【act.16 JS】

JH「で、エギや。台本は読んでるの?」

飲み会が始まるや否やジョンハニが、なまえに問い掛ける。
なまえにドラマの話が来てから、弟達の頭の中はなまえのキスシーンでいっぱいだ。

「読んでるよ?でもよく分かんなくて…。だから今日はアヨンオンニとジムでパーっと発散して来たの!」
JH「そうか!偉いねぇ。」

よしよしと頭を撫でるるジョンハニに、なまえはまた子供扱いしてー!って怒ってる。
前までは本当に子供扱いしてたけど、最近は違う気がするんだよねなんて思ったけど、口には出さないでおこう。

WZ「ちゃんと食えよ。皆んなお前のために作ってくれたんだから。」
「うん!ジフナは飲まないの?」
WZ「俺のはお前の面倒見ないといけないから飲まないよ。」

ジフナは元々飲まないけど、なまえがいる時は一滴も飲まない。
面倒を見るってよりも、見張り番をしないといけないからだけど…。

HS「じ、ジフナもたまには飲めよー!なまえだってジフナと飲みたいよな?」
「そうだね!昔はちょっとでも飲んだのに最近全然飲まないもんね?一緒にこれ飲も?」

そう言ってなまえが飲んでた缶チューハイをジフナに渡すと、ジフナはちょっとだけだからなって飲んだ。

DK「ウジヒョン!なまえヌナと間接キス!」
WZ「…っおい!」
IM『お!誰がオンニと間接キスしたって!?あ、ウジオッパならおっけ。』

イリムは昔からなまえが大好きで、しかも男目線に近いような感じで好きだから、ミンギュやホシ、ジョンハニに敵対心を表し似てる。
でも、ジフニと俺にだけは出さない。

それだけ信用されてるってことかな?
時間が経つにつれ、皆んないい感じに酔ってきてる。

JH「エギや、これ食べさして。」
「えー、おっぱ自分で食べれるでしょ?」
JH「エギに食べさせてもらった方が美味しいの!」

俺はジョンハニの気持ちがよく分からない。
妹みたいとかエギだよって俺にはよく言うけど、実際はどうなんだろ…。

HS「俺もなまえにオッパって呼ばれたい。スニョアオッパって呼ばれたい。」

…は?突然どうしたホシ!

MG「俺も!」
DN「じゃあ今からヤジャタイムで!」
SC「やー!何で勝手に決めるんだよ!」

スンチョルがブーブー文句言ってるけど、圧倒的になまえにおっぱと呼んでもらいたい人が多いからスンチョルの意見は無視された。

DK「間違えて呼んだらこれ一気にする?」
DN「そうしよ!」

ヤジャタイムになると1番張り切るのはマンネズのディノ、ジェウン、ボノニ、スングァニ。

DN「スンチョル!飲んでるのか?」
SC「やー!ディノ!スンチョルって!」
HS「はい!スンチョルアウトー!」

ヤジャタイムは簡単そうに見えて実は結構難しい。
特に気を抜くと危ない。

IM『なまえー!なまえは何でそんなに可愛いんだよぉぉぉ!』
WZ「おっさんかよ。」
「うわっ!ちょっ、イリム!だめっ…やだ…。」

なまえに勢い良く抱き付くイリム。
そしてなまえの胸をすごーく幸せそうな顔で揉む。

酔ったイリムの恒例行事だ。

IM『オンニでしょ?イリムオンニ?ほら!呼んでよ!』
「分かったから、イリムオンニ、お願いだから揉まないで!ジスおっぱ助けて…!」

少しお酒の入って頬を赤らめたなまえが助けを求めてくる。可愛い。

JS「今おっぱじゃないよ?」
「…え、あっ…ちょっ、待って!」
JS「イリム止めなくていいの?」
SY『あのイリムは止められない。見てあのイリムの顔。』
SC「変態親父かよ!でもあれ以上続けたら弟達が…。」

はい、もう皆んな目が狼です。
しかたない、助けるか。

JS「イリムヌナ!なまえヌナが嫌がってるから離してあげて。」
IM『やだ!だってなまえの胸ふわふわ!』
「きゃっ!ちょっ、イリム…オンニ!」

DK「なんかいつもより激しい?」
JW『最近なまえオンニ元気なかったから、元気付けようとしてるのかも。』
MH「胸揉んで?パボじゃん。」

ヤジャタイム中なので、ジェウンがなまえをオンニと言ったことを聞き逃さなかったディノがそっとショットグラスを差し出して、ジェウンはそれを笑いながら飲んだ。

「いやぁ、もうやだって…あ、す、すにょあおっぱ!助けて!」
HS「お、俺!?」
「早く!」
IM『やんのか!ホシ!』
HS「え、いや…!」
「おっぱぁ…!」

結局なまえを救出したのは、隣座ってたジョンハンで、暴れるイリムを回収したのは俺だった。

JH「エギや、大丈夫?」
「今エギじゃないもん!」
JH「でもなまえがおっぱぁって助けて求めて来たけど?」
「…いじわる。」
DN「は、はい!じゃあジョンハナもなまえもイリムも皆んな飲んで!」

大人しく飲んだ3人。
それにしても今日はミンギュがおとなしい。
どうしたんだろう…。

HS「よっしゃ!ゲームしよ!」
AY『お!いいじゃん!何のゲーム?』
DK「エスクプスゲーム!」
DN「じゃあエスクプスから!」

こうしてまたゲームが始まった。
あんだけ大量にあったお酒も、このペースだと本当に無くなりそうだなぁ…。




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