【15.日焼け止めは必須です〜なまえ〜】
久しぶりに親父が帰って来た。
夜中に帰ってきたらしい。
爆睡ぶっこいててすまんよ。
いつぶり?3週間ぶり?
『最近どう?』
「ん、ふつー。今日体育祭だよ。」
『なまえは何に出るの?』
「借り物競走。」
『運動会やな。』
「それな。」
ご飯を食べながら、親父はお酒を飲みながら私の作ったご飯を摘む。
『他の競技は?出ないの?』
「出る予定だったんだけど、ミンギュにダメって言われたからそれだけ〜。」
『ミンギュって前なまえをおぶってた子?彼氏?』
「彼氏じゃないわ!あんなイケメン彼氏だったら刺されるっちゅーねん!」
でもパパもイケメンだよ?なんて言うからとりあえず無視しとこ。
『怪我しないようにね。』
「うんー。親父も無理しないように。」
『パパって呼んでや〜。』
「やだ。」
パパなんて、呼べるか!
『天気良いから日焼け止め持っていきや〜。』
「んー。じゃあ行ってくる〜。」
エントランスに着くと、いつもいる大きい背中。
「お手!」
MG「おい、一発目それかよ。」
「へへ!てかもう夏じゃん!暑い!」
外に出れば太陽の光がジリジリとしてて、黙ってたら焦げそう。
まだ7月上旬なのに。
MG「日焼け止め塗ったか?」
「まだ。」
MG「荷物持っててやるから塗れ。」
「へーい。」
親父とキムミは似てるところがあると思う。
例えば、こういうとこ。日焼け止めを塗れとか。
歩きながら日焼け止めを塗り終える。
「キムミも塗る?」
MG「俺はいい、男だから。」
「ボディービルダーは黒いもんね。黒光ってるもんね。」
MG「おい、誰がボディービルダーだ!」
いや、マッチョやん!!!
やっぱり練習生ってやつだから、鍛えてんのかな?
あの太陽に向かって走るんだー!とかやってんのかな?
「ふふっ…。」
MG「なに笑ってんの?キモイぞ。」
「おい!乙女にキモいって言うなよ!」
MG「ん?あ?乙女なんて何処にいるんだ?」
くっそー!
背が高いから、私を視界に入れないように辺りを見渡す。
「そのうち170センチになるんだからな!覚えとけよ!」
MG「はいはい。おチビちゃん。」
「…マッチョゴリゴ……っんぐ!」
頬っぺ潰されて、最後まで言えんかったわ!
くそが!!!
MG「じゃあな。」
「うぃ〜!」
キムミと別れ教室に入る。
「モーニンモーニン!」
MJ『おはよ!今日も元気だね!』
「最早それだけが取り柄かもしれん!」
体育祭ってこともあってか、今日はやけに賑やか。
ユリは体が弱いから競技には出ないみたい。
ミンジがバレーボールで、ユナがテニス。
フリフリのパンツにミニスカート!!!
やっぱり可愛い、着たかったなー。
「わいもテニスしたかったっす…。それ着たかったっす。」
YN『でもオンニ足にボール当たるじゃん。』
「才能皆無だったよね。」
YN『絶叫してたもんねㅋㅋㅋ』
悲しいっす。良い発声練習になりましたよ。
YR『おはよう!』
「おはよ〜ってジャージ姿すら美しいなあんたは!」
MJ『言い方!ㅋㅋㅋ』
ジャージにクラスTシャツ姿のユリにババアびっくりだよ!
なんで普通のジャージとTシャツでこんなに美しいんだよ!
「くっー!羨ましいぜ!ミンジもユナもくそ可愛いし!ババアだけ芋ジャージ感…。」
YR『芋ジャージって何ㅋㅋㅋなまえは本当に面白いね!』
ああ、笑った顔も爽やかかよ!
ミンジがバレーボールに行くから私たちも応援の為に第一体育館に移動する。
やっぱりバレー部の人達ってみんなスタイル良いよな〜。
「バレー部入ったら私も身長伸びるかな?」
YR『多少は伸びるかもね。でもなまえはそのままでいいじゃん!可愛いよ?』
YN『うん!デカいオンニは嫌だなー。』
そうか、デカい私は嫌か。
「態度も声もデカいしな。」
………
「出たな!巨人ぞ…んんん!!!」
巨人族の大きな手が私の口を塞ぐ。
巨人族の後ろからやっほ〜と登場するF4に、騒つく会場。
ちょっ、その前に手を退けてくれ!
