
ボソッと呟いたボノニ、ナイス!
それもそうだなって呟くヒョン達と、落ち込むミンギュ。
こうして料理チームはなまえとsanctuaryの為に料理を作ることになった。
ジフニは夕方には戻ると言って宇宙工場に行った。
MG「手空いてる人達はお酒買ってきて。どうせ足りないんでしょ。」
SC「よし!じゃんけんで3人にしよう!」
JH「クプスは行かなきゃ、誰よりも飲むんだから。」
そりゃそうだ。
ぶーぶー文句を言いながらも、結局じゃんけんで行くことになったのは、俺、うぉぬ、そしてスンチョリヒョン。
SC「じゃあ行くか。酒の他に必要な物あるか?」
スンチョリヒョンがキッチンに声をかけに行ってる間に着替えに自分の宿舎に戻る。
なまえも飲むのかなぁ。普段はあんまり飲まないけど、こういう時は飲んでパーっと忘れた方がいいと思うんだよな。
てか、いつもなまえを飲ませようとすると何人かが止めに入る。
なまえは酔ったらどうなるんだ?
昨日は酔っちゃったって言っても、いつも結局なまえより先に酔うから酔ったなまえを見たことがない。
着替えを済ませ、スンチョリヒョンとウォヌと合流。
SC「近くのマートでいいよな?」
WN「いいんじゃない?」
2人はなまえの酔った姿を見たことがあるんだろうか。
SC「ホシヤ、静かだけど具合でも悪い?」
ボーッと考えてるとバックミラー越しにヒョンと目が合った。
HS「いや、酔っ払ったなまえってどんなんなのかなって思って。俺いっつもなまえより先に酔っちゃって見たことないんだよね。」
SC「いや、どんなんって…なぁ?」
…え、なに?
口を手で覆って助手席に座るウォヌに話を振るヒョン。
なんなのその反応。
HS「教えてよ!」
WN「一言で言うなら、理性保つのしんどい。」
…は?
なまえが酔うと理性保つのしんどい?
HS「ちょっ、どう言うこと?」
WN「そのままの意味だけど。」
いや、何を平然としてるんだ?
全く意味が分からない。
HS「分かんない!」
SC「なまえって普段童顔だし、ちょっと惚けたところあって、どっちかと言えば可愛いって感じだろ?」
HS「うん!なまえはめっちゃ可愛い!で?」
いや、何でヒョンの顔真っ赤なの?
WN「ヒョン顔、あっか。」
SC「煩いなぁ!うぉぬが説明してよ!俺は運転に集中してんの!」
ウォヌは悪戯に笑いながら、後ろを振り向く。
WN「エロくなる。」
HS「は?え、エロく…はぁ!?」
え、ちょっ、どう言うこと!?
なまえは酔ったらエロくなるってなに!?
まさか…
HS「ヒョン!酔ったなまえに手出したの!?」
SC「は!?バカ!出してないわ!出してないけど、なまえが酔うと皆んな理性保つのに必死になるくらいなんつーか、エローくなるんだよ!」
なんだそれ、何で俺知らないんだよ!
何で1人で酔ってんだよ!
HS「俺の馬鹿!」
WN「馬鹿だね。エロいなまえを見てないのは。でも、理性保つの大変だからあんまり飲まさないようにしてる。ジョンハニヒョンとミンギュは別だけど。」
SC「お前もだろ。」
HS「は?」
WN「だってエロいし可愛いじゃん。」
何だそれ…。
めっちゃ見てぇ…。
SC「それにしてもさ、なまえ最近色っぽくなったよな…。」
WN「え。」
SC「や!変な意味じゃなくて!本当可愛らしい女の子って感じだったのに、歌ってる時とかちょっとした仕草とか、なんか大人になったなって思ったんだよ!」
WN「エロくなったと。」
SC「誰もエロくなったなんて言ってないだろ!」
HS「ほぼ一緒だよ。」
まあ、ヒョンの言いたい事もわかる。
昔から可愛かったし、今も可愛いけど、ふとした時とか、歌ってる時とか、衣装とか振りとか関係なく色っぽくなったと思う。
SC「さっさと買って戻るぞ。」
まだ顔が赤いままのヒョンにクスクス笑いながらマートでお酒を大量に買った。
無意識に色んなお酒をカートに入れる俺らは、なまえの酔った姿を見たいんだと思う。
宿舎に戻ったら買い過ぎじゃない?ってメンバー皆んなに言われた。
けどなまえの酔った姿見たいからなんてのは言わず、今日は宴だからなってヒョンがすました顔で言ったから、ウォヌと隠れて笑った。
JH「今日こそはなまえをベロベロに酔わそーっと!」
MH「だめだって。その前にいつもみたいにヒョン達が止めるよ。」
JS「あのなまえは刺激が強いからね。」
見たいです!!!
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