【26.大事なお知らせ〜JH〜】

今日から夏休み。

MG「久しぶり〜!」

4日ぶりにミンギュが練習室に来た。

HS「ミンギュ!久し振り!お前学校も練習も休んでどうしたんだよ?風邪?なまえもずっと見てないし。」

ミンギュに駆け寄ったホシに続くように俺とソクミンも続く。

MG「練習休んでごめん、ずっとチビの看病してた。」

…看病?
チビって妹のこと?それともなまえ?

SC「おー!ミンギュ!なまえの調子はどう?良くなったか?」
MG「案の定脅威的な回復力発揮してるよ。」
SC「それは良かった!今日の練習帰りにでも、様子見に行こうかな?」
MG「桃食べたいって騒いでたから買ってあげて。」
SC「俺は親戚のアボジかよ!」

…いや、待て待て。
何でスンチョルがなまえの体調気にしてんの?
しかも、様子見に行くってなに?

え?なまえと知り合いなの?
俺と同じ疑問もホシとソクミンも持ったようで、頭にハテナを浮かべている。

DK「ちょっと、ヒョン!ヒョンもなまえヌナと知り合いなの?」
SC「まあな。俺、イケラクだから。」

…何イケラクって。

WZ「イケラクやめろㅋㅋㅋ」

ジフニも知ってるの?いや、意味が分からない。

JH「どう言う事?」

5日前、なまえがパクヘジンにボコボコにされたこと、たまたまミンギュに用が合って家の前にいたジフニがボロボロのなまえを発見して、家の近いスンチョルに助けを求めたことを話してくれた。

なるほど…。

HS「なまえは!?大丈夫なの!?」
MG「まだ全力で動けるわけじゃないけど、口と顔だけはうるさいから大丈夫。」
DK「顔がうるさいってなに?ㅋㅋㅋ」

やっぱりあの後もやられたんだ…。
俺がミンギュに言ってたら良かった、そしたらなまえは傷付けられずに済んだかもしれないのに…。

JH「ミンギュごめん。俺のせいだ。俺知ってたのになまえに口止めされたから言うの躊躇ってて…。」
MG「ヒョンのせいじゃないよ。あいつ馬鹿なくせに俺らのこと考えて言わなかっただけだし、なんならヒョンに隠し事させて悪いことしたー!って騒いでたよ。」

騒いでるなまえは直ぐに想像出来る。

JH「俺も今日お見舞い行っていいかな?」
MG「喜ぶよ。あいつ暇すぎて項垂れてるから。」
HS「俺も行きたい!なまえとずっと会ってないもん!」
DK「そうだね!僕らも行っていい?」
MG「いいんじゃない?」

なんか皆んなで行く感じになってるけど、まあいっか。
仕方ないからオッパが甘えさせてやろう。

JS「またヨジャ来るみたい。」
SG「またですか?もう疲れてるのに…。」
JN「女の子いると気使って疲れるよね。」

正直俺らは疲れ切ってる。
女の子居るだけで、気を張り続けなければいけない。

でも何でなんだろう。
なまえと居る時は気を張ったりしないのに。

バカだから?
…そう言うことにしとこ。

『お願いしまぁ〜すっ!』

………小さい“あ”とか入れんな、語尾を伸ばすな、鬱陶しい。

『オッパたちやっぱり凄いですね!』

当たり前じゃん。
お前らみたいに生半可な気持ちでやってないんだよ。

その後も一緒にダンスレッスンをするも、ついて来れない挙げ句弱音を吐き出す始末。
結局どいつもこいつも同じ。

ただ俺らに近付きたいだけ。

『1時間休憩に入る。再開は2時からな。』

先生が出て行くと、ここぞとばかりに近寄ってくるヨジャ2人。

『良ければお昼一緒に食べませんかぁ?』

だから、語尾!!!

