【09 MINGYU】

おかしい…。
何で?何なの?え?おかしいって!

MG「おかしい!」
WZ「うるせー!そして座れ!」
MG「はい、すみません。」

なまえが来て2週間ちょっと。
最初はスングァンとドギョム、次にボノニ、シュアヒョン飛ばして、次は俺じゃない?
いや、100歩譲ってディノかジュンヒョンじゃない?

それなのに何で?何でウォヌヒョンが仲良くなってんの!?

MG「なんであの2人あんなに仲良くなってんの?」
WZ「しらねぇーよ、俺に聞くな。」

ウォヌヒョンがなまえにメイクされるから、俺らはヌナに戻ったじゃん。

いや、いいんだよ。俺ヌナ好きだし。
でもさ、なまえは今までの人たちとは全然違うから、仲良くなりたいじゃん。

せっかく一緒に居るのに、話もしないなんて嫌じゃん?

そう思ってたのに、いざなまえにメイクしてもらうとなると、何も話せなかった。
なまえが何も話してくれないし、目も合わせてくれないから。

うーん。どうしたもんか。

『よし!スニョヤ完成!次誰?ジスやる?』
HS「あれ、シュアヒョンなまえにやってもらうんじゃないの?」

ホシヒョンの言葉に、シュアヒョンは黒い笑みを浮かべて言った。

JS「ん?あー、ハニのせいで嫌われたから無理かな。」
JH「は?俺のせいじゃないし!」

何が合ったんだ一体。
いや、そんな事はどうでも良くて…。

WN「お前飯食ってんの?」
「はい。」
WN「ちゃんと?」
「食っとります。」
WN「嘘だな、ガリガリじゃん。」

そう言ってなまえの手首を掴むウォヌヒョン。
いやいやいや、え?
ウォヌヒョンってそんなキャラじゃないじゃん!

WN「ちゃんと食え、ほらチョコ。あーん。」
「いえ、後でたぶっ…」
VN「ヒョンそれほぼイジメ。笑」
「バーノンさん、笑っとりますやん、、」

ウォヌヒョンに無理矢理チョコ食べさせられて、わちゃわちゃしてる。

なんだろ、あれ、青春じゃん。

WZ「気になるならいけよ!鬱陶しいな!」
MG「痛っ!叩かないで!」

バシバシと二の腕を叩かれ、渋々立ち上がる。
俺だって仲良くなってもいいよね?

ゆっくりとウォヌヒョン達の元に行く。

VN「ヒョン、どうしたの?次ヒョンがメイク?」
MG「あ、うわ、うん。なまえにしてもらいたいなーって。ダメかな?」

メイクの手を止め、ポカンと俺を見上げるなまえ。
あ、首直角じゃん。

WN「なまえ、お前…顔…笑」
「え?あ、いや、おっきいなってびっくりしまして。ウォヌさん終わったらやりますので、お待ちください。」
MG「うん!」

なまえは身長どれくらいなんだろう。
俺を見上げる時ほぼ、首直角だったな。

俺、巨人族かよ。

SG「なまえ、みかん食べる?」
「さっき無理矢理チョコ食べさせられたので、後でもらいます。」
DK「誰に?笑」
「メガネです。」
VN「メガネって笑」
WN「しばくぞ。」
「眉毛全部剃りますよ。」
WN「それはまじでやめて。」

楽しそうに笑ってるウォヌヒョン達。
それとは対照的に怖い顔でなまえを睨むジョンハニヒョン。

まあ、分かるよ。
最初は俺だって何だこの子って思ったし、血繋がってないなら妹だろうと関係ないって思った。

最初はしおらしくしてても、どんどん本性を表してくる人も居たから、俺も警戒してた。
ヌナが悲しむ顔を見たくないから。

なまえも最近、出会った時とは変わってきてる思う。
でもそれは悪い方じゃなくて、いい方で。

「はい、めがね終了です。」
WN「めかねってやめろマジで。」
「ミンギュさん、お願いします。」

俺の番が来た。
無駄に緊張する。

だってウォヌヒョンとかも何かすごい見てくるし。
いや、何でそんなみんなして見てんの!?
やめてよ!

「スキ…でいいですか?」
MG「え!?好き!?」
「……はい?」

ポカンとしてるなまえと俺の後ろで笑ってるウォヌヒョン達。

「あの、スキンケアからでいいですか?」
MG「あー、はい!すみません、急に告白されたかと思いました。」

そう言って頭をぽりぽりかくと、後ろからバカだのなんだの聞こえてきて、急に恥ずかしくなった。

「アイドル様に告白するなんて、そんな恐ろしい事しませんのでご安心を。」

え?いや、君今すごいことを、ものすごくさらーっと言ったよ。気付いてないの?

びっくりして鏡越しにメンバーを見たら、ドギョムに「いい子でしょ?」と言われた。
うん、確かにいい子だ。

MG「なまえっていい子だね。」
「え、あ、あの、ありがとうございます…。」

チラッと目が合ったと思ったらサッと逸らされて、なんだか悲しくなる。

MG「なまえさ、」
「はい、」
MG「俺のこと怖い?」

目を合わせてくれないから聞いてみた。

「…まあ、それなりに…。」

それなりに怖いってどゆこと!?

MG「うわーごめん!怖がらせるつもりなかったんだけど、ほんとごめん!やっぱり俺でかいから怖いよね?あ、違う?兎に角ごめん!」

顔の前で手を合わせて謝ると、ふはっと笑う声が聞こえてゆっくりと顔を上げる。

そこには椅子に座ってても同じ目線のなまえが立ってて、見たことない顔で笑ってた。

MG「何で俺が謝ってるのに笑うの!」
「ふふ、いや、すみません。大きいから怖いって…私子供じゃ無いですか。」

何だよ、可愛い顔して笑うじゃん。

MG「なまえが小さいんですー!何センチ?」
「170です。」
MG「え?」
「すみません、嘘です。157です。クソチビです。」

なんかウォヌヒョンとかが構う気持ちわかってきたかも…。

MG「いいじゃん、ちっさくて可愛い!」
WN「ミンギュ背の高い女の子がタイプじゃん。」
「そうなんですねー」

気持ちのこもってない相槌。
ヒョン!何でわざわざ今そんなこと言うのさ!

鏡越しにウォヌヒョンを見ると悪戯に笑ってた。
まあ、なまえと話せるようになったし、良かったかな。




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