バシバシとキムミの腕を叩く。死ぬ!!!
MG「ん?」
HS「なまえ死にそう。」
MG「え?あ、ごめんㅋㅋㅋ」
キムミの手がデカすぎて鼻まで覆うから息できんかったわ!
「バイオレンスか!殺す気か!」
MG「ごめんて!」
いや、くそ笑ってんじゃねーか!
「肩揺らして笑ってんじゃねー!」
MG「ははは!うける!」
「うけねーよ!」
全く、本当バイオレンス…ってやべぇ…。
キムミだけじゃなく、F4揃ってんのに、こんな色んな人が見てる中で喋っちゃってんじゃん!
刺される!!!
他人の振りせんと!!!
「キョウモイイテンキデスネ。」
MG「何なの急にㅋㅋㅋ」
「刺されないように他人の振りです。」
MG「お前はいつも誰に狙われてんだよ!」
いや、やめて、F4みんな笑わんといて、わしまじ刺されるだけじゃすまないじゃん!
ミサイル撃ち込まれるじゃん!
JH「相変わらず仲良しだね〜」
「いやいや、どこ見てんすか。全然仲良くないっすよ?さっき、この巨人兵私の息の根止めようとしたんす…んなっ!!!潰れる…!」
MG「おい、俺はいつから兵隊になったんだ?」
「へへへ!ってまじ、潰れる!どけ!」
なに?と言ってさらに体重をかけてくる巨人兵。
いや、まじ潰れる、誰かにミサイル撃ち込まれる前に圧迫死する!!!
MG「退いてくださいイケメンミンギュ様。」
「ドイテクダサイ、キョジンヘ…あー!イケメンキムミサマ〜」
MG「本当バカ。」
やっと圧迫死から解放された。
まじ死ぬかと思ったわ。
ってえ!?
「後1試合で終わっちゃうじゃん!」
DK「ちゃんと見ないと!」
「いや、この巨人兵に言ってくれ!」
MG「…おい、ちょっとあっち行こうか?」
「ごめんなさいごめんなさい!あー!みんじやーファイティィィーン!!!」
MG「うるせー!」
あ、ミンジと目合った!!!
全力で手を振ったらめっちゃ笑われた。
JH「なまえは日焼け止めちゃんと塗ったの?」
MG「来る時塗らせた。」
バッチグーと親指を突き出す。
YR『いい旦那だね〜』
「こんなバイオレンスな巨人兵の旦那は嫌よ。」
MG「あ?俺だってこんなアホづらのクソチビやだわ。」
ほぼ悪口!!!
HS「じゃあ俺の嫁においで〜!」
MG「は?スニョヤヒョン!」
…え?
JH「スニョヤより俺のとこに嫁においでよ〜!」
MG「いや、ハニヒョンまで…」
…ええ!?
DK「なまえモテモテだね!」
えええ!!!いやいやいや!!!
「ミサイル撃ち込まれたくないので、丁重にお断りします。」
MG「だからお前は誰に狙われてんだよ!」
怖い怖い!F4こわいよー!
YN『あ、ミンジ達勝ったよ!』
「おぉ!!!みんじやー!よくやったー!」
すごいなー!ってF4のせいであんまり見れなかったけど。
DK「次バスケだから行かないと。」
HS「そうだね!応援よろしくね〜!」
次はバスケなんだ。
「チアガールに着替えてく…」
MG「あ?」
JH「え!?なまえチアガールになってくれんの?」
「なりま…」
MG「せん!てかなるな!」
もー!なんでそんなにすぐ怒るかなー!
「そんなにポンポン持って応援されるの嫌なの?」
DK「いや、たぶんそうじゃないと思うよ?」
YR『うん、違うと思う。』
え?どゆこと?
MG「大人しくそこで見てろ。分かったか?」
「あー!潰れる!分かったから早よ行け!」
もう、身長縮んだらどうすんだよ!!!
YR『夫婦だね〜。』
YN『ほんとね。』
「ん?」
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