MG「おい、一発目からそれかよ!」

え!?あぁ電話かびっくりした、ヨジャに言ったのかと思った。

MG「うん、そう、冷蔵庫の下だバカ!そうそう、あ、終わったら皆んなで行くわ。ん?そうそう…は!?バカか。おう、薬飲んでよ?ん、じゃあね。うっせ!はぁ?はいはい、好き好き。じゃあ切るよ!」

電話の相手は間違いなくなまえ。
もう会話がカップルなんだよな、好き好きって何だよまったく。

HS「行っていいって?」
MG「うん、茶出してやるから桃食わせろって。」
WZ「どんだけ桃食いてぇんだよ!」
MG「何か日本の歌歌ってるんだよ、“桃色の片想い”って。振り付きで。」

いや、謎!でも見たい!
何でなまえはそんなに面白いんだよ。
ここに居るヨジャと大違いって、存在忘れてた。

『あのぉ〜…皆さんお昼は…?』

SC「2人で行って下さい。僕らちょっと話があるので。」
『私たちもメンバー候補だから、混ざります!』
SC「現メンバーだけに話したいので。出て行ってもらえますか?」

スンチョルが少し凄んだように言うと、ヨジャは渋々出て行った。

SG「ヒョン!追い払ってくれてありがとうございます!」
SC「うん、いや本当にお前らに話があるんだよ、な?ジフナ。」

急に話を振られたジフニは「俺かよ。」って少し驚いてる。

SC「PDだからな。」
WZ「そうかよ。ホシとミンギュには事前に相談してたから知ってるんだけど、ここになまえを加入させるのはどうかと思ってる。」

…は?え?

DK「なまえって…僕らの知ってるのなまえヌナ?」
WZ「うん。」
JH「は!?嘘だろ!?まじで言ってんの?」

空いた口が塞がらないとは、まさにこの事だと思う。なんで急になまえを加入させることになった?てか、ジフニたちはいつからそんな事考えてたんだ?

WZ「事務所がどうしてもここにヨジャを入れるなら、なまえしか居ないなって思ったんだよ。あいつなら俺らとも上手くやれるだろうし。」

うん、それはそうだよね。
なまえなら俺らとは上手くやれるよ。
いや、でもさ…

SC「なまえにやる気があるなら俺もなまえしか居ないと思ったよ。この前初めて会ったけど、思わず突っ込んじゃったし。」

そうなんだよね、なまえにはそういう魅力はあるけどさ…。

DK「僕はなまえヌナのこと知ってるから言えるだけかもしれないけど、他の子が入ってくるくらいならヌナがいいかな…。」

そう言って様子を伺うように俺を見るソクミン。

JH「俺も根本的に賛成だよ。たださ、なまえは歌ったり踊ったり出来るの?ミンギュの周り走り回ってるイメージしかないんだけど。」
VN「何それすごいイメージ。」
MG「まじでそんな奴なんだよ。」

呆れたように、でも嬉しそうに笑ってるミンギュに、マジでいつもチョロチョロしてるってスニョンも付け足す。

WZ「踊りれるかは知らないんだけど、取り敢えずこれ聞いて。」
HS「ジフナ渾身の盗聴!」
WZ「その言い方やめろ。」

盗聴って、ジフニ何したのさ…。
ジフニがパソコンを開いて音楽がかかる。
…カラオケ?確かに音の悪さから盗聴感はある。

……え?

JH「まさかとは思うけど、歌ってんのなまえ?」
WZ「そのまさか。」
DK「うわ!めっちゃ上手い!喋ってる声と全然違うね!」

そうなんだよって何故か優越感満載に応えるミンギュ、まじで旦那かよ。

SG「女の子ですよね?」
MG「一応。」
JS「中性的な声だね、しかも上手。」
VN「うん、上手。」

ジュンとウォヌも頷いてる。
まじで喋ってる声と違い過ぎる。

俺らの反応を見てからスンチョルが口を開いた。

SC「反応は良さそうだな。まあ、まだなまえには言ってないから決まってはないんだけど。

取り敢えず見学に来るから、その時に言おうと思ってる。代表とマネヒョンには伝えてあるから。」

まだこれがなまえが歌ってるなんて信用出来ない…。
でも、なまえがここに居たら面白いんだろうな。